神奈川文学館での澁澤展。澁澤は東勝寺橋近く、滑川のみえるところに
ある時期住んでいた。
ここをサロンとし自由闊達な言論の場としたという。
そこに出入りする、人々の多種多様性とある意味での猥雑さには
一つの理想、楽園を垣間見ることができる。
今回の展示は澁澤本人に迫る形かと思う。
幼少の頃の写真、両親、豪邸の大渋沢など興味深い。
また澁澤サロンに出入りしていた人たちとの交流や
その人々から見た澁澤像が浮き出てくる。
金子国義と並んで撮った写真を見ると、小柄な人であったことが
よくわかる。
新婚旅行の出発に見送りに着てくれた三島由紀夫の「盾の会」
の帽子をふざけて被る写真もこんな一面もあったのかと面白い。
また、土方巽の弔辞を述べる映像で初めて澁澤の声を聞いた。
ちょっとトーンが高くて搾り出すような声。
長くしゃべることが苦手そうな感じがする。当然ながら喉の
病気を得たことをその延長線に強く意識してしまう。
トドティアン城の写真、巌谷との筆談、交友関係者。
種村季弘、三島由紀夫、出口裕弘、中井英夫などなど。
そうそう、四谷シモンのポートレートはとても笑った。
タッジョの扮装をしていた。
動物を飼う姿が想像できなかったのだけれど、うさぎの「うちゃ」を
飼っていたそうで、わざわざ「ウチャの家」っていう直筆の表札も
展示してあった。かわいがっていたと思われ、ちょっと嬉しい。
昨年が没後20年で今年が生誕80年という。
一つの区切りの年となるのだろうか。
ある時期住んでいた。
ここをサロンとし自由闊達な言論の場としたという。
そこに出入りする、人々の多種多様性とある意味での猥雑さには
一つの理想、楽園を垣間見ることができる。
今回の展示は澁澤本人に迫る形かと思う。
幼少の頃の写真、両親、豪邸の大渋沢など興味深い。
また澁澤サロンに出入りしていた人たちとの交流や
その人々から見た澁澤像が浮き出てくる。
金子国義と並んで撮った写真を見ると、小柄な人であったことが
よくわかる。
新婚旅行の出発に見送りに着てくれた三島由紀夫の「盾の会」
の帽子をふざけて被る写真もこんな一面もあったのかと面白い。
また、土方巽の弔辞を述べる映像で初めて澁澤の声を聞いた。
ちょっとトーンが高くて搾り出すような声。
長くしゃべることが苦手そうな感じがする。当然ながら喉の
病気を得たことをその延長線に強く意識してしまう。
トドティアン城の写真、巌谷との筆談、交友関係者。
種村季弘、三島由紀夫、出口裕弘、中井英夫などなど。
そうそう、四谷シモンのポートレートはとても笑った。
タッジョの扮装をしていた。
動物を飼う姿が想像できなかったのだけれど、うさぎの「うちゃ」を
飼っていたそうで、わざわざ「ウチャの家」っていう直筆の表札も
展示してあった。かわいがっていたと思われ、ちょっと嬉しい。
昨年が没後20年で今年が生誕80年という。
一つの区切りの年となるのだろうか。