日本のポスト・ロックバンド、ROVOのライブアルバム
ジャンル:ポスト・ロック/スペース・ロック
オススメ度:★★★★★
ROVOは勝井祐二(バイオリン)、山本精一(ギター)らが中心となって結成されたバンドであり、芳垣安洋と岡部洋一の2名からなるツインドラムにより人力トランスバンドと呼ばれるバンド。
作風はクラウトロックに影響を受けた、10分超えの長大な楽曲が特徴。ツインドラムにギターとバイオリンが絡み合い濃厚なスペース・ロックを展開しています。
このライブアルバムはもともとライブ会場のみで販売されていたオフィシャルブートレグという立ち位置でしたが、あまりの内容の良さに正規のライブアルバムとして発売された経緯があります。
全曲ハイライトなのですが特にトラック3の「CISCO」とトラック4の「KoNuMu」の演奏は鳥肌もの。
「CISCO」は27分30秒の大曲であり、宇宙に漂っているようなアンビエンスな響きから始まり、バイオリンの音色が加わりながら徐々に盛り上がっていき、ギターの音が爆発して強烈な高揚感を味わうことができる楽曲です。
「KoNuMu」は高速のドラムをバックにバイオリンとギターが鳴り響き続け、トリップしてしまいそうな演奏となっています。
本作はROVOが人力トランスバンドと呼ばれる所以を存分に感じることができる素晴らしい演奏となっています。サブスクで配信されていないことが欠点ですが、ぜひ手にとって聴いて欲しい作品です。
【トラックリスト】
1 KHMARA
2 iNA-X!
3 CISCO
4 KoNuMu
KoNuMu
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