石兎の風流日誌

日常に考えた事を俳句・短歌で綴る。

筑紫哲也氏・・・

2009-12-11 22:54:57 | 日記
 此の頃、テレビのニュース番組を見ていると、つくづく筑紫哲也(ニュースキャスター)氏の逝去が惜しまれる。
 
 イラク戦争の時には、米国を支持した小泉元総理を米国追随だと、批難したニュースキャスター達が、事、沖縄の普天間基地移転問題になると、辺野古への移設を決断しない鳩山総理を優柔不断だと、攻め立てている。
 いや、全く、沖縄県民の新しい基地は要らないという意志を無視して、米国の言う通りにしろと、鳩山総理に決断を暗に迫るニュースキャスター達こそ、米国追随派で有り、米国絶対視派だ。

 敗戦国の国民として、本土より永きに米国の統治に甘んじて来た沖縄県民は、本土並みと言う御旗の元に祖国復帰をしたのではなかったのか・・・・基地って無くなって行くのではなかったのか。
 気が付けば、本土並みとは名ばかりで、米軍基地の75%は県内に有り、今又、新たな基地が建設されようとしている。

 今、筑紫哲也氏が、生きておられたら、沖縄の立場を理解して、弁護擁護して呉れたはずだ・・・返す返すも、筑紫哲也氏の逝去が惜しまれる。


 『 惜しまれる 人こそ人の 華なれば  去りにし後の 残り香清し 』

 『 過ぎた日の 君の面影 寒の菊 』                      石    兎