合わせ鏡といわれれば、それまでであるけれど。
私が放った光はあなたに届きそのまま私へと帰ってくる。
そしてあなたの放った光も私へ届き慈しみを込めてあなたへと返す。
その繰り返す波は永遠であり二人だけのものであり、秘儀であり秘密である。
それを厭うて去ってしまったあなたが居ない空間へ私という虚像を投げてもどこへも到達せずに私へとも帰らずに。
私はどこへ行ってしまったのだろうか。
その光は宇宙の自重に負けて私の背中へ到達するのだろうか。
それとも。
(もう形すら残していないあなたへ届くときが来るのだろうか)
悲しくも寂寥とすらも言えない、1平方キロあたり原子一個のような何もないところを今も進んでいるのだろう。
私が放った光はあなたに届きそのまま私へと帰ってくる。
そしてあなたの放った光も私へ届き慈しみを込めてあなたへと返す。
その繰り返す波は永遠であり二人だけのものであり、秘儀であり秘密である。
それを厭うて去ってしまったあなたが居ない空間へ私という虚像を投げてもどこへも到達せずに私へとも帰らずに。
私はどこへ行ってしまったのだろうか。
その光は宇宙の自重に負けて私の背中へ到達するのだろうか。
それとも。
(もう形すら残していないあなたへ届くときが来るのだろうか)
悲しくも寂寥とすらも言えない、1平方キロあたり原子一個のような何もないところを今も進んでいるのだろう。