散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

ご近所ランチ「ラーメン・ショップ」

2022年04月05日 | ☆グルめぐる横浜

行列のできる店というのは、ラーメン店が多い気がします。
そもそもそれほど大きくない店舗で、カウンター席がほとんどを占めるレイアウト。
即、食券なり、声出しオーダーなりで注文する前に、もうすでに、入店した人数分の麺が鍋に投入されるという荒業を繰り出すという、時短を極限まで追求した飲食店です。
席が空くのを待つにしろ、そうそう長時間待たされる訳ではないことを皆納得ずくで並んでいるのです。
いわゆる、横浜の家系というやつではなく、よく看板を見かける「ラーメン・ショップ」で、ここ最近、店の前を昼どきに通ると、行列ができています。
なんでだろう?
それなりに並ぶ訳があるに違いないと、以来、虎視眈々と待ち人の少ないチャンスを狙っていたら、ついにやってきました。
待ち人ゼロ、空席1つ。
引き戸を開き、席に座ります。
かなり前に、厨房に立っていた人と違い、ごつくて、こわもてで、黙々とラーメンを作っています。

券売機はなく、かといって壁に貼られたメニューで選ぼうとしても、何を選んだら正解なのか?
メタ坊の次に入ってきた人は、慣れた手つきで冷水器の水をコップに注ぎ入れて着席すると黙ったまま。
こうなると、ラーメンの鬼・佐野実というか、支那そば屋のように、聞かれるまで頼んではいけないのではと考え、メタ坊も沈黙。
オーダーの入っているラーメンをひととおり作って、カウンターに出し終えると「ナニ?」と声がかかりました。
なにが正解かわからないので「ラーメン」とひとこと。
あとから来た人は「岩ノリ、チャーシューメン、大盛り、ライス付けてください」とオーダー。
それにしても、食べきれるのかな?と思えるオーダーです。
待つことしばし・・・ちょっと奥を見たら、味付煮豚のかたまりが、とんでもなく山積み。
麺が茹で上がるまでのあいだ、ガシガシ、ザクザクと包丁で厚切りしています。
まさしく、家系ではなく、二郎系を直感しました。
《 よかったぁ~~~~、ラーメンにして・・・ 》
メタ坊年齢では、ボリュームがありすぎて食べきれないところでした。
カウンターに座っているお客さんを見まわすと、ネクタイをしているのは、メタ坊ともう一人。
みな、若くて、ガテン系で、スタミナを必要としている雰囲気の人ばかり、女性はいません。
麺の硬さ、スープの濃さ、油の量など聞かれることもなく、出てきたラーメンは、鶏ガラ+豚骨で脂っぽくなくすっきりした感じ、ほうれん草は今だけに冷凍ものではありません。
海苔はパリパリ、煮豚は柔らかく味は濃いめです。
お勘定はカウンターの左手奥まで進んで、税込 700円を支払いました。
そして、入店したときとは違い、裏扉から出ていきます。

すると、どこかで見たような選挙ポスターまがいの貼り紙、笑顔でさよならしているではありませんか。
ところで、常連さんは、入店した途端に大声でオーダーを伝えていました。


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