めるつばうのおもうこと

めるつはミーム機械としてばうを目指します。

2006-05-22 14:35:35 | めるつばうのおもうこと
沢木耕太郎。登場人物は先鋭的クライマーの山野井とその妻。 山野井自信が書いた「垂直の記憶」は読んでいた。 淡々と書かれた文章。決して上手とは言えないが そこの在った者だけが知るリアル。 沢木は平易に書き連ねていく。しかも、臨場感がある。 この作家は上手い作家だなと思った。 高度7000mを越えた場所でのビバークなど 恐ろしい話だと聞く。生きて帰ってくるだけでも奇跡と言われる世界。 酸素が地表の . . . 本文を読む

脱出記

2006-05-22 14:18:56 | めるつばうのおもうこと
スラヴォミール・ラウィッツという、ポーランド人が ソ連に捕らえられ収容所から脱走し歩いてインドまで 歩いていくノンフィクション。 寒さも辛いだろうけれど、ゴビ砂漠はもっと大変だったろう と思われる。 興味深いのはモンゴルに入りラサを目指していると言えば 食料にありつけるという所。 少女を一人連れて行くけれど、死んでしまう。 さて、このあたりはどこまで事実なんだろうと思う。 最後まで助けようとし . . . 本文を読む

プランク・ダイブ

2006-05-17 16:28:03 | めるつばうのおもうこと
SFマガジンに掲載されていたイーガンの作品。 はーどえすえふだそうだ。 お話しとしては、ディアスポラのサイドストーリーという感じ。 時代設定や、出てくる用語はディアスポラのままと言っていいだろう。 すでに肉体を捨てた人間達がブラックホールへダイブする。 ダイブするのはクローン達。 重力の地平。まだ誰も見たことのない世界。 しかも、そのデータも実績も持ち帰ることはほとんど不可能。 それでもそこ . . . 本文を読む

タイ

2006-05-02 17:09:19 | めるつばうのおもうこと
サムイのホテルで見かけたカップル。 欧米人のおやじとタイ人女性。 どうしても、その方向しか思い浮かばない。 もちろん、正式にお付き合いして、結婚している、または それを前提としている人もいるだろう。 がしかし、サムイ島のホテルでタイ人だけのカップルまたは 家族は見かけなかった。まあ、現地だからわざわざいくか! っていうのもありかも。 しかし、このおやじ+タイ人カップルは一人二人じゃない。 どう考 . . . 本文を読む