インド人もびっくり

インドに行ってインド料理ばかり食べていたら、体質に合わないのか腹の調子がよくないので、薬局で胃腸薬を買って飲んでみたところ、カレー味。まさかと思いながら風邪薬も試しに買ってみたら黄色くて、やはりカレー味。とにかく口に入るものは、ほとんどカレー味に調製されている。と、新聞に書いてあった気がする。ある特番のテレビ番組で、ヨネスケの突撃！隣の晩ごはん～インド編～というのをやっていたのを思い出した。とにかく、突撃して判ったことは、インドの人は百パーセント近くカレーを食べていること。しかし、カレーといっても、インドの人口10億人が毎日食べ続けるだけに、種類も調理法もさまざま。日本人が食べるカレーは英国式カレーなのでインド式のカレーと決してイコールではない。日本に伝わったカレーは、海軍が英国式操練を採用したことによる。洋上生活を送ると、その日が何曜日かでさえ分からなくなってしまうため、決まった曜日にカレーを出した。ちなみに現在の海上自衛隊では金曜日だそうだ。で、インドのカレーは「マサラ」といって、香辛料の配合を変えることで10億人のレシピが生まれる。日本人が毎日？飲む味噌汁の味噌（赤、白、田舎等）の配合を地域、各家庭ごとに異なり（買ってきた味噌をそのまま使うのは邪道とされる）味や調理法が違うのと同じと思えばいい。特にマサラはいわゆる漢方薬と同じコンセプトで使われており、その日の体調や季節の変化にあわせて、配合される香辛料の種類や量、調理法が工夫される。スラムドッグ＄ミリオネアを見て、ちょっとインドのように食生活を何でもカレー風にアレンジしてみようと考え、ギャバンの「ガラムマサラ」を買い込んでみた。これまでなんでも「フェネグリーク」をふりかけていたのを、一部ガラムマサラに替えた。すると、なんでも即カレーに変身。ときに「ガラム＝熱い」だけにホットな食事と化し、インド人気分になれたような気がしている。ナマステ！