ふと、思う・・・

夫さんの出張、１週間は長いなぁ。
娘が生まれてから、こんなに家を空けたのは初めてだなぁ。
夫婦二人のときは、週３の出張や１ヶ月の東京暮らしや夜中までの残業で夫さんは自分の実家に寝泊りしてたり。
そういう結構自由な時間をもらって、私も自由だったのになぁ。

娘は、お父さんは寝てたら（夜中に）帰ってきて朝早くお仕事に行ってるものだと勘違い中。
今朝、電話で話をさせたら「おとーさん、あしたのあさかえってくるって！」と内容を教えてくれた。
少し伝言ゲームが出来るようになったな（笑）


こんな小さな子供が、これからの将来幸せなんだろうか。
この日本って国はいつまであるんだろうか。
おいしいものを食べても毒、手軽なものを食べても毒、蛇口をひねって出る水も簡単に飲めない。
安心して好き勝手に飲食してきた私たちからすると、ずいぶん不自由な思いをさせてしまうようだ。
申し訳ないなぁ。
これからの苦労が待ってるなら、生まれてこなければよかったのに・・・

ある人は「今生まれる小さな命は何かの目的があって生まれるのだから、悲観するな。大丈夫」と言ってくれる。
そうね、戦国時代も戦争時代もたくさんの命がなくなったと同時に、たくさんの命も生まれたよね。
苦労するとわかっても、たくさん生まれたよね。


このくら～い雰囲気の続きで。
金子みすずとか宮沢賢治とか、本当にいい作家だと思う？

私大っ嫌い。
陰気臭い。
昔からみすずさんの詩は変なの！と思ってて、でも、最近は彼女の詩がすばらしいとべた褒めする人急増だし。
どこがいいのかしら？

アメニモマケズにしても、最後のほうで「デクノボウトヨバレテモ、ワタシハソウイウヒトニナリタイ」ってあるが。
私はデクノボウと呼ばれてまで、みんなに尽くす人にはなりたくない。
教育番組でよく流れていて、娘も少し覚えかけているけれど・・・
なんだかなぁ。
きっと全体を見渡して「そういう人になりたい」という風に結んでいるんだろうけど、私はそういう人になりたくない。

みすずさん・宮沢賢治・太宰治、ほかにもこの明治～昭和初期にかけての文学って、どうしてあんなにジメジメとした雰囲気なんだろう。
自殺や未遂や病気、とか。

せめて夏目漱石みたいに皮肉たっぷりのテンポのよい小説は書けなかったのかしら。

と、本屋さんに「夏休みの宿題用に」と平積みされていた昔ながらの本をズラ～ッと見ながら思ったのでした。