散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

人気が急上昇のりんご

2009年10月09日 | ☆撮!本日の逸品

名は「トキ」。
その名からはどうしても新潟県佐渡の鳥、学名・ニッポニアニッポンのトキを連想してしまうが、鳥ではない。今、中生種のりんごとして人気が出はじめている。
りんごのトキは、青森県五所川原市の土岐さんという方が交配育成したもので、その姓からとって品種名を種苗登録したもの。種子親を「王林」、花粉親を「紅月」として登録されていたところ、最近のDNA検査の結果、その遺伝子型から「王林」と「ふじ」の交配と特定された。
いずれにしても「王林」を親にしているため、黄色い表皮で覆われ、より香りが濃厚、かつ食味は甘くてジューシーにもかかわらず、王林の特徴に反するような歯ごたえのある固さが持ち味で、シャキシャキした歯触り好きなりんご通から支持を受け、人気が急上昇した。交配育成を手がけた土岐さんがりんご栽培を辞めたことと、他のりんご園では試験的にりんご苗を植え、最近市場に出回る程度にまでなったことが、その希少性を生み、なかなか手に入りにくい状態が続いていることから人気に火をつけたと思われる。
私がよく注文する青森の 木村りんご園さん でも、今年やっと出荷できるまでに木が育ってきたというので、早速送ってもらった。香り、味、歯ごたえとも、その評価どおり人気がでてきた理由がわかる。陽に照らされた表皮はうっすらと赤味を帯びる。ちょっと恥じらって頬を赤らめたような面差しをしているから、一層初々しさを感じさせるのかもしれない。すでに出荷を終えて、今はお菓子やジャムづくりに欠かせない「紅玉」がピークを迎えている。次には、ジョナゴールド、北斗、王林、ふじ、と順次出荷作業に入っていくとお便りが来た。この時期、台風の進路を注視しながら、全国のりんご農家は収穫に忙しい。みなさん体調に気をつけてくださいね。


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