早稲田大学の文学部教授の喜多明人さん。
教育学の先生で、めぐろチャイルドラインとか、子どもの権利条例とか、いろんな分野で子どものことに関わっておられる人。
言葉一つひとつが、そうだ、そうだと、自分のことや、娘のこと、夫のことに想いを馳せ、うっかりすると聴衆になってしまいそうなくらいだった。
通訳をしに行っていたので、それではいけないのは、当たり前のこと。(笑)
虐待の話の中で、「虐待の連鎖はしないけれど、受容拒否の連鎖はある」と話していて、「子ども時代に親から受容されて育っていない人が、自分の子どもを受容出来ないのは愛着障害ともいえるが、その人自身のインナーチャイルドが戦っているんだ」という言葉がでて、すっきりした。
私には何人かがいらっしゃるから、小さな子ども大好き~~~と言う人が多いけれど、中学生の男の子になりたかった私は、思春期の娘と戦っていた。
なんでお前だけが、許されるんだみたいにね。
塾に通うこと、学校を休んでもいいという親。好きなことしてていいんだよっていう親。
まーにとってはいいことばっかりの母親ではないけれど、80%くらいは、受容できたかなと、思っている。
残りの20%は周りの人の助けを借りながらではあるけれど、連鎖を切ることができたと思うのだ。
「俺だって、俺だって勉強したかった」「俺だって好きな音楽やりたかった」
そういうので、吹奏楽のコンサートは結構いく。
中学生の頃は、percussionをやりたくて、でも我慢してたから。
今日はその2番目が心の裏で泣いている気がする。
中、高校生時代は結構いっぱい音楽聴いていたんだけど、何が好きだったかを思い出せないでいる(笑)
ゲオに行ってこようかな。