足場の鉄パイプが降ってくるからという訳ではありません。
先月、磯子区杉田にある「杉田劇場」で、
『NTTのケーブルは歴史の生き証人』というテーマのまち歩きが行われました。
JRと京急の新杉田駅周辺をまわってみると、
いろんなNTTのプレートが電柱に貼られていました。
【東芝】JR新杉田駅の海側にある東芝の工場に電話(支)線を敷いたんでしょうね。
【埋立】磯子の海はほとんど埋め立てられているので、臨海部一帯を示すのでしょうか?
現在の新杉田臨海公園のところに、福浦・幸浦・並木の埋立工事事務所があったので、
仮にそこだとすると、1、2、3、と電柱をたどれば行きつくんだと思います。
【消防】どこの消防署に敷いたんでしょう?
【峰】健康保険制度が確立されて、容易に病院・医者にかかれる時代になる前、
磯子区と金沢区の境目にある円海山・峰のお灸は関東近郊から多くの人がやってきました。
きっとこれをたどれば護念寺に行けます。
それにしても、寺の名ではなく、峰の方が有名だったんでしょうね。
【君津】まさか、千葉県の君津まで繋がっているとは思えませんが、
これもぜひたどって真相を突き止めたいものです。
【桐ケ谷】ちょっと見、桐ケ谷さんの家に続いているように見えますが・・・
この坂道の通り名が「桐ケ谷道」といい、この一帯の地名が「桐ケ谷」だから?
と思ったのですが、解説によれば、熊野神社に「紀州山桐谷寺」というお寺があったのだそうです。
【内山】内山さんなのか地名なのか、どっちなんでしょう?
【石川島】JR根岸線の海側に「IHI」石川島播磨重工の工場・ドックがあります。
しかし、この電柱は京急線の山側にあって、奥の方に続いています。
どうも当時「石川島重工」の社員寮が並んでいたのだそうです。
【向生】解説によれば、その昔、向生病院があったのだそうです。
その前身は「日飛病院」といって、日本飛行機の従業員のための病院で森町白幡にあったのだとか。
電信柱に、灰皿が括りつけられていました。
きっと家の中での喫煙禁止がめちゃ厳しくなったんでしょうか?
【杉田444】東電の管理番号ラッキー4がめでたいという訳ではなく、
その巻き付けてある電柱が木製であること。
タールが塗られて実に懐かしい電柱が残っていました。
この電柱から先、電線を張り替えるとか、設備を増強する機会がなくて、
電柱を交換する必要がなかった証拠です。
今のコンクリート電柱はほぼ6分の1ほどが地中に埋まっているようです。
それでも、これだけ傾くのは、増設された電線に引っ張られてのことなのでしょうか?
みなさんも、たまには上を向いて歩いてみましょう。
ところで、12月のテーマは「横濱地図博覧会 in 磯子」です。
興味のある方は、お申し込み(ここをクリック!)の上、杉田劇場までお出かけください。
なかなかユニークで面白いですよ。メタ坊も待ってます。
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