九州なでしこ県予選1日目

第31回九州なでしこサッカー大会大分県予選が開幕。
この大会を迎えると「いよいよシーズンが始まる…」と気持ちが高ぶってくる♪
ただ毎年、目を覆いたくなるほどの出来の悪さが目立つ大会でもあり(笑)、リーグ開幕を不安にさせる。まぁ、その反面、最終課題を再確認させてくれる大会でもあるが…さて、今年はどうだろう♪

【1、2回戦】
①10:00～カティオーラ11-0中津ポマト

②11:30～ヴェルスパ大分vs大分トリニータ
初戦の相手はトリニータ。過去、公式戦では未勝利。そうです、勝ったことがないのです(汗)
苦手意識なのか、相性なんだろうか、分からんが…本当に勝てていない。
と、これまでの悪い流れを表すかのような失点光景がいきなり訪れる。

前半5分、DFの曖昧なプレーから危険なバイタルエリアで相手にボールが渡りかける。
CBが下がりながらスライディングしてクリアを試みるも、このボールが詰めていた相手FWに当たり、跳ね返ったボールはそのままヴェルスパゴール方向PA内へと転がり、GK永松と1対1になる。
しかし、永松は全くのノーチャンス。豪快に蹴りこまれ、早い時間帯での失点となった。

えっと、DFの皆さんは改めてこの鉄則を大きな声で復唱してください。
1,2,3ハイ、「DFの鉄則は“簡単にハッキリと大きく”」

よし、「ご安全に」のエアーハチマキを頭に締めて切り替えていこう！

開始から10分、動きが悪い。人、ボール、判断の全てが遅い。
それでも試合の中で改善していこうと思えるプレーや声が徐々に出始めている。この辺は1年間、九州リーグを戦ってきた中での成長部分だと思う。
そして、16分。
前線の熊谷が下がりながら胸でボールを足もとに落とす。と、同時に自分の背中越し、背負っているDFの背後にパスを出す。バウンドするボール、DFに並走されながらも松本がしっかりとシュートコントロール。
ゴールへのパスのような柔らかいシュートでGKの届かないコースに蹴りこみ、1-1とする。ヨシッ！！！

さらに右から釘宮のクロス。ファーサイド、GKの前、DFの背後に走りこんだ戸髙だったが、上手く合わせることが出来ず。DFと重なってしまった部分もあったが触れていれば1点ものだった。くぅ、惜しい。

前半も25分近く、連続してCKを得るも得点ならず。
「得点ならず」とメモしていたら歓声が…顔を上げたときには熊谷がGKと1対1に…GKの動きを良く見ながら左足で上手くゴールに流し込んだ。ぬーー、展開が分からん！！(笑)
どうやら、前から強めていたプレッシャー、GKからのキックを身体に当てボールを奪ったとのことでした。
これで2-1と逆転！！

しかしながら、なかなか連動した組立てが出来ておらず、一つ一つの判断が本当に遅い。そんな中でも逆転して前半を終えることが出来たのは非常に大きかった。


後半3分、相手陣内左サイド深い位置でのスローイン。
松本が足もとで受けると、そのままタッチライン・ゴールラインに沿ったドリブル突破を図り、2人を抜きさり、PA内左サイド、角度の無いところから狙う！一度はGKに弾かれたものの、自らがこぼれ球を拾い押し込み、リードを2点差に広げる♪
更に8分、同じような展開から左サイド松本の速いクロス、ファーサイドに走りこんだ釘宮が豪快に蹴りこみ、4-1とする。

少しずつテンポの良い展開が行われ始め、良い感じ。守備から攻撃まで連動した流れが少しずつ形として現れるようになった。あと、少し！最後まで集中しよう！

そして、3点のリードを保ったまま試合終了。
何度か相手のフィニッシュ精度に助けられたシーンもあったが、ようやくトリニータ相手に初勝利を上げることが出来た。



③13:00～柳ヶ浦8-0カティオーラ

この結果、来週の4月14日(日)代表決定戦は、ヴェルスパ大分vs柳ヶ浦(中津市三光総合運動公園10:00～)のカードとなった。

柳ヶ浦の試合を観ていたけど、昨年12月に九州リーグで対戦したときとは全く異なるチームに成長していました。メンバーが変わってるのかな？？
右サイドの7、左サイドの11のスピードには眼を見張るものがあり、SBがぶち抜かれCBがサイドをケア、中を手薄にしてからのドン！でカティオーラはやられていた。
シンプルだけどあの攻撃は厄介、オランダのワイドトップのような恐怖感がある。

全体的なレベルでは劣っているかも知れないがうちには…

「高校生にはなぜか強い」スキルがある！これが発動すれば勝機は十分にある(笑)

互いに手の内を十分に知っている相手だけにどんな試合展開になるのか楽しみだな♪