桜咲き、桜散る頃

東日本大震災（東北地方太平洋沖地震）が３月１１日に発生して、ちょうど１か月。
大きな災害に見舞われなかった私たちが、様々なことで「自粛」することは、復興に必要な経済をより減退させる一因になるので、できるだけ普段どおり生活していこうと言っていたけれど、実際、出かけるにしても、買い物をするにしても、慎ましく行動しようとしていることに気づいた。
テレビから流れる被災地の映像や情報にさらされ、街頭のあちこちで展開される募金の絶叫を耳にするたびに、ふつふつと心の底から「自粛」という気持ちがわいてくる。
自分自身が関わっているいろいろな団体や組織から義捐金を募られることも多く、まとまった出費となってしまうので、その影響もあってか、無駄な買い物もしないし、節電も当然、マイカーで出かけることも必要最小限を心がけている。
そのお陰かどうか、気持ちが萎えた分、ひどく風邪を患い、ここ２週間ほど、喪に服し、ブログ更新を自粛する結果となった。

統一地方選も、盛り上がることなく終わり、はでな花見もすることはなかった。


海岸通教会の桜（見出し写真）も、横浜公園の桜（上写真）も静かに散り始めている。
それと入れ替わるかのように、チューリップ（下写真）が咲きそろい始めた。

今年は、公園内の再整備工事をしていたためか、それとも咲き方にムラがあるためなのか、例年のように圧倒されるような華やかさが余りない。　

道を歩いていたら、十字架が目についた。


しばらく進んでいくと、またあった。
敷地境界を示す杭のようだが、さすが外国人居留地のあった横浜らしい。


あえて剪定をせずにおいた庭の桃が多くの蕾をつけて咲き始めた。
再来年の枝ぶりをイメージしながら、今年は大胆に剪定してみようと思う。


黙祷。