今回の通信から勝毎全件チラシ配布する予定です。
又、ダイイチスーパー芽室店様入り口付近に置かせていただいています。
議員活動通信 2012年7月発行
第5号 夏 〔年4回発行〕 発行者 芽室町議会議員
吉田 敏郎
この通信は芽室町議会としての公式のものではなく1議員の個人的な意見、感想です。
上芽室南1-5-14 Fax 62-7779 携帯 090-6216-8371
町議会議員として1年が経過しました。
本会議で反対の意思表明を行わないのに後からこの通信やネットのブログ等で反対の立場で物を言うのはおかしいのではないか?との指摘を受けました。
役場内でキチンと練り上げた政策を私の個人的意見で反対などしていいのだろうか?との想いから議場では反対しませんでしたが大きな間違いと反省しています。
前向きな批判を議会という舞台で発言することこそが議員の仕事であると感じています。
今後は町長の提案に対して予算・決算など適時に議場で意見表明していきます。
議員の仕事とは何をするのか1年間勉強させていただきました。
ブラジルゲートボール連合との親善交流協力協定(仮称)を締結するため町長と職員1名、町民の方6名が6月末にブラジルやパラグアイを訪問しました。
( 飛行機滞在24時間 エコノミー席で大変ご苦労様でした)
平成3年から過去4回ブラジルからのゲートボール愛好者の芽室町への訪問、芽室町側も過去3回ブラジル訪問を実施して交際親善を実施しています。
主な目的はブラジルゲートボール連合が創立30周年記念式典と国際親善ゲートボール大会を実施して今後も末永い継続的な親善交流のための協定を締結との申し出を受け署名、調印を行うものであります。
過去の芽室町の歴史、発祥の地としての社会的責任を考えると理解する面もありますが地球の裏側まで訪問してさらに今以上の国際親善を深める意義と効果について考えるべきと思います。
先人達の熊本、旭川との発祥の地としての今日の地位を確保したご努力とその後の普及活動、芽室といえば「ゲートボール」という認知度の高さは評価するものですが更なる普及に向けては先の見えない状況が続いています。
パークゴルフ発祥の地の幕別町の予算は年間約 50万円
芽室はゲートボール大会助成など予算は年間約 400万円です
今回のブラジル訪問の予算は約400万円です
芽室町開町記念式典では自治功労者、社会功労者、産業功労者、教育功労者、善行者、地域貢献者の方々(75歳以上で50年以上の在住者)に対する表彰状の贈呈を実施していますが
平成24年は受賞者157名に対し式典出席者数は55名と出席者割合は35%でした。
過去3年を見ると受賞者数は増加してるが式典参加者数は減少傾向にあります。
十勝管内19市町村で毎年開催し表彰を実施している町は芽室町と他6町村です。
事業予算は61万円 その内の記念品代は43万円
芽室町議会は議会基本条例の制定と通年議会制度導入の平成25年度施行を目指し協議を進めています
議会基本条例を制定するとどう変わるのか
①町長が条例案を説明し、議員は質問するだけという地方議会のあり方を見直し、さらに活発な論議が行われる。
②議会は自治体事務の立案、決定、執行、評価における論点、争点を広く町民に明らかにする責務を有しているので、議員間の自由討議が活発になる。
③ほとんど使用していない議会の大きな権能を発揮して町長と切磋琢磨することでよりよい芽室町の経営を目指す
・町長の提案の修正
・議員からの提案
・調査権の発動
町長に対しては、
(1)政策等の発生源、
(2)検討した他の政策案等の内容、
(3)他の自治体の類似する政策との比較検討、
(4)実施にかかわる財源措置、
(5)将来にわたるコスト計算、
などを具体的に提示することを義務づけるため町の政策のレベルが上がる。
コスト低減の為の提案です
●印刷物のコスト表記
市が発行する広報紙、報告書、パンフレット、ポスター等であって、印刷業者等に作成を発注するものを対象とします。
(例)「この○○は△△部作成し、1部当たりの印刷経費は□□円です。」
「芽室町広報誌すまいるの1冊当たりの印刷経費は□□円です」 芽室も「すまいる」については実施済み
●イベント等のコスト表記
市が主催する講演会、シンポジウム、フォーラム、研修等の行事を対象とします。
(例)「このイベントの開催に要する経費は、○○万円です。」
さいたま市の取り組み
行財政改革における無駄ゼロ改革と情報公開日本一を推進する取組みの一つとして、市報など、市が発行する印刷物や、市が主催するイベントのコストを表記しています。
これにより市政の透明性と職員のコスト意識の更なる向上を図ります。
芽室町 第5期介護保険料基準額 5、100円
◆介護保険のお金は誰が出すか
サービス利用は1割自己負担 特別養護老人ホーム9月オープン
9割保険給付
保険料が50%(65歳以上1号被保険者21%40~64歳の2号被保険者が29%)
負担金が50% 芽室町12.5%、北海道12.5%、国25%
町内人口は平成22年から26年までは19、300人前後と推定
65歳以上の人口 4、446人(23年)
要介護認定者は推定で24年860人、25年900人、26年950人
実際の利用者数は約80%で24年度は690人
介護保険給付費推定
平成24年度 13億7、000万円
25年度 14億3、000万円
26年度 14億6、000万円
芽室町の負担する公費はいくらか
総費用14億円と仮定すると12.5%で1億7、500万円
23年度実績は1億5、300万円
芽室町防災計画について見直しが行われました。
①5年間で1億3、000万円分の防災備品を購入する
②耐震性貯水槽を25年度に1基作る、
③自主防災組織率を高めるための補助金をだすなどです。
災害弱者(要介護者、高齢者)対策として町内会の防災意識を高め自主防災組織などを作ることで災害時のご近所の防災力を強化することが大変重要と考えます。
しかし48町内会のうち現在が実施済みは5町内会のみ、年間10組織ずつ増やしたいとの計画も苦戦しています。
自主防災組織の大きな役割は災害弱者の存在をご近所が意識する。
その手伝いを行政が行うことが町の防災対策の基本と考えます。
町内会に自主防災組織育成の補助金を出し働きかけをしていますがもう1歩深く働きかけをすべきと思います。
総務常任委員会で 防災を主なテーマに先進地視察で岩見沢市、千歳市など訪問しました。本当にイザというときに役に立つ準備について学習しています。
岩見沢、千歳1泊研修費用 総額約20万円
忙しい町民の皆様の代わりに代表者として議会に出席して発言などしていますが、
①今の町政の課題は何か・・・に対してできるだけ多方面からのご意見をお聞きして自分なりに判断、意見表明する
②その問題に対して議会が何を議論したか、結果どうなったか・・・を町民の皆様にご報告する。
この2点が重要な議員の仕事と考えています。
北大の先生が講演会で町の政策の何を止めるかを町長に提言するのがこれからの議員の大きな役割だと述べられました。
その事の必要性は町民皆が感じているのではないでしょうか
皆様のお知恵をお借りして芽室町民の暮らしが良くなる方向の発言ができればと思います。
私の考える課題について
①今年も大雨などで日本各地で災害が発生しています。防災計画については随時見直し良いものにしていかねばなりません
②町の発注する土木、建設などの工事は業者の競争により価格(落札率)が決まりますが高値落札が多いと思います
③かかった費用とその効果を明確に検証する事が出来にくいもの(町内を回る「じゃがバス」やまちの駅、コロポックル、ゲートボールブラジル訪問)をどう考えるべきなのか
④町職員の持ち家手当てについて議会での議論の必要性を強く感じます
⑤明日の芽室を考えるとお金は子供の教育により多く使うべきと考えます。
無駄を削減してその分を子供達の未来の為に役に立つ事に使うべき・・・・・・
議員提案による条例制定が残りの任期3年でできればと考えています
皆様はどうお考えでしょうか?
・東日本大震災の復興の費用 18.55兆円
・東京電力の損害賠償金 4.5兆円 ・1990年から2005年まで15年で630兆円を公共事業に投入
・社会保障費の増大(2011年実績108兆円)
1、024兆円の借金大国 日本 になってしまいました
50代以下はこの借金から逃げられません
今さえ良ければとこれ以上問題の先送りは許されないと思います。
若者が議会の仕組みを上手に利用、使いこなしてこれからの厳しい時代を乗りきるためにまずは
身近な町政にもっと関心を持ち声を上げていきましょう。
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