川上弘美の文章は淡々としているような
それでいてだんだん傾いてくるような。
中央線って独特。
今でも1960年代のヒッピームーブメントを引きずっている感じ。
そのころの中央線を知らないけれどもっとすごかったんじゃないだろうか?
特に中野から西荻窪まで。吉祥寺はちょっとはずれてしまうかな。
高円寺にあった仲屋むげん堂。今でも健在のようだ。
で、どうしてもこのあたりを思い浮かべてしまう。
なんという . . . 本文を読む
読了した。
私の考え方は自閉症的なのかな。
たとえば。自分の中で自分を呼ぶときに第三者的に
”だからおまえは”と考える。
自分のことを他人に話すとき第三者的に語ると言われる。
なにより、この主人公の語り口は私に近い。
だからといって、私が自閉症的なのかは判断する材料を持たない。
お話は悲しいというか。
やはり悲しい。
自我とはいったいなんなの?
私にとってはこの私自身が自我であるし。偏屈なとこ . . . 本文を読む
この映画が良いできか?と問われたらペケでしょう。
問題提起はしている。そのやり方も面白い。
だけど、私にとって良いものでは無い。
残虐なシーンもある。
腕が一部そげてしまった子供。
例の捕まった日本人3人の映像もリアルに過激に
カットなどされていない。
そして、戦車のなかで敵を撃ちまくる時聴く音楽はこれさ!と言う兵士。
CDをヘルメットの中で再生できるとか。
「地獄の黙示録」にあったヘリからワル . . . 本文を読む
ハリーが自分が自分で無いことに気が付く場面が怖い。
クリスに当然のように寄り添うハリー。目覚めたときなんら違和感なく
そこにいるハリー。
そして、私の想いはあの人へ向かってしまう。
もし生きていたらどうなのだろう。
夢に出てくることもある。
もし、隣に何事もなくいたらどうなのだろう。
私が先だったのかも知れないのに。
なぜ、あの人は。
繰り返すなぜの答えはもう知っている。
悲しい気持ちは薄れはし . . . 本文を読む
えええ!なに??
そんなフォントあるの??
と言っていたらあった。
表記は出来るけど、打てやしない。
バングラデシュでは識字率が低いらしい。
だから現地語が必要らしいんだけど。
でもなんでillustratorでは表示できないの??
わっかんないなー。 . . . 本文を読む
21世紀の「アルジャーノン」と言われているそうだけど
その「アルジャーノン」を読んでいない。がしかしとりあえず
これを読み始めた。まだ中途。
しかし、自閉症というものについて私が全く知らない事が
沢山あることに気が付いた。
ちょっと調べてみたいと思っている。 . . . 本文を読む
この作家は諸星を知っているのだろうか。
基本的な異類たちは諸星大二郎のイメージだ。
生物都市から始まるあれら。巨大化、無機物との融合、
意味のない死。そして性。
あれらを一度咀嚼して小説にすればこれになると思う。
イメージとしては面白いし、死に尊厳だの意味だのを
求める必要性を感じない私にとって面白い。
どうしてそうなったのかなど、おっても意味はないのだ。
そしてシマウマ男だけが意味を持ってしま . . . 本文を読む
『第七官界彷徨』
当初もっと幻想的なイメージが吹き出すような小説かとおもっていた。
これを読んでいて宮沢賢治を思い起こした。様々に流れて始まり終わり。
そういった日々を無機物として愛おしんだ宮沢にたいし、感情というもの
自分自身というものをのぞき込みそしてその流れに身を寄せていくのが
尾崎だろうか。
女性らしいと言えばそれまでだけれど、むき出しながら若く、瑞々しい感性が
立ち現れる。
. . . 本文を読む