アメリカデトロイト出身のロックバンド、MC5の1stアルバムでありライブアルバム。
MC5のメンバーは以下の通り。
ロブ・タイナー - ヴォーカル
ウェイン・クレイマー − リードギター
フレッド・ソニック・スミス - リズムギター
マイケル・デイヴィス - ベース
デニス・マシンガン・トンプソン - ドラム
MC5は歪んだ大音量のギターと過激なパフォーマンスが特徴のバンドであり、今日ではパンクの先駆者と評されているバンドです。
本作はMC5の1stアルバムでありライブアルバムにもなっている内容。破壊的なギターの音にハイテンションなヴォーカルが特徴ですが、Ramblin' RoseやKick Out the Jamsのようにフックが効いたギターリフも魅力です。
オープニングを飾る「Ramblin' Rose」、Mother F*ckerで始まる「Kick Out the Jams」、トラック2からそのまま続く「Come Together」、パンクロックな「Rocket Reducer No. 62 (Rama Lama Fa Fa Fa)」などがハイライトです。
ちなみにタイトルのKick Out the Jamsとはステージ上で演奏(ジャム)しているバンドに対して、「さっさと演奏をやめろ(ジャムを蹴り出す)」と習慣的に言っていたことが由来となっています。
ストゥージズと並びプロトパンクの重要なバンドとして語られることが多いですが、大音量で聴いて純粋に音の洪水を楽しむのも一興です。
【トラックリスト】
1. Ramblin' Rose
2. Kick Out the Jams
3. Come Together
4. Rocket Reducer No. 62 (Rama Lama Fa Fa Fa)
5. Borderline
6. Motor City Is Burning
7. I Want You Right Now
8. Starship
Kick Out the Jams(1970Live)