散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

2021年08月14日 | ★メタ坊徒然草

自然が人に猛威をふるうのは、人が自然を壊してしまったから?
会社勤めをしながら、朝と休日になると畑を耕していた父に手伝わされて、自然とともに作物を育てる、環境を維持することの難しさを身をもって知りました。
それだけに「土砂災害」のニュース画面を目にするたびに、山の様子、地形の形状など、気になることや、あそこをこうしておけばよかったんではないかと思うことしきりです。
「自然をいじると、いじった分だけ自然は元に戻ろうとするから、その自然が戻ろうとする力や性質を考えながら利用するとうまくいく」
という父の言葉が思い出されます。
もちろん専業農家ではないし、小さな畑をいくつか耕していただけで、その割には背後の山の管理ばかり手伝わされるので、重機などなく手作業で行うことの、面倒くさそうな不満顔をしていると、そのたびにこのような説教を聞かされるのでした。
人工的に造られた市街地は、自然を利用して対策しているというよりも、自然が戻ろうとするのをさらに人工的なもので抑え込んでいます。
今年の梅雨は、思いのほか雨が降り続く毎日でした。
その梅雨が明けて、猛暑が続くと、こんな光景(虫が嫌いな人は、この先パスしてね)が見られました。
ある駐車場に車を停めると、カラスが一生懸命にアスファルトの地面をついばんでいます。
あっちに行ったり、こっちに来たり、美味しそう?に食べているようです。
生ごみでも落ちているのかなぁと、よくよく眺めると・・・

何か折れ曲がった釘、ヒモのようなものが、地面にびっしりまき散らされています。

干物と化した無数のミミズたちでした。
普通、この光景を知ったら、悲鳴をあげるところですが、駐車場に車を停めて、車を降りてくる人のだれも気づくことなく、平然と踏みしめて歩いている人ばかりです。
ピョンピョンと、ミミズのいないところを探しながら、飛び跳ねて進むメタ坊をみな怪しいと感じたに違いありません。
長い雨が続くと、地中にいる虫たちは溺れないように、大移動を始めます。
アリが家の中に入ってくるのも、引越し場所の偵察行動のようです。
梅雨が明けて、オリンピックに合わせるかのように猛暑の日が続いたと思ったら、台風がやってきて、今度は秋雨前線で大雨が降り、河川の氾濫や土砂崩れなどが起きています。
*****
横浜市長選挙が8月22日に実施されます。
新型コロナとIR(カジノ)が、争点と言われています。
しかしこれまで、バブルが弾けて以降、ばら撒き、人気取りの政策ばかりを進めていく中で、地道な都市基盤の維持に関して、予算も人材も削り続けてきました。
日本型の安全神話はすでに過去のもので、今は何かが起これば一斉点検して、問題箇所のみ繕うというアメリカ型の、合理的といわれる方法で対処し続けています。
その証拠に、あなたの身近にある道路はヒビだらけ、ラインだって満足に見えるものがないはずです。
ある噂では、横浜市の場合、現・林市長が現場に行くのを嫌がることを口実として、新市庁舎と自宅など出迎えの市長車両が通過するところだけは道路管理がされているとか?
家庭用の水道も大地震が起きて寸断されると普及できる目途が立たないとも言われています。
人工的に造られた都市に住む私たちの見えないところで、何かしら崩壊が進んでいるような気がしてしかたがありません。
「想定外」ですべて片付けてしまう今日このごろ、危機管理ができるかできないかで権力者が変わる国もあると聞きます。
山下ふ頭(横浜市東の果て)と上瀬谷通信施設跡地(横浜市西の果て)を、危機に際してどう使う場所とするか、具体的プランをいえるかどうかを注視していますが、前時代的でみな焦点がボケている気がします。
候補者本人がどうというのではなく、「私には、こんなブレーンが揃っている」とアピールする候補者はいないのかなぁ?
司令官だけではなく、優秀な参謀がいるから、危機的な状況でも作戦が展開できるはず。
ミミズの惨状はミミズの世界の話しだし、だれも関心を持たなくても大丈夫なのかな?・・・そういえばミミズには市長っているのかな?・・・杞憂だといいんですが。


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