めるつばうのおもうこと

めるつはミーム機械としてばうを目指します。

孤虫症

2005-09-01 17:34:16 | めるつばうのおもうこと
カテゴリはなんでしょう? 真梨幸子。
なんといのだろう、読むのは簡単だったけれど、展開も面白かったけれど
最後が解説オンパレードで、楽屋落ちというか、繋がりがなさそうな
人物も全て繋がってきていて、だから何?という感じ。
はっきりというと面白くない。
ホラー、サスペンス系をほとんど読まない私にとって論理展開がまったく
意味不明。
出だしがこうならもっとディープに展開できると思う。
まあディープっぽいけどなんだか、軽い。
なんでもオチをつければ良いというモノではないと思う。

でもまあ、読み切れたからそこそこという評価で良いのでしょう。





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1 コメント

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追記 (めるつばう)
2006-02-10 16:16:23
最初の展開がディープで気に入ってしまった。

村上龍の「共生虫」を思い出したけれど

それよりも、不気味さはあると思う。



セックスによって感染していくという設定と

それがこのマンションの建てられた場所に

依存するというHIVなどとは違った

ある意味での閉塞感が面白かった。

HIVのように広がっちゃ拡散しすぎて収集がつかなかっただろう。

街としての閉塞感。マンションとしての閉塞感。

それから脱出する試みとしてのセックス。

そしてそれが原因でまた土地に絡め取られていく。

解決を見そうになるとまた別の次元が口を開けて

入れ子のような構造は面白かった。



ただ、残念ながら最後に解説オンパレードで、

楽屋落ちというか、繋がりがなさそうな

人物も全て繋がってきていて、だから何?という感じ。



孤虫というからには成虫もいる設定だったのだろうか。
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