むかしむかし、小6だったか、中学だったか、百人一首の大会があったような記憶がある。
いやいや、高校の頃だった。
春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山 (持統天皇)
初夏の歌にもかかわらず、「はるころ」と覚えてしまったために、春になると、つい「春来にけらし」とつぶやいては、青春真っただ中の頃のうすれゆく記憶を苦笑しながらなんとなく手繰ってみる。
さて、そんなことを思い出しつつ、ぶらり散歩をしてみると・・・。
梅の花も春一番で散ってしまい、代わって咲いた大島桜(河津桜)?にメジロが来ていた(見出し写真)。
この暖かさで小魚も増え、コサギも相変わらず、飛来した鵜をけん制している。
群れで行動しているだけに、ムクドリは警戒心が強い。
一面、街路樹をねぐらにするのは、天敵の脅威を人中に暮らすことで軽減しているのだという。
カラスは、押し戻されるほどの風の中、小枝?をくわえて、風が止むのを待っている。
巣づくりの準備だろうか?
ふと、ごみ集積場に目をやると、大きなクマのぬいぐるみが捨てられていた。
急にいらなくなった理由がある・・・春来にけらし・・・春は人も心もうつろう季節だ。
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