散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

天地人4~上越会場

2009年07月23日 | ★メタ坊タウン情報

NHK大河ドラマ「篤姫」では、東国原宮崎県知事の相乗効果もあって、多くの観光客を呼び込んだという。放送期間中、NHKの協力を得てスタジオセットや小道具、ロケの様子を紹介したパネルなどを展示する施設を、篤姫が幼少期を過ごした指宿と、斉彬の養女として過ごした鹿児島に設置した。指宿会場には17万6千人(目標8万人)、鹿児島会場には57万人(目標20万人)の来場者数を記録したそうだ。来場者数の増減は、ほぼ放送した内容と一致する傾向があり、九州近県からが半数以上を占め、関東・関西・中部の三大都市圏からの観光客を併せると、ほぼ8割に達すると、第13回進化経済学会岡山大会で発表された長崎大学・深見聡氏の論文で知った。ここで注目すべきなのは、個人客が半数以上を占めるにもかかわらず、パックツアーと同じ観光地めぐりをする傾向が見られ、ドラマで取り上げられていない地域には観光客の増加傾向がなく、まち歩きのコースを設定してみたものの動員数は予想を下回ったという。
さて、かく云う我が家もドラマの進行に併せ、それも夏休みというピークに行動したところは、論文の主旨と一致する。主な立ち寄り先もドラマで多く取り上げられた場所をメインと考えた。高田城へ寄り道したのも、三郎景虎終焉の地・鮫ヶ尾城がどこか探したついでだった。しかし、カーナビには出ないし、案内看板も見あたらなければ行きようがない。途中のサービスエリアに置いてあるパンフも結構アバウトなものばかり、天地人博上越会場も小さな字で「上越市立水族館となり」と書いてあるから、なんとかたどり着けた。やはり行ってみなければわからないもので、上越会場を見たおかげで春日山城へ登った感激も少し違うような気がする。途中、一緒になった団体ツアーには地元ガイドが説明しているところからも、パックツアーなりのコンパクトさと便利さがあるようだ。
天地人博は、ほかに魚沼会場と米沢会場がある。展示も会場にあわせて、なかなか良くできていて面白い。スタッフの話では、視聴率が示す数字どおり、かなりの来場者数に達しているという。大河ドラマは、原作決定が4年前、放送決定が2年前というスケジュールが基本だと聞いた。幕末や近代は視聴率が稼げないというジンクスがあるらしいけど、横浜市民として横浜開港150周年に何かタイアップできなかったのかと思うと残念でならない。


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