50歳を超えて51になりました。
1月は2月のレコーディングのために、練習を濃く、深くしたいのに、肩が痛い・・・ってなってました。
島さんが「みちえさん、piano貸してもらえる?」と声をかけてくれて福澤晴浩さんが私のpianoを使ってくれました。
それがご縁でその後の廉売や、リサイタルでもお話ができました。
福澤さんが私に教えてくれたのは、今の状態をいかに保つか?
それだけを努力していれば、いつかピョコっと階段を上がれる時が来るんですよ。
そしたらね、またそこを保っていられるように努力したら、またピョコッと上がるんですよ。
優しく、説得力のある言葉でした。
2月。
あうん堂でレコーディング。
痛み止めを打って(なんかプロの選手みたい)集中して、大好きなkawaiマジックで、ミスタッチはあったけれど、最善を尽くせた達成感があり、それがわ・た・げとしての、初めてのCDになりました。
3月
地震があっていろんなことがありました。
まずは路上ライブ。
一度はタッカもいたので、いつも通りだったけれど、2度目、3度目は自分が弾かなくちゃ・・・って。
あのときは心臓が飛び出るかと思ったけれど、何もしないという選択肢はなくて、下手でもいい。想いがあれば・・と行動できました。
それをイナリンが助けてくれたり、イナリンの想いを被災地に届けたり出来ました。
4月
タッカが札幌に行って約半年。
いるかの番組が変わって、マネージャー的な関わりをするようになりました。
ゲストに連絡したり、いるかに連絡をしたり、収録場所に出かけたり、saitoさんのマジックハンドもすげ~~~と思いながら、楽しみました。
廉売横丁には、毎月参加しつつ、通訳をしたり「ミュージックサインわたげ」が毎月何かしら演奏するようになってきました。
5月
映画祭の関係で島さんとお出かけが増え、昔の関わりのある方との再会や、新しい方々とも知り合いになりました。ユニバーサルホームを作る会の活動も増えて、手話を学ぶ人がぐんぐん上手くなるのを見ました。
このころから、五十肩の治療は鍼だけにして、あとは痛い治療は辞めることにしました。
6月
七飯上映祭のメンバーが増えて、若い力のパワーをもらいました。
23日は、長澤さんと一緒にタッカとわ・た・げとして、どどんと道南ラジオにでました。
その次の日の廉売ではセッションもさせてもらいました。
前後するけれど。
なんと!
あうん堂でライブが実現!!
「生きる」を泣かずに歌いきりました。(*^^)v
7月
花火大会の前に音楽をという依頼が来ました。
春から一緒に演奏しているミッキーといろいろ頑張りました。
はちゃめちゃだったけれど、弾き語りました(笑)
8月
TOMOハウスからの依頼で、共演できることができました。
Hey!和、カホのおかげでリクエストにこたえることができました。
七飯町の文化ホールでの演奏でした。
9月
ユニバーサル上映映画祭
ろう者の那須英明さんを招いて映画に対する想いを語ってもらいました。2年続けての来函で通訳もさせてもらいました。
8月の縁繋がりで「ふれあいコンサート」にも参加できました。
このころから「ふらっとほ~む」の関わりが増えてきました。
10月
ガイドヘルパーの資格を取りました。
voiceトレーニングのモニターに参加して、へぇ~~~がいっぱいでした。
11月
ユニバーサル上映映画祭函館。
廉売で仮出店。
以前知り合った玉川さんのライブ。JAZZ面白いかも?ブルースも面白いかも?って思った時間との出会い。
12月
ふらっとほ~む事務所開き
あうん堂でライブ。
いいこともわるいことも、あったけれど、こうしてスケジュール帳を見ながら書き出してみると、人とのつながりってすごいって思う。
まっくろな11月はさすがに忙しかったけれど、12月も寒かったけれど、
1年家族が平和に過ごせたこと。
音楽三昧だったこと、いろんなジャンルのピアニストと知り合いになれたこと。
あうん堂で一年に2回もライブができたこと。
もちろん一人ではできないことだらけ。
つまりは、私は一人じゃないってことなんだという証明ができるってこと。
ライブがあるたびに駆けつけてくれたタッカ、ありがとう。
一緒に演奏してくれたわたげのメンバー、ありがとう。
私がpianoを弾けるようにと頑張って通訳してくれたみんな、ありがとう。
それを楽しんでくれたろう者のみなさん、ありがとう。
私の手話の授業を採ってくれた学生の皆様ありがとう。
たくさんたくさん、伝えきれないありがとうでいっぱいの私は落ち着いて考えるとものすごくラッキーで幸せな人間なのだと、思ってきました。
それに気づけてよかった。
治療ができない=多重のまま だという概念を捨てて、一つになれるかもしれないと、12年は生きていきます。
何度も死のうと思ったけれど、生かされている。
だったら、生きてて良かったと思えるような時間を過ごす努力をこれからもしていきたいと思います。
本当にありがとうございました。
いつでもkasumiの手を離さないように、忘れないように、自分を大切に扱えるように努力してみます。
いつもと変わらない朝を迎えるけれど、明日は新年。
素敵な1年でありますように。