千葉県佐原市は、平成18年3月、周辺町村と合併して「香取市」となった。
もともと、佐原市には、古代から下総国一之宮の香取神宮が鎮座しており、香取郡がまとまって香取市を称したと考えるとわかりやすい。
江戸幕府が利根川の東遷工事を行った結果、佐原はその中継地点として、水運で栄えるようになる。
昭和30、40年代になって、物資を自動車で運搬するようになると、水路を中心に栄えていたものが、鉄道駅周辺へとシフトする。
そして、重要伝統的建造物群保存地区に指定されたこの辺りは、江戸、明治、大正、昭和の特徴をもつ様々な建物が残り、再開発による町の振興という考えもあったが、あえて街並みを保存し、またその景観にあった建物に改修するなどして、観光振興する道を選んだ。
その中心的建物が、旧三菱銀行佐原支店本館。大正3年に、現清水建設が建てたものだ。
蜷川家具店。
お茶屋さんの看板をよく見ると「天狗煙草」の文字が・・・。
忠敬橋のたもと、中村屋商店は、安政2年築のものを今に伝える。
特に異彩を放っているのが、正文堂書店。すばらしく、絵になる建物と看板だ。
ついに、閉店してしまい、今後の動向が注目されている。
天明2(1782)年創業という、蕎麦屋・小堀屋本店。明治33年築の建物。
その小堀屋の別館があるのは、旧千葉銀行佐原支店。
街並みを少し外れて歩いてみると、こんな建物でイタリアンレストランがあったりする。
雨水を利用した防火用水桶も、佐原では、まだまだ現役でがんばっている。
町じゅう、歴史的建造物であふれていて、外来者にとっては、興味津々といったところなのだけれど、町の人にしてみれば、普通の古い家に過ぎないのかもしれない。
いろいろインターネットで調べようとしても、まったく紹介が見あたらない。
住んでいる人にしてみれば、余所から来た人がのぞきこむことを、良しとしないから、紹介しないのか、それとも、指定文化財以外は、価値のないものと思い込んでいるのか、愛媛県内子に匹敵するかもしれない魅力を持っていることに気づいていない。
よくよく見れば、お砂糖屋さんだった。その商売だって今どき珍しい。
与倉屋。もと醤油醸造をしていた蔵だという。
見学ができないから、町の人に尋ねても「知りません」と答えが返ってくる。
写真をクリックすると、その大きさがわかろうというもの。
その隣には、製餡所(あんこ屋さん)があったので、売ってもらおうと声をかけたが、人の気配はあるものの、誰も出てこなかった。
観光地としてのお宝がありながら、それを良しとしない風土があるのだろうか?
石屋さんが、ちょっとイタズラして作った?伊能忠敬の石の置物。
「面白い!」と思ったけど、お値段的に手がでない。
何か付加価値をつけるか、文鎮だけではなく納得できる用途があればよいのだけど・・・。
まだまだ、町には、人に知られていない建物やお店があるような気がしてならない。
「さつまいも」製品を軸に、古い街並みとコラボしていった小江戸・川越にない魅力が、ここ「佐原」には眠っている。
もともと、佐原市には、古代から下総国一之宮の香取神宮が鎮座しており、香取郡がまとまって香取市を称したと考えるとわかりやすい。
江戸幕府が利根川の東遷工事を行った結果、佐原はその中継地点として、水運で栄えるようになる。
昭和30、40年代になって、物資を自動車で運搬するようになると、水路を中心に栄えていたものが、鉄道駅周辺へとシフトする。
そして、重要伝統的建造物群保存地区に指定されたこの辺りは、江戸、明治、大正、昭和の特徴をもつ様々な建物が残り、再開発による町の振興という考えもあったが、あえて街並みを保存し、またその景観にあった建物に改修するなどして、観光振興する道を選んだ。
その中心的建物が、旧三菱銀行佐原支店本館。大正3年に、現清水建設が建てたものだ。
蜷川家具店。
お茶屋さんの看板をよく見ると「天狗煙草」の文字が・・・。
忠敬橋のたもと、中村屋商店は、安政2年築のものを今に伝える。
特に異彩を放っているのが、正文堂書店。すばらしく、絵になる建物と看板だ。
ついに、閉店してしまい、今後の動向が注目されている。
天明2(1782)年創業という、蕎麦屋・小堀屋本店。明治33年築の建物。
その小堀屋の別館があるのは、旧千葉銀行佐原支店。
街並みを少し外れて歩いてみると、こんな建物でイタリアンレストランがあったりする。
雨水を利用した防火用水桶も、佐原では、まだまだ現役でがんばっている。
町じゅう、歴史的建造物であふれていて、外来者にとっては、興味津々といったところなのだけれど、町の人にしてみれば、普通の古い家に過ぎないのかもしれない。
いろいろインターネットで調べようとしても、まったく紹介が見あたらない。
住んでいる人にしてみれば、余所から来た人がのぞきこむことを、良しとしないから、紹介しないのか、それとも、指定文化財以外は、価値のないものと思い込んでいるのか、愛媛県内子に匹敵するかもしれない魅力を持っていることに気づいていない。
よくよく見れば、お砂糖屋さんだった。その商売だって今どき珍しい。
与倉屋。もと醤油醸造をしていた蔵だという。
見学ができないから、町の人に尋ねても「知りません」と答えが返ってくる。
写真をクリックすると、その大きさがわかろうというもの。
その隣には、製餡所(あんこ屋さん)があったので、売ってもらおうと声をかけたが、人の気配はあるものの、誰も出てこなかった。
観光地としてのお宝がありながら、それを良しとしない風土があるのだろうか?
石屋さんが、ちょっとイタズラして作った?伊能忠敬の石の置物。
「面白い!」と思ったけど、お値段的に手がでない。
何か付加価値をつけるか、文鎮だけではなく納得できる用途があればよいのだけど・・・。
まだまだ、町には、人に知られていない建物やお店があるような気がしてならない。
「さつまいも」製品を軸に、古い街並みとコラボしていった小江戸・川越にない魅力が、ここ「佐原」には眠っている。
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