夏山、雨飾山へ行ってきました。
昔行っていた山の会からの山行きでした。
この本格的な登山は久しぶり。練習登山で、京都の愛宕山に登った次の日
の筋肉痛が痛くだんだん心配になってきたのでした。
その上、登山靴など20年前のものでにリュック、レインコートなどちゃんとしたものがなく、
やっとそろえたのが、1週間前。
体力づくりも全くできていなくて、登山行きを決めたことにどれだけ後悔したことか・・・
とにもかくにも、とうとう当日。
1日目、糸魚川で降りて、バスで途中まで行って山荘まで歩く予定が、この日は地元のお祭りで、バスが
動いていず、歩くことなく、急きょ山荘まで、タクシーで行くことに。私にとっては力を温存できて、ラッキーなことでした。
雨飾山荘で、ゆっくり温泉に入り、食事をして次の日に備えることに。
ここの主人は、昔大工さんをされていて、建て増しなども自分でされているそう。
この山小屋を切りまわし、冬は、子どもたちにスキーも教えて、字も達筆で一人ずつりっぱな字で
登頂記念の言葉と名前を書いて下さいました。
2日目、5時半、いざ出発!2Lの水筒を入れた35Lのリュックが重い。
いきなり急な斜面の登山道が続く。息絶え絶えに登っていく。
木の根が階段状になっているところ、はしごがかかっていたり
もう、余裕なく登ることでせいいっぱいという感じでした。
それでも、見渡しが良くなってきて、きれいに見渡せるようになると、
その美しさに感激。
30分ごとに休憩しながらやっと頂上が間近に迫ってきたときは、もう
ホッとしたものでした。
そして、頂上近くの、一面の花のきれいなこと。
そして頂上で、残念ながらガスで、富士山は見えなかったけれど
アルプスの山々が一望できました。
持ってきた水2Lの水ももう、半分以上飲み、今までに
こんなに汗をかいたことがあるだろうかっという気持ちいいほどの
汗をかきながら。
食事を済ませて、いざ下山。
下山も登山以上に恐怖。足をすべらせどれだけころんだことか。
それでも、雪渓が残っていて歩くことができ、やっと平坦な山道に
出てきた時は、もうやっと終わった!の安堵感の一言につきました。
そして、温泉宿で、ゆっくりと露天風呂に入り筋肉と心をほぐして、ビールを
飲み至福のひとときを満喫。この時があるから山へ登るのかも。
本当に、無事で帰ることができてよかった。
疲れた。もう、当分は、いいわ。と思うほど余裕はなかったけれど、
何日かたつと、懐かしく思い出して、また登ってみたくなる。