散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

塩梅

2009年06月15日 | ★ぐるメタ坊食日記
あんばいがいい。今でこそ、体調が良いときの表現として用いるが、もともとは、具合良く並べる意の「按配」や「按排」という字を充てる。それが料理の味付け加減に用いられ、塩や梅酢を使って味付けをしたことから「塩梅(ゑんばい)」が混用されるようになったという。新明解国語辞典第四版の「あんばい」の①には「塩梅」があり、用例として「彼が来てくれて、いい--だ」と出ている。
ときどき無性に梅干しが食べたくなり、スーパーで買う。原産地・中国となっているものと、国産との価格差にびっくりする。ひょっとして実は中国産にもかかわらず国産表示しているのかもしれない。それでも、国産南高梅使用、塩分控えめを少々高くても購入して、茶漬けに添えたりして悦に入る。そこで今年は梅干し作りに挑戦することにした。それなら梅の実もと、横須賀の実家のほったらかしの山に植えてある梅の木によじ登った。すでに竹と笹のジャングル状態だったが、庭の梅と併せて4キロは採れた。途中、こぶしサイズのオオスズメバチがブンブンいわせて近づいてきたので死ぬ思いも味わった。
帰宅してインターネットで作り方を調べる。以前、買った梅の実を氷砂糖と焼酎に漬けて大成功したこと、翌年、氷砂糖と酢で漬けるものと、蜂蜜漬けに挑戦して思いっきり腐らせて大失敗したことの両方を経験済みだ。そのために封印したガラス瓶を探した。まず、柔らかい梅干しが好きなので、青梅を黄色く色づけるために放っておくことにした。それがいけない。一晩水でアク抜きして、汚れなどをおとしてから乾燥させると、商売物と違い自家採取の梅は傷が多かったので、半分は傷みがひどくなり、梅干し候補から除外せざるをえなくなった。残り2キロをホワイトリカーをなじませ、塩を擦りつけて瓶に収める。少々塩を多めに入れ、重しをして、あとは土用を待つばかり。母も祖母も塩っ辛い梅干しを作っていたが、手間がかかると口を揃えていた。できれば減塩梅干しを狙っている。自信はない。

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