当たり前と思っていた日常の中に「運命の出会い」がある。
40年前に描いた風景画の雲が今も動いているかのよう。
こうしている間にも、世を照らした数々の顔が走馬灯のように浮かんでは消える。
悲しみの涙は雨となって心を濡らすも心のキャンパスは今も当時のまま。
これまでに流した涙は全て悪しきものとは限らない。
一心で描いていると遠い過去がおぼろげに見えてくる。
今まで止まっていた時計が動き出したかのように筆が進む。
あるがままに生きる喜びが此処にある。
「大自然の力」は目に見えない神秘の鼓動となって魅了する。
天変地変があっても、運命の出会いと別れがあっても何も無かったかのように、只々、雲は流れゆく。
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