散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

ご当地「瀬谷歴史かるた」

2023年09月30日 | ☆横浜じゃん

ご当地かるた、たとえば「上毛かるた」がその認知度で有名です。
かるた(歌留多)は、小倉百人一首で代表されるように、地位と名誉が絡んで、いにしえ人は知識人として当然身につけておくべきものとされていました。
一方では、身分の枠を超えて、スポーツのように競われるようになると、その遊びを知った庶民が「いろはかるた」をはじめ、広まっていきました。
さて、メタ坊の住む横浜市瀬谷区にも、ご当地かるた「瀬谷歴史かるた」があります。
毎年1月、小学生を対象に、瀬谷センターで熱戦(ここをクリック!)がくりひろげられます。
作成の経緯などは「はまれぽ(ここをクリック!)」に取材記事があります。
昭和44年(1969)に誕生した瀬谷区の10周年記念事業として、区内の有識者により「瀬谷区の歴史を知る会」が結成されて、古文書や古老の聞き取りをもとに「瀬谷区の歴史(3分冊)」が、昭和54年(1979)に刊行されました。
通常、行政の発行する歴史書は、地形・地質の成り立ちから古代・石器時代、飛鳥・奈良、平安と暦年で編纂されているものが多い中で、瀬谷区の歴史は「瀬谷」の文字が文書に現れるあたりから、古文書解説を中心に編纂されているため、ある意味、読み物としては取っ付きずらい感じがありました。
それを考慮したことからなのでしょうか、記念式典の引き出物として非売品で関係者に配られたことからなのでしょうか、だれでも購入できるものとして「瀬谷歴史かるた」を作成するきっかけになったのではないかと思われます。

日々、区内を散歩する手立てとして、瀬谷歴史かるたを活用してみようと考えました。
とりあえず借りてみて、地図に落とし込みながら調べてみると、これがよくできていて、有名な話から、重箱の隅のような逸話まで駆使しながら、区内を均等にまんべんなく振り分けてあるのです。
読み札の裏面にはコンパクトに解説があって、それを読むだけで、ちょいと瀬谷区の歴史をタイムスリップした気分を味わえます。
作成されたのが、半世紀前のことですから、かるたの絵札を持って現在と見比べればなおさら隔世の感じがたまりません。
瀬谷図書館に寄ったついでに、近くの徳善寺に行きました。
「見るほどに 萩の参道 徳善寺」
お寺はかなり整備されてきれいな境内を維持している分、ひなびた風情の「萩の参道」とは程遠い景色です。
でも、カメラアングル次第ではこんな風に見えます。

みなさんの住んでいるところにご当地かるたがありましたら、ぜひ、一度は散歩してみると面白い発見があるかもしれませんね。


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