街路樹から○○棒がニョッキリ飛び出した。
横浜市中区元町から麦田町にトンネルを抜けると、ユリノキの街路樹が続く。
ユリノキが街路樹として、全国的にもてはやされるようになったのは、1960-70年代、茨城県に筑波研究学園都市が開発された際、北米原産のユリノキを街路樹として採用したことが手本になったと記憶している。
初夏、ユリともチューリップとも例えられる花が咲き、大ぶりの葉形により夏の直射日光を遮り、秋には黄葉して葉を落とすので、明治の頃からすでに街路樹や公園樹として導入されていた。
剪定を嫌うものの、成長が早く、10年で10メートルを超え、30年で20メートル以上に達し、樹径も50センチを超えてしまう。
日本では、道路が狭く、太くなった幹が歩道や車道の通行を阻害し、大きく張り出した枝や落葉が隣接する建物に影響を与えないように、毎年、剪定せざるをえないのが現状となっている。
ややもすると、確珍犯のように、植え込みの枠を越えて、いろいろなものと合体するまでに肥大化してしまう。
剪定をすると花を付けないので、巨大化したユリノキは全国的に伐採される傾向にある。
また、幹の根元から枝をはらうと、目のような形に痕跡を修復するため、ユリノキに見張られているという圧迫感を無意識に感じ、情緒不安定もしくは自殺者が続発すると、筑波のゴシップネタといおうか、都市伝説・ミステリーになったと何かで読んだ。
あまりの寒さに、青く澄んだ空を見上げると、ケヤキの枝にじっとうずくまっている鳥が並んでいた。
よく見ると、鳩だった。
さすがの鳩も元気がない。
これほど冬に弱かったかなぁ?
どんな寒さでも、飛び回っているカラスのパワーを何かに応用できないものだろうか。
日本大通りと富士山を被写体として、定点観測中です。
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