散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

商店街観光「イセザキ・モール*まち巡り」ツアー(その2)

2015年01月31日 | ☆横浜じゃん

和菓子の「みのや本店」、婦人洋品・洋傘の「むさしや津田商店」にうかがい、
ミュージシャン「ゆず」の話へと進みます。

みのや本店は、創業から今年で105年目を迎えます。
明治43年に初代が伊勢佐木町で創業、
岐阜県(美濃)から出てきたということで「みのや本店」と名づけました。
和菓子は季節を感じさせるものが多いので、今あるものを紹介します。
花びら餅:ごぼう、白あんが入って、正月の、よく初釜で使われる和菓子です。
切山椒:「すあま」という和菓子に山椒を少し入れたもので、冬・特にお正月に食べられます。
桜餅:関西風の桜餅(左手)、関東は小麦粉のもので、あんを巻いてあります(右手)。
ですから、まったく食感が違います。食べられる桜の葉で包んであります。

それから、邪気を払うというヨモギを使った草餅も季節の和菓子です。と、吉田さん。

そう聞いて、和菓子をつくづく眺めてみると、
四季のある日本の風土に日本人の繊細さがマッチしていて、実に素晴らしいと思いました。
試食させていただいた切山椒も、絶妙な塩梅で美味しかった。


(外観)


次に、明治2年創業という「むさしや津田商店」。
もともと呉服店だったそうで、同じ年の創業に横浜松坂屋の前身・鶴屋呉服店もあります。

さすがに、伊勢佐木町の歴史をしゃべり続けたあとだったので、
残念ながら、お店のPRが聞けませんでした。


さて、今「カトレア」というショッピングセンターのところには、
横浜松坂屋というデパートが建っていました。
その前で、路上ミュージシャンとして「ゆず」が毎週日曜日ライブをしていました。
伊勢佐木町通りは、全国初の終日歩行者天国を実施していたこともあり、
歩行が原則で、通行人を足止めさせる、路上での無許可演奏などが禁止されていました。
当初、2、3人お客さんがいるだけでしたが、
年を重ねるに従い聴衆も増える一方、
暖かく見守ってきた商店街も一計を案じ、
横浜松坂屋の協力を得て、松坂屋前の所有地に演奏場所を確保するに至りました。


その演奏をする前に、ゆずがちょくちょくお茶をしていたのが、
松坂屋隣にある文明堂の喫茶室だそうです。
さすが「カステラ一番、電話は二番」の文明堂だけに、
きれいなウェートレスさんがいらっしゃいます。


このステンドグラスのある壁際、左手奥の席だそうです。


(外観)


カステラをはじめとする文明堂商品を売る店舗が目立つので、
まさか、奥に喫茶室があるなんて、地元の人しか知りません。
今度、メタ坊も、ぜひお茶したいと思います。
パステル2枚とコーヒーセットは790円。
パステルとは、注文があるたびに、パンケーキのように焼き上げた三笠焼(どら焼)の皮。
バター、生クリーム、シロップなどお好みのソースで、1枚単位で食べることができます。


ちなみに、この銅像の後ろには、鈴一総本店という名の天津甘栗専門店がありました。
ここの甘栗だけは、爪の先で簡単に割れるほど新鮮なもので、はずれがなく、
しっとりして、本当に甘栗だなぁ、といいつつ、一度になくなるまで食べたものです。


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