定年オヤジの備忘録

趣味や興味あることを適当に備忘録として残すブログ

定年になったので、ブログタイトルも変更しました。

群ようこ 生きる読書

2015-09-04 23:53:14 | 読書記録
今日(2010/6/26)、古本屋の新書105円コーナーで立ち読みしている時に、何故かこの本のタイトルで目が止まった。
手に取ってパラパラとめくった時に「なんだこれは!すごく自分と似ている!」とびっくりしてしまった。思わず買ってしまったのは言うまでもない(笑)
以下の抜き出し部分は、約200ページの内容の中で、自分と同じ考え方で賛同した部分のみである。
特に、自分が毎月何冊本を買っているかを集計したことは今までなかった。しかし、購入書のリストをたまたま4月中旬から記録し始めていたので、今回初めて集計してみた。

その結果、
2010年度
 4月  途中からスタートしたので対象外
 5月  80冊
 6月  98冊 ということが初めてわかった。
これらの増殖し続ける本とどうやって格闘していくかを、自分なりに考えて行こうと改めて決心した今日であった。

※その後の書籍購入記録  (毎月末または翌月初にカウントして更新する)
 7月  54冊
 8月  99冊
 9月  96冊
10月  58冊
11月 118冊(ちょっと買い過ぎ、積読が増えた)
12月  41冊(忙しくて、本屋に行く回数が少なかった)

2011年度
 1月  73冊
 2月  80冊
 3月  53冊
 4月  47冊
 5月  68冊
 6月  49冊
 7月  70冊
 8月 185冊(今月はちょっと買い過ぎ、でも読みたい本がいっぱい見付かったからよかった)
 9月 117冊
10月  94冊
11月  42冊
12月  60冊
年間計 938冊(正式に記録してみると、年間でかなりの数の本を買っていることがわかった)

2012年度
 1月 123冊(今月は古本より新刊で読みたい本が多かったから出費も大きい)
 2月  76冊
 3月 121冊
 4月 130冊
 5月  70冊(今月は控えめ)
 6月  78冊
 7月  99冊
 8月 146冊(今年の最高冊数)
 9月  95冊
10月 162冊(今年の最高冊数更新)
11月 113冊
12月  80冊
年間計1293冊

※12/29~31の3日間で部屋の本を整理して、段ボール9箱分(約500冊)をブックオフに出した。
 約25000円だった。ちょっとしたお小遣いになった(笑)

2013年度
 1月  62冊
 2月  95冊
 3月 104冊
 4月  96冊
 5月  53冊
 6月  58冊
 7月  49冊
 8月  57冊
 9月  95冊
10月  97冊
11月  58冊
12月 102冊
年間計 926冊
※今回の年末は時間がなく、あまり本の整理ができず、とりあえず処分できるものだけブックオフに出した。
 約14000円にしかならなかった(笑)

2014年度
 1月 115冊
 2月  51冊
 3月  91冊
 4月  53冊
※ゴールデンウィーク中に本を整理して、約450冊をブックオフに出した。
 約18000円だった。
 5月  69冊
 6月 109冊(久しぶりの100冊超え、確かに6月はたくさん読んだ)
 7月  45冊
 8月 126冊
 9月  58冊
10月  59冊
11月  64冊
12月  74冊
年間計 914冊
※年末大掃除で520冊をブックオフに出した。約23000円だった。

2015年度
 1月  61冊
 2月  49冊
 3月  20冊
 4月  15冊(過去最低冊数だった。最近仕事で忙殺されて本を読む気持ちの余裕が無い)
 5月  48冊
 6月  65冊
 7月  51冊
 8月  63冊

------------------------------------

・ひと月六十二冊
「書店に行くと、手ぶらで出てくることがない私は、毎月どのくらいの本を買っているのか、これまで全く自覚がなかった。部屋の中が確実に狭くなっていくので、量が増えていることは間違いない・・・・」
「平均するとほぼ一日に一、二冊というペースである。私以上に買っている人はたくさんいるはずだ。いちばんの問題は、買った本の全部を読んでいないことなのだ。最近は昼間は仕事をして、夜は編み物と読書というパターンになっているのだが、それでも買った本をすべて読破するにはおいつかない。・・・・・・」
「もちろん読む気があるから買うのだが、そう思うものがあまりにたくさんあるものだから、ものすごい順番待ちの列が出来ている。その列は山となり、その山は連峰となり、そして私はその中で本の雪崩に遭うのである。しかし本を買うのは楽しい。家に帰って早く読もうと浮き浮きする。基本的には袋にはいれてもらわないので、大きなバッグから買った本を取り出して、にんまりしながら机の上に置く。・・・・・・」
「本を買った直後はテンションが上がっているのであるが、冷静になってみると、どうしてこの本を買ったんだろうと首をかしげることがある。・・・・・・」
「洋書も毎月何冊か買っているが、これはインターネットのアマゾンのホームページを眺めていて、あれこれ検索しているうちに、衝動買いした物がほとんどだ。もちろん興味があるから買うのであるが、すらすらと読めるわけがなく、辞書を片時も手から放せない。このままではうちにある洋書を読み終わるまで、百万年くらい必要なのではないかと、自分で蒔いた種ながら、ちょっと困惑しているのである。・・・・・・」

・老いる
「新刊本書店に行くよりも、古書店の棚を眺めているほうが、へぇ、こんな本があったのかと発見があるし、それは図書館でも同じである。ただ図書館の品揃えというか、並んでいる本はまた書店とも違う。本の処分に関して、ふんぎりがつかず、どこへ引っ越すにも段ボール箱を山のように持っていったころ、そういう状況にうんざりして、本は図書館で済ますと決意したこともあった。しかしそれは半月ももたなかった。たしかに図書館には本はあるが、当たり前だがそれは図書館の本であり、自分の本ではない。自分の目の届くところに置いておきたいとそのときに思った本は、家にないといやという性分だったということがわかったのだ。あとで交換本コーナーに持っていくことになったとしても、そのときは自分のものとして手元にないといやなのだ。また読みたい本があって、図書館に行っても、先に誰かが借りていると順番待ちをしなければならない。私は読みたいとなると、すぐによまなければ気が済まないタイプで、だだをこねる子供のように、読みたーい、やだやだやだ、今じゃなくちゃいやだあといいたくなる。そして書店をまわって、本を買って満足するといった具合だった。・・・・・・」

・本代
「私は原稿を書くときに買った本のリストも一緒に渡すわけだが、いくら使ったか自分では計算したことがない。そんな面倒なことをする気がないし、やっても仕方がないからである。たとえば節約のために確認したとしても、すでに遣ったお金であるから、取り戻せるわけでもない。私は毎月いくらと本代を決めているわけでもないし、その金額を知ろうとも思わない・・・・・・」
「コレクターといわれる人は、初版本を二冊買い、一冊は読むため、そしてもう一冊は保存用にしていると聞いたことがある。私は自己嫌悪と反省を繰り返し、やっと読んだ本は速攻で処分できるようになってきた。最近では処分するために本を読むようなところもあり、先日も段ボール箱二十個分を古書店に引き取ってもらって、仕事部屋もやっとごみためから、人間がいてもまあいいだろうといいたくなるような環境になってきた。それに慣れると、処分できる本は何かないかと捜すようになるから恐ろしいものだ。本はもちろん読むけれども、置いておく本の数を減らすほうが快感になってきた。・・・・・・」
「最終目標としては、一冊も床に置くことなく、手持ちの本のすべてを、高さ一メートル五十センチ、幅九十センチの本棚三つに収めることだ。それを実行するべく、古書店に引き取ってもらう本を読んでいるのだ・・・・・・」

・古書
「この本の前の持ち主は原書と翻訳を読み比べたらしく訳文を補っている部分の鉛筆の書き込みが何カ所もあった。私はまず書き込みを消しゴムで消して読み始めた。・・・・・・」
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする