散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

「金香楼」豚バラ肉の特製タレ壷煮+豆腐の挽肉煮込み

2010年12月22日 | ☆行っチャイナ街
中華街で食事をしようと思えば、ちょっと行って、さっと帰れる微妙な距離に勤め先がある。
それを、あえて関内にランチを求めてさまようから、「よく続くね」と声をかけられる。
それでも、中華街の魅力に抵抗できずに、ふらふらと出かけてしまう日もあって、店を決めかねているうちにランチタイム終了間際となり、コンビニおにぎりの昼食となり果てて、後悔することも度々だ。

だから、中華街に行こうと決めたときは、できるだけ中華街ツウに情報を聞く。
「中華街らしいところで食べてみたい」
すると、
「宮廷風水上庭園でランチはどうだい?」

行ったところは、北門通りにある「金香楼」。
まず入口にはいると、インカムをつけたお兄さんが「なんかいですか」と聞いてくる。
「初めてです」と答えると、
お兄さんはニヤリと微笑みながら「にかいか、よんかいか、どちらかのフロアになりますが」という。
「あっ、階のこと。それなら、庭園風のところがいいんだけど」
「ランチのお値段が少々お高くなります。テーブルがあるか確認します」といって、1階フロアをのぞきに行った。
「そういえば500円ランチのメニューと、7、800円ランチのメニューが別々に貼ってあったのがそうかな?」
しばらくして、
「屋根ある席は、あいにくいっぱいです。屋根の無い席なら空いていますが、少し狭いです」といって戻ってきた。
「とにかく、1階で・・・」

席に座って手渡されたメニューは、7、800円ランチメニューだった。
(1) 金香楼特製壷料理+豆腐の挽肉煮込みランチ 700円
(2) 豚バラ肉の特製タレ壷煮+豆腐の挽肉煮込みランチ 700円(見出し写真)
(3) 牛スジと牛肉の特製壷煮+豆腐の挽肉煮込みランチ 800円(写真下)
(4) 金 麻婆豆腐セット 800円
(4)には「金メダリストもびっくり、金香楼特製麻婆豆腐です。体に優しい数種の薬膳が入ってます」の注釈付だ。



豚バラ肉の特製タレ壷煮(左)と、牛スジと牛肉の特製壷煮(右)がどう違うのか比較してみた。
どちらも、肉はトロトロだけど、豚は大ぶりのニンジンが多く、牛はスジがタップリだ。
味付けは同じように感じたが、旨みの濃い味でご飯がすすんだ。

それに付いている豆腐の挽肉煮込みは、麻婆豆腐の辛味抜きという感じで、壷料理とトロ味ぐあいが似ているので、味の変化がなく、食べているうちに、だんだん飽きてくる。
なぜ、こんな取り合わせなんだろう?と疑問に思っていたら、「中華ランチ探偵団」のブログに真相が書かれていた。

ランチのバリエーションは、メインの壷料理セットは除いて、変わるようだ。
このときは、ワンタンメンと半チャーハンセット800円(写真下)があった。


(外観)


(エントランス)この第2の入口で「なんかい?」と聞かれる。くれぐれも「初めて」と言わないように。


(店内1階)水上庭園が豪華だ。屋根のあるところに座りたがる気持ちがわかる。それで1階はいつも満席。


壺焼を注文すると、インカムのお兄さんの動きがあわただしくなる。
厚手の鍋ツカミを手にはめて、エントランスにある大甕の蓋をあけ、なにやら壷を取りだした。
ここに、長時間ゆるゆると加熱した壷が並べてあるらしい。


OKをもらって、のぞくと、壷がたくさん並んでいた。
これを見てから食べたら、もっと味わい深く、美味しさも倍増したに違いない。
来店するお客さんの誘導をしながら、壷の取り出しを仕切るのだから、お兄さんも大変だ。

もう少し、壷取り出しの演出に工夫をして、壷料理の中身を少し多めにし、
豆腐煮込みを薬膳スープか、金華ハム入り野菜サラダ薬膳ドレッシングなんてメニューに変えたらいいかもしれない。

ところで、2階と4階、500円ランチメニューの真相はいかに?・・・では、また。


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