めるつばうのおもうこと

めるつはミーム機械としてばうを目指します。

脱出記

2006-05-22 14:18:56 | めるつばうのおもうこと
スラヴォミール・ラウィッツという、ポーランド人が
ソ連に捕らえられ収容所から脱走し歩いてインドまで
歩いていくノンフィクション。

寒さも辛いだろうけれど、ゴビ砂漠はもっと大変だったろう
と思われる。
興味深いのはモンゴルに入りラサを目指していると言えば
食料にありつけるという所。

少女を一人連れて行くけれど、死んでしまう。
さて、このあたりはどこまで事実なんだろうと思う。
最後まで助けようとしたのかどうか。
しかし、人間は意外と極限にあって他者を助けるという
不思議な種族だ。
中途半端な時が一番残忍だったりする。

一番印象にのこったのは、やはり雪男。
この著者はしげしげと観察したという。
ほんとうなのだろうか。

7人中3人死亡し4人が助かるが以後だれにも
会っていないと言うのも不思議な気がする。


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