めるつばうのおもうこと

めるつはミーム機械としてばうを目指します。

勅使川原三郎 佐東利穂子

2008-10-30 14:16:55 | めるつばうのおもうこと
割れたガラスが一面に撒き散らされた部屋。
壁には同じく割れたガラスが左右に天井まで刺さっている。
その中を踊る。パフォーマーの息遣いが聞こえてくる。
踏みしめたガラスが割れ、摺り足で出した足元にはガラスの細かい
破片が舞い散る。

わたしとその部屋との境はただ、5cmほどの淵。手を伸ばしてみれば
ガラスに触れることが出来る。
目前に迫るパフォーマーの佐東。ガラスの音。照明が落ちていくと壁に突き刺さった
ガラスの切片が美しく乱舞する。ぎりぎりのライン。それを乗り越えて
割れたガラスの敷き詰められた床に倒れる。
怪我はしないのだろうかという心配をよそに佐東は踊る。
まるで、ガラスの破片と戯れるように。

身体と言う一つの要素。脳と言う臓器。そして表現と言うひとつのプロトコル。
あまりに言われ続けて手垢のついた言葉ではあるけれど
その現場でしか味わえない臨場感。そして観客を含めたパフォーマンスというもの。
わたしの身体に突き刺さるほど感じてしまった。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (manimani)
2008-10-30 23:55:54
勅使河原三郎はいいですよね!
最近の活動は残念ながら全くフォローしていないのですが昔はよく公演に行きました。

今もスゴそうですね。
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ダンス (merzbau)
2008-11-04 10:18:36
manimaniさんの守備範囲は広いですね。
勅使河原も観ていたのですか!
さすがです。
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いや (manimani)
2008-11-05 04:05:14
どうかんがえても
めるつばうさんのほうが
絶対広いですよ守備範囲

わたしは山にはいきませんし(笑)
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