伊沢 一男 著/主婦の友社・③まちがいやすい毒草を加えた210種・66ページ目
カラスノエンドウ(マメ科)
胃炎に
別名:ヤハズエンドウ、エンドウチャ、キツネマメ
薬用部分:豆果(果実)、全草
採取時期:春、4~5月
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本のまえがき「はじめに」の一部には、
有毒かどうかだけが問題なのではありません。薬草は正しく使ってはじめて本来の効果を発揮します。採取時期や採取する部位が違っては何にもなりません。陰干しにする、天日で乾かす、煎じて飲む、薬酒にする、など、調整法や利用法も、薬草の種類によってみな異なります。誤って使っては、薬にならないばかりか、毒にならないとも限らないのです。
と記述されています。
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あるとき、父がコツコツと挿し木して増やしたモッコクを家の入り口から玄関に続く通路わきに植えました。どんな花が咲くんだろうと期待していましたが、余りに花がショボくて、せめてツツジとかアセビとか可憐な花を咲かせるものになぜしないのかなぁ?と思っていました。
薬草カラー図鑑を購入した際に調べてみると、
モッコク(ツバキ科)
痔、食あたり、染料に
薬用部分:樹皮、葉
採取時期:必要時
となっていて、
痔には、乾燥葉1回量5~10gを水400ccで1/2に煎じ、この煎液で患部を洗う。
と記述がありました。
軍隊の時に患った痔を、密かに養生していたらしく、結局、父は専門医院に入院して切除手術しました。退院後、排便や入浴時にきれいに洗浄措置をしなければいけないのですが、母がいやだ!というので、メタ坊が介助したことを思い出すと、ヤングケアラーって、それがどうした!なんて思うのは、今どき、NG思想なんでしょうね。
>>>「100ページ目のことばたち」由来
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