散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

横浜散歩・横浜港

2011年09月23日 | ☆横浜じゃん

台風一過とはいえ、さすがに波が高い。
それでも、港内を一周する遊覧船や横浜駅と山下公園とを結ぶシーバスは運航している。
風や波の向きで、船が傾かないように、思わぬ位置や方向を向いたり、近づいたりするから、天候が悪くても、そんなハプニングを期待して乗船してしまう。

横浜港の玄関口といおうか、門というべきものが、昔は「赤燈台、白燈台」といわれ、現在は「横浜ベイブリッジ」だ。
平成元年に開通した。
平成元年は、横浜市制100周年、横浜開港130周年にあたり、みなとみらい地区の地盤固めを兼ねて、横浜博覧会が開かれた。
期間中、2か月間、豪華客船・クイーンエリザベス2(QE2)を大さん橋に停泊させ、ホテルシップとして使用している。
そのためか、全高52.2mのQE2を意識して、ベイブリッジは海面から橋桁の高さが55mになっている。

高さ55mとして、ベイブリッジを建設する巨大プロジェクト、イギリス王室を象徴するQE2を2か月横浜港に停泊させる巨大イベント、そのいずれも成功させる政治力や計画遂行能力があったことに驚かされる。
ベイブリッジが1977年に都市計画決定、1980年に着工されたことを考え合わせると、短くてもほぼ15年から20年の歳月を費やしているに違いないし、それを成し得ようとする人材がいたということになる。
ある意味では、“夢”を実現しようと、縦割り行政の中で、連携をとりあっていた人たちがいた証左である。
2010年QE2の後継客船・クイーンエリザベスが就航した。
9万総トン、全長294m、全高62.5m。
ついに、ベイブリッジを通過できないようになった。
2010年は、あの自画自賛に終わった横浜開港150周年・Y150の翌年だ。

大さん橋に、客船「ぱしふぃっくびいなす」が停泊していた。
ファンネル(煙突)の腰に位置するトップラウンジ(12階)からの眺めの良さが特徴的な船で、高層11階にはプールやジム、展望浴室やラウンジなど、クルーズ滞在中の共有スペースの居心地良さも追求されている。
スイートルームなどは10階にあり、同じ階の後部スポーツデッキは、風防があって、スポーツ好きにはたまらない場所だ。

(写真をクリックすると大きくなります)

波浪を越えて、東海汽船の貨客船「さるびあ丸」が大さん橋に着岸しようとしている。
定期船だから、タグボートを使わず、着岸にあたり、大さん橋と赤レンガ倉庫の間の海面で、自力転回する。
伊豆諸島や小笠原、それも小さな港を風雨もいとわず行き来するのだから、すごい操船技術を持っていることがわかる。
小さい頃、浦賀~金谷就航の東海汽船に何度も乗っているので、正直、客船好きは東海汽船のおかげといってもいい。

(写真をクリックすると大きくなります)


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