銀の人魚の海

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西村賢太、日記

2016-11-21 | 本、雑誌
八月からか、苦役列車で芥川をとった

西村賢太の日記を、中断しつつも読んでいる。

15歳で一人暮らしを始め、19歳の時、初めて水道がついた部屋に入れ、

初めて布団を買ったとあり、私より、15歳くらい下、

そういう生活は全くわからないので言葉がでない。

小学生時代、父が性犯罪者で逮捕され刑務所へ。

父母は離婚し、母、あねと暮らすが、15歳で家出。

布団を買うまでは、タオルなどにくるまって寝ていたという。

今、49歳、三十年前、神奈川に住んでいた時の話し。

涙ぐむほどの経験、想像もできない暮らし。

悪、転落への道へ、いかなかったのは好きな小説があったからこそ。

その時、トイレは共同で汲み取り式だったので、

部屋の水道の場所におしっこを流してすませていたと。^ ^

中卒でもできる仕事を探し、いじめ、仲間はずれなど辛い経験も山ほどだったが、

中卒で一人でも何とか生きていけた。強い方だ。

今なら中卒の仕事はほぼなく、できなかっただろう。

当時でも、心が折れたら、危ない道へ走っていたと思う。

彼自身も喧嘩で二回捕まっているが、

読んでいて、どこか惹かれるもの、ほほえましさがある日常。

日記を追えたら、短編を読んでみたい。

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