議会合同委員会で説明がありました。
計画案http://www.memuro.net/gikai/iinkai/H24/soumu_keizai_kouseiH241030NO03.pdf
場所は現在地。
面積5000平米。
事業費は23億円程度。
建設の為の基金を積み立て12億円になったら着手する
新築する理由
①施設が老朽化している
②災害時防災拠点としては耐震基準を満たしていない
(平成6年2月に耐震補強工事実施済み)
構造耐震判定指数 0.9が望ましいが0.75である。
③住民サービス向上のため中央公民館や保健福祉センターに分散している窓口を一本化する
④バリアフリー化の不足
問題は
老朽化した役場庁舎はやがて使用できなくなる
修理費もかさむ 将来どうしたらよいでしょうか?
ということであります。
コンクリート建物の法定耐用年数の50年も迫っていますが世の中には50年以上経過した役場庁舎も多く存在します。
考えられる選択として将来に向けて
1.新築する
2.めむろーど、中央公民館、保健福祉センターなど既存施設を使い新築しないで役場の機能を維持する
今回初めて費用などの大まかな計画が提案されました。
この提案を受けて議会としては2の新築しない場合の費用、メリット、デメリットなども行政より提案してもらい町民の意見を吸い上げ徹底検討するべきと考えます。
現時点で私の考える問題点
・費用を工面できるのか
・財政状況(貯金・借金)は建設によりどうなるのか
・住民サービスの質を低下させずに23億も出せるのか
・防災の拠点とはどういうことか 防災拠点は基準満たしている消防署ではダメなのか 震災後そこで何を行うのか
・そもそも構造耐震判定指数は確かな信頼できる指標なのか
耐震工事実施したのに無駄だったのか
・大震災で古い町民の住宅が被災倒壊して多数の死者がでたと仮定したとき役場だけは生き残り新築して良かったといえるのか?
・役場機能が一箇所にまとまる事がどれだけ町民が求めているのか(分散しているのが大変不満、問題であると考える町民がどれだけいるのか)
・役場機能の分散化が新庁舎ができるとどの程度行政効率があがるのか
・庁舎老朽化により新築すると同じ程度今後修理費が発生する見込みと行政は言うが本当なのか
築年数が芽室町より古く耐震基準以下の役所は全国に存在します。例えば旭川市役所庁舎など 建物の補修費がどの程度発生しているのか
・新庁舎の維持費は現在の維持費と比べてどうなのか
・施設分散で新築を先送りした場合どのようなメリット、デメリットが予想されるか? (町民サービスの質とコストに置いて)
・大型物件の新築の場合地元業者は下請けで利益も少ないと聞いているが地元に最大限の利益が落ちるような仕組みを適用できないものか
・新築ということに対して町民の意見はどうなのか?
現在芽室町議会は議会基本条例制定の他議会活性化に取り組んでいます。
町民の声でこんな事が聞こえました
もう役場新築は決まった事なんでしょ?
私らが何か言っても全然意見など検討してくれるのか?
まだ1歩進んだだけで何も決まっていない白紙状態ですのでここからスタートです。1番大事なのは町民の感覚による意見です。
町民の方が的確な判断ができるように役場、議会がその材料をお示しする義務がありその仕事がうまくできれば議会活性化の成果があったという事になり、出来なければ議会基本条例など何のための物かということになると考えます。
議会基本条例を制定するとどう変わるのか
①町長が条例案を説明し、議員は質問するだけという地方議会のあり方を見直し、さらに活発な論議が行われる。
②議会は自治体事務の立案、決定、執行、評価における論点、争点を広く町民に明らかにする責務を有しているので、議員間の自由討議が活発になる。
③ほとんど使用していない議会の大きな権能を発揮して町長と切磋琢磨することでよりよい芽室町の経営を目指す
・町長の提案の修正
・議員からの提案
・調査権の発動
町長に対しては、
(1)政策等の発生源
(2)検討した他の政策案等の内容
(3)他の自治体の類似する政策との比較検討
(4)実施にかかわる財源措置
(5)将来にわたるコスト計算
(6)総合計画における根拠、位置づけ
(7)関係ある法令、条例
などを具体的に提示することを義務づけるため町の政策のレベルが上がる。
役場職員9名が岩内町、新冠町、揖斐川町に視察にいきました。
姉妹都市の『 揖斐川町新庁舎 』
町の木"ケヤキ"がシンボルツリーです
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新冠町役場庁舎
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こんなコメントが寄せられました。
職員給与や無駄な公共事業で思うのは、市民には何の損も無いように思えてしまう事が問題の本質です。
「橋を造るので、一人1万円ずつ出せ」と言われれば、必要かどうかを考えると思うのですが、そうではないので、「もらえるモノはもらっとけ、造れる物は作っちゃえ」となるのです。
でも、カネのなる木があるわけではないので、いずれ国民(納税者)に負担がまわってくるのは確実なんですけどね。
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