サンドラール作。この作家68歳の作品。あまりに精力的な。
主人公テレーズは70歳にして男あさりをやめない豪傑と言っていいだろう。
淫猥な言葉が迸る中にシュルレアリスムをかいま見せる。
何かというと、『黴毒め』という言葉が吐かれる。これが頭に中に
リフレインする。ある意味ではポルノちっくだろうが、内容は的には
ポルノではない。そういった淫猥な表現を借りた、冒険譚なのである。
それは世界の中心たるパリをもってしてそれを中心と据えつつ
それこそが世界の果てとして屹立する。
なによりサンドラールの生き方がすさまじい。
外人部隊、猛獣使い、密輸宝石商、ルンペンなどなど。
一人の人間がここまで多種多様なことをやり続けることが
可能なのだろうか。
だからこそこのような物語を紡ぎ出すことが可能なのだろう。
私は世界の果てを見てみたいと思う。
そこにあるのはいったいなんだろう。
もしかすると昨日の自分の背中かも知れない。
主人公テレーズは70歳にして男あさりをやめない豪傑と言っていいだろう。
淫猥な言葉が迸る中にシュルレアリスムをかいま見せる。
何かというと、『黴毒め』という言葉が吐かれる。これが頭に中に
リフレインする。ある意味ではポルノちっくだろうが、内容は的には
ポルノではない。そういった淫猥な表現を借りた、冒険譚なのである。
それは世界の中心たるパリをもってしてそれを中心と据えつつ
それこそが世界の果てとして屹立する。
なによりサンドラールの生き方がすさまじい。
外人部隊、猛獣使い、密輸宝石商、ルンペンなどなど。
一人の人間がここまで多種多様なことをやり続けることが
可能なのだろうか。
だからこそこのような物語を紡ぎ出すことが可能なのだろう。
私は世界の果てを見てみたいと思う。
そこにあるのはいったいなんだろう。
もしかすると昨日の自分の背中かも知れない。