羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)ということわざがある。
熱い吸い物のために口の中をやけどし、それに懲りて冷たいあえ物まで、冷まそうとして吹くこと
失敗に懲りて、必要以上に警戒心を持つことをいう。
安倍晋三は小さいころから「お坊ちゃん」として育てられ、政界でも祖父の岸信介や父の安倍晋太郎の威光に支えられて今まで生きてきた。たたき上げではないからコロナウイールスのような突然の逆風には抵抗力が無いようだ。
こんな時には今まで菅官房長官が体を張ってガードしていたのだが、「桜を見る会」の炎上騒ぎですっかり冷めた関係になってしまった。
頼るのは今井補佐官などの側近だが、彼らは権力争いには長けているが、今回のような未経験の分野は赤子同然。
感染症の知識もないのに権力だけは振るいたがるから、今回のような安倍晋三の「見切り発車」になってしまった。
与党(自民党や公明党)との根回しもなく、今までポチと思われていた萩生田文科相からの抵抗も押し切って暴走だ。
北海道の鈴木知事の緊急事態宣言」はやりすぎ。2日くらい自宅待機してどうなるものでもあるまい。
戦時中ではないのだから人を驚かすような言動は避けるべきだ。
官邸と国立感染症研究所が入れ智慧しているのではとの影も浮かんでくる。
もう少し大きな視点で「新型コロナ」を考えるべきではなかろうか。
症状から言ってインフルエンザの変形と捉えてよいだろう。
インフルエンザは例年11月ころから始まり遅くとも4月ころには収束する。
今年度のインフルエンザのピークは12月23日から29日の週だ。(地域によって偏りはある)
そして2月17日から23日の週には累積の患者数は約670万人で4週連続して減少している。
「新型コロナ」は高齢者や持病を持つ人にやや厳しい面はあるが、かかっても8割の人は軽症だ。
であるならば、政府のやるべき仕事は検査体制の拡充と医療施設の受け入れ態勢の見直しである。
向かう先が間違っている。
いたずらに国民の不安を煽り、しかもその上責任までも押し付けるな!
北海道に住んでいて「新型コロナ」対策として抜け落ちている部分はないかと考えたら、やはりあった。
それは「乾燥対策」だ。現在の室内の湿度は33%だ。通常は50%~70%必要だろう。
ウイルスは通常水分を含んでいるが、この水分が乾燥した空気にさらされ蒸発すると、ウイルスは軽くなり、私たちの身の回りを浮遊し始めるという。
北海道は寒さ対策ということで部屋の気密性を高めている。そして窓を開けての換気はほとんどしない。
北海道で「新型コロナ」が増えた原因に「乾燥対策が欠けていた」という点があるのではなかろうか?
今のところ対応できる治療法がないという。
しかし気温と湿度の上昇が始まる4月以降、「自然」が最大の治療法を提供してくれるかもしれない。