散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

崎陽軒・おべんとう春

2010年05月15日 | ☆グルめぐる横浜
1908(明治41)年、横浜駅(現在の桜木町にあった)駅長が定年退職後、知人(後の東京駅駅長)の薦めで、妻名義の駅構内営業許可を取り、牛乳やサイダーなどの販売をしたのが、崎陽軒のはじまり。
関東大震災で壊滅的な打撃を受けるも、外米による牛丼・カレーライスを販売し、復興・非常時の旅客者への食事を提供するうちに、崎陽軒の販売商品に特色がない、つまり横浜名物といわれるものがないことに気づく。
そして、商品開発をしたのが「冷めてもおいしいシウマイ」で、昭和3年に発売を開始する。
旅での出会いとは忘れがたいもので、崎陽軒のシウマイもいつしか全国区の横浜の名物となり、地方からやってきた友人に、車中で食べる「シウマイ弁当」、家へ帰ってから家族と一緒に食べるように「昔ながらのシウマイ」と、数日経ってから食べられるように「真空パックシウマイ」をセットでお土産に渡すと、大変喜ばれた。
その後、博雅の焼売(しゅうまい)をお土産に地方の友人宅へお邪魔したが、後日談に「シウマイは崎陽軒が美味い」と念押しされたことが、ますます「横浜名物」のすごさを実感した。

で、春季限定「おべんとう春」を食べた。

菜の花ご飯の上に、錦糸玉子と菜の花。その横にシウマイ2個。
左上には、鰆の照り焼き、タラの芽の天婦羅、鶏肉と山菜と蒟蒻の炒め煮、玉子焼き、桜大根。
右上には、エビボール、穂先筍、蓮根、梅人参、一口がんもの煮物に、桜あんの小粒大福。
駅弁を駅や車内で食べることはなくなったけど、この小さな箱に、これだけのものを詰め込んで、650円(税込)て、すごいと思う。
ちなみに、5月31日までの販売。ガンバレ!シウマイ娘。

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