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建設費749億円の新しい横浜市役所に行ってきました。
地上32階、地下2階で、旧市役所8階建ての建物と比較すると、とんでもなく巨大です。
JR関内駅前の旧市役所は7代目にあたり、昭和34(1959)年9月に、開港百年記念事業の一環として建設されました。
昭和34年の横浜市の人口(10月1日)は、218.506人48,761世帯でした。
令和2年6月1日時点では、3,760,157人1,730,110世帯で、人口だけでも単純計算で17.2倍です。
ちなみに、港南区は 213,784人94,766世帯、都筑区は 213,204人84,714世帯で、1つの区でも昭和34年の横浜市に相当しています。
18区あれば区役所もいろいろあっていいとは思いますが何かモヤモヤして腑に落ちません。
議会もコロナで密を避けるため席を減らす結果、定員オーバーになる自治体会議場も多いだろうし、これからの選挙は投票所に行かずスマホでという発想も出るようなら、これからは代議員制度でなく、どんなものでも直接投票で決めればよくなるかもしれません。
今回、8代目の市役所はオリンピック・パラリンピックの開催前の完成を目指して建設されましたが、「この市役所が建った年は、新型コロナウィルスがパンデミックになった年」といわれ続けることになりました。
建物床面積を増床するために設けられた”屋根付き広場”も、プランどおり文化芸術の発信もできず、ガランとしています。
民間の営業なら、赤字を補填するためにも、ガイドラインに沿ってなんとか活用法を考えるところですが、役所となると100%感染リスクを避けるという意思が働くので、人を集める催しはここ十年間はできないとメタ坊は予測しています。
本来ならコロナ下でのイベント開催の手本を率先して示さなければいけません。
IRはもちろん、新劇場建設計画もぶち挙げている以上、不安を払しょくするかのようなイベントを打てなければ、計画も絵に描いた餅、ついには水の泡となってしまいます。
喫茶や休憩コーナーもこんな閑散としたテーブル配置になっています。
ところが展示コーナーは閉鎖もしていませんし、かつパネルの間隔が狭いような・・・そうか!見る人がいないから「密」にならないと確信しているんですね。
3階受付付近は、こんな感じです。
市民情報センターへ行ってみると、旧市役所よりも広くなっていました。調べものをするにも丁度いい感じです。今は、席数を減らしているそうです。一方、刊行物販売の売店は床面積が同じなのかもしれませんが狭く感じます。
各区のハザードマップが並んでいたのでGET!ただし、中区のみ入荷待ちです。
桜木町駅に向かって「さくらみらい橋」というペデストリアンデッキを歩いて行くと、大岡川の先、右手にみなとみらい地区が見渡せます。
よく見ると、ランドマークタワーの窓が開いているように見えるのですが、ブラインドを開けているだけなのかなぁ?
ところで、桜木町駅のJR敷地の手前でペデストリアンデッキが途切れます。
風聞ですが、みなとみらい21地区の区画整理事業にJRが参加しなかったためという説や、中区と西区の区境を大岡川に変更することに失敗したから説などいろいろいわれています。
そこへ、ロープウェイの建設が始まりました。
もう、桜木町駅から周辺全ての建物とをペデストリアンデッキでつなぐプランはなくなったのかも・・・
区境は横浜銀行本店の真ん中を通って、しばらく線路を横浜駅の方へ出張っていますので国土地理院地図(ここをクリック!)で確かめてくださいね。
そういえば、川の流れを変えているとすると、町境は変えたのかなぁ?
北仲通という町を、北地区と南地区に分け、北は土地区画整理事業、南は市街地再開発事業にしているところにカラクリがありそうです。
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