直枝政広率いる日本のロックバンド、カーネーションの4thアルバム。
カーネーションはバンド名を変更する前のバンド名が『耳鼻咽喉科』であったほど、当初はひねくれた音楽性を持っていたバンド。
その性質から初期は「和製XTC」、「ムーンライダーズの弟バンド」と呼ばれることもありましたが、次第にポップな作風にシフトしていきます。
このアルバムはポップな方向を目指した果てに生まれた作品であり、カーネーションらしさとポップさがハイレベルで両立された彼らの最高傑作と呼び声の高い名盤となっています。
型にはまらない自由なロック、遊び心や時に毒のある歌詞が特徴であり、非常にバラエティ豊か。リスナー飽きさせることなく最後まで駆け抜けていきます。
ハイライトがとにかく豊富であり「オートバイ」、「体温と汗」、「未確認の愛情」、「学校で何おそわってんの」、「毒よ眼ざめなさい」など名曲が多数。
アルバム後半には島倉千代子のカバーの「愛のさざなみ」、「The End of Summer」、「地球はまわる」などエンディングっぽい楽曲が立ち並び、アルバムタイトル曲の「天国と地獄」と〆。
アルバムの曲順がとても考えられていてトータルアルバムとして聴かせる構成になっています。
【トラックリスト】
1. オートバイ
2. 体温と汗
3. 未確認の愛情
4. ハリケーン
5. ファームの太陽
6. いくいくお花ちゃん
7. 学校で何おそわってんの
8. 毒よ眼ざめなさい
9. おはよう
10. 愛のうわばみ
11. 愛のさざなみ
12. The End of Summer
13. 地球はまわる
14. 天国と地獄
体温と汗
地球はまわる
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