【音楽アルバム紹介】Led Zeppelin IV(1971) - Led Zeppelin

イギリスのロックバンド、レッド・ツェッペリンの4thアルバム。

厳密には本作はタイトルがなく(無題)、便宜上『Led Zeppelin IV』や4つのシンボルがあることから『Four Symbols』と呼ばれています。

ジャケットにはバンド名やアルバムタイトルはおろか、レコード番号、レコード会社名まで排除されており、ジミー・ペイジの楽曲に対するこだわりが表現されています。

老人と都市が対比されたアートワークは自然と文明を表し、無作為な開発に対する警鐘を表していると言われます。

楽曲の方はハードロック要素を持ちつつも、フォーキーでブルージー。前作『LED ZEPPLIN Ⅲ』の延長線とも呼べるサウンドになっています。

本作を語る上で欠かすことの出来ない楽曲『Stairway to Heaven』

徐々に盛り上がっていき、ギターソロでそのカタルシスを開放する構成になっています。

哲学的な歌詞でなかなか難解なんですけど、『音楽こそが万物を黄金に変える』『より高次元な場所へ登る様子』といった意味で解釈されることが多いです。

【トラックリスト】

1. Black Dog

2. Rock and Roll

3. The Battle of Evermore

4. Stairway to Heaven

5. Misty Mountain Hop

6. Four Sticks

7. Going to California

8. When the Levee Breaks

Stairway to Heaven(Official Audio)

【歌詞】

輝くものは全て黄金だと信じる貴婦人がいる

そして彼女は天国への階段を買おうとしている

そこに着いた彼女は知っているんだ

店が全て閉まっていても、一言で目的の物が手に入るのだと

ああ、そして彼女は天国への階段を買おうとしている

壁に張り紙があるが、彼女はその意味を確かめたい

なぜなら言葉には時々、二つの意味があるのだから

小川の木の上で、さえずる鳥がいる

時々、我々の考えをすべて疑ってしまう

ああ、不思議なことだ

ああ、本当に不思議なことだ

西の方向を見ると感じるんだ

自分の魂が立ち去ったことを悔やんで泣いていることを

考えていると木々の間から煙の輪が見えたんだ

そして見守る人々の声が聞こえる

ああ、不思議なことだ

ああ、本当に不思議なことだ

ささやく声が聞こえる

我々すべてがその調べを奏でれば

笛吹きが我々を理性へ導いてくれるだろう

そして長く立ち尽くした人々に新しい夜明けが訪れるだろう

森は笑い声を響かせるだろう

生垣の中から喧騒が聞こえても、怖がらなくていい

それは五月祭の女王のための春の大掃除だから

そうだ、進む道は二つある

しかし長い目で見れば

君が進む道を変えるための時間はまだある

不思議なことだ

頭の中でブンブン音が鳴って、鳴り止まない

あなたは知らないかもしれない

それは笛吹きがあなたを仲間に誘っているんだ

親愛なる貴婦人、風が吹く音が聞こえるだろうか

あなたが求める階段はささやく風の中に横たわっている

そして曲がりくねった道を進むと

我々の影は魂より高くなっている

我々がよく知る貴婦人がそこを歩いている

彼女は白い光を放ち、示している

すべてを黄金に変える方法

そしてじっと耳を傾けると

ついにその調べが届くだろう

すべてが一つになり、一つがすべてになるとき

転がることのない一枚岩になる

そして彼女は天国への階段を買おうとしている