定年オヤジの備忘録

趣味や興味あることを適当に備忘録として残すブログ

定年になったので、ブログタイトルも変更しました。

嶋津良智 怒らない技術

2010-09-27 00:50:54 | 読書記録
何か最近仕事でイライラして、つい家族に八つ当たりしてしまったりして、よくない傾向を自分で感じていたところ、ちょうど書店でこの本を見付けたので、早速買って読んだ(笑)
結局、同じことでも自分がどう受け取るかだけの問題であることがわかった。当たり前のことだけど、なかなか気付かないので、目からウロコが落ちた感じだ。

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・「心」を変えれば、人生は変わる!
 「心を変える」というのは「出来事や物事の受け取り方を変える」「考え方を変える」という意味である。
 「心」や「感情」をコントロールできれば、人生はコントロールできる。
 「心」を変えれば、過去も変わる!「受け取り方」「考え方」を変えれば、過去でも変えられる。正確に言えば、「受け取り方」「考え方」を変えれば、「悪い出来事」も「良い出来事」に変わるということである。

・まずは、「怒らない」ことから始める
 「怒らない」という習慣を身につければ「心」や「感情」のコントロールができるようになる。

・もっともシンプルな成功法則
 人生には「三つのルール」がある。
① 命と時間を大切にする
② 人生は思い通りにいかない
③ 苦悩と喜びはパッケージ
怒りやイライラに時間を費やすのは、はっきり言って人生のムダである。
成果が変わらないなら、自分の感情も省エネ思考になった方がいい。

・結果よりもプロセスが大切
 人は結果から学ぶことはない。人はプロセスからのみ学ぶ生き物である。

・ネクスト・チャンス
 本田宗一郎「成功とは、99%の失敗に支えられた1%である」
 ボビー・バレンタイン監督「ネクスト・チャンス」→「失敗してもいい。次のチャンスに頑張ればいい。」

・目の前の出来事には何の意味もない
 怒るか怒らないかを決めるのは自分自身である。
 目の前の出来事には何も意味がないが、その出来事に対して、意味をつけているのは自分自身である。

・人の心を左右するのは、出来事ではなく受け取り方
 人間はすべてのことを自分で選んで行動している。毎日、何百何千という意思決定を繰り返しながら生きている。その意思決定の質が、人生の質を変える。
 人の心を左右するのは、出来事ではなく受け取り方である。逆に言えば、どういった感情を持つかは本人の意思によって変えられるはずである。

・同じ出来事でも、どう考えたかで結果は変わる
 出来事が結果を変えることはない。出来事をどう捉えたか、考えたかによって成果が変わる。

・自分の感情が怒りを生む

・子育てのイライラも
 子供が寝ないという状態は同じなのに、自分の気持ちによって、受け取り方が変わり態度も違ってしまう。人間は、ちょっとしたことで気持ちが変わる。そして、それによって同じことでも受け取り方が変わり、相手への対応も変わる。もし自分の感情をいつも穏やかに保つことができれば、言葉や物事を悪く受け取ることが減り、相手への態度も穏やかになる。

・「価値観の違い」を受け入れる
 「腹が立つ」、「かっとする」、「むかつく」といった心の奥底からフツフツと沸き起こるイライラは、価値観の違いから生まれる。
 自分の価値観に合わないからイライラしているだけである。自分のやり方に合わないからイライラしているだけである。
 その人はそれでいい、それで普通だと思ってやっているのだから、自分がイライラしているのは、相手の問題ではなく、自分の問題である。自分勝手にイライラしているのである。だから、自分が受け止め方を変えるのである。

 本来議論の目的は、Aという意見とBという意見を持ち寄り、Cという着地点を見出すことである。
 自分の意見と違うから相手の意見が間違っているということではなく、それはその人の考え方である。自分の考えを主張するのはいいことであるが、相手の意見をまっこうから否定する権利はないし、否定してはいけない。
 自分が正しいと思い込んでしまうと、すべての非は相手にあることになる。他人のせいにし続ける限り、少しのことですぐにイライラすることになる。

 このような場合、客観的に自分を見つめ直す必要がある。自分が思う考えを、常に正しいと思わずに「本当に正しいのか」と疑ってみる。考え直して正しいと思えることなら、それはそれでいい。

 例えば、怒りの感情にかられたときも、その気持ちをすべて正しいと思わず、本当に正しいのかと自分を疑う気持ちを持った方がいい。

・情報に感情をコントロールされないようにする
 情報は仲介者によって曲げられるものである。伝言ゲームのように、間に何人か介在することで、内容が変化してしまう。
 同化と言って、伝達者のイメージによって、情報が勝手にすり替えられてしまうこともある。また、独自に形成されたネットワークの中で、同じ情報を二度聞くと、半信半疑であった情報を「みんなが知っているから」と確信してしまうことがある。
 だから、情報に一喜一憂するのはやめた方がいい。なぜなら、自分で見聞きした事実でない限り、人から伝え聞いた情報は間違いかもしれない。単なる噂を真に受けて、怒ったり、イライラするのは本当に時間のムダである。

・怒りは脳の老化現象
 不平や不満ばかり漏らしている人や、ストレスや悩み事を抱えている人などは、実際の年齢より老けて見えるものである。逆に健康で、いつも笑っている人や、物事に興味を持っている、あるいは趣味を持っている人はイキイキとして若々しく見える。

・人生の成果は考え方、心構えによって変わる
 この世にあるものはすべて、人のモノの見方、考え方、心構えから派生した現象である。この世に存在しているすべてのものは人の心がつくり出した成果物である。目の前にあるものすべてがそうである。

・何のために生きているのか?
 どんなささいな仕事でも怠らず、今の仕事がどれだけの人に影響しているかをイメージして仕事に臨むだけでも、仕事の成果は変わる。
 これは人生にも言えることである。どう生きるか。その考え方によって、実りある人生になるか、そうでないかが変わってくる。

・過去は変えられない。未来は変えられる。
 今の自分があるのは過去にまいた種の結果である。
 今、自分が直面している「怒り」も同じである。自分が過去に何をしてきたかによって、怒るような事態が目の前に現れているのである。もっと正確に言えば、過去から育んできた自分の価値観によって、目の前の事実を不快と捉えているのである。
 どんなにイヤな過去であろうが、どんな素晴らしい過去であろうが、過去は過去である。
 変えることはできない。変えられるものは「未来」と「自分」である。

・松井秀喜の言葉
 腹が立ったり、不満が出てきたりするのは、仕方がない。思ってしまうのだから、自分にも止められない。でも、口に出すか出さないかは、自分で決められる。

 人生には自分の力で変えられるものと、変えられないものがある。これを見定めることが、時間を有効に使い、成功するコツである。
 自分自身の頑張り方や考え方をちょっと変えること。まず、変えられることにエネルギーを集中させる。そして、変えられないものは、それをどう受け入れていくかを考える。
 「晴れたら喜ぼう。雨が降っても喜ぼう。何があっても喜ぼう。それが繁栄につながる」
 天気に限らず自分に不都合なことが起きたら、そのことに不満を持つ前に、全体的、グローバル的な視点に立って物事を考える習慣を身につけること。
 物事を一つの視点から見るのでなく、別の視点から見ると、別のものが見えてくる。

・他人は変えられない
 過去と同じように、他人もコントロールすることはできない。
 親だからといって子供もコントロールすることはできない。
 愛という言葉をはき違い、親であるという権限を使って、自分の言うこと聞かない子供に強制するのは、子供の人格を無視した単なる親のわがままである。

・感情は行動に大きな影響をおよぼす
 感情と行動は自動車の両輪である。
 例えば、スキップしながら怒るのは難しい

・怒りは無謀をもって始まり後悔をもって終わる
 カチンときたときに怒りの感情を露わにすることは、怒る方にとっても、マイナスに作用するケースが多い。感情は後先考えずにやってくる。腹を立ててつい大声を出したものの、結果として後悔することが多い。

・「怒らない」と決めてしまう

・「落ち込まない」と決めてしまう
 同じ出来事を体験しても、落ち込む人と落ち込まない人がいる。「落ち込む」「落ち込まない」という選択肢があり、自分が「落ち込む」を選んだ人が落ち込み、「落ち込まない」を選んだ人は落ち込まない。
 人間は立ち直れないような衝撃を受け、一時期はひどく落ち込んでも、やがては元気になる。愛する両親との死別、子供の不慮の死、終生の愛を誓い合った恋人との別れ、命を賭けた事業の失敗など、大きな衝撃を受けたときに人は落ち込む。毎日毎日泣き続け、食事ものどを通らない。気力も体力も失われ、まるで「ぬけがら」のような日々が続く。
 しかし、人間は頑張って一生懸命生きてさえいれば、必ずそれを克服する。「忘れる」ということは、神様が人間に与えてくれた贈り物である。時の力によって、心の傷は癒され、やがて元気になれる。回復するまでにどれだけの時間が必要か。そこが個人によって大きく差が出るところである。その時間は少ない方がいい。人生という限られた時間を、落ち込んでいる時間に費やすとしたら、とてももったいない。

・他人のせいにするのはやめる
 責任を他人に求めるのは簡単である。そうしたくなる気持ちもわかる。しかし他人に責任を求めても、問題は解決しない。
 自己責任という意識を徹底すると、当事者意識が芽生えてくる。
 どんな問題でも、突き詰めれば自分の責任であるから、知らん顔をするわけにはいかなくなる。
 世の中で起こっている出来事が喜ばしいことなのか、イヤなことなのかはすべて自分が決めている。自分を支配しているのは、出来事そのものではなく、その受け止め方である。もともとの出来事には何の意味もなく、出来事に意味をつけているのは自分自身である。
 人は毎日、何百何千という意思決定を繰り返しながら生きている。その中で、自分が意思決定した結果が、自分に降りかかってきているから、人生すべて自分の責任である。

・「イライラ」を感じなくなる習慣
 怒ってしまうときは、精神的に余裕がないときが多い。
① 迷ったら、決断しない
迷ったことは決断しない。無理に決断しなくても、本当に大切なことであれば、いずれ「よし」と決断できるときがくる。だから、迷っているときは、不安、問題など、踏み切れない理由が何かあるわけである。
② 自分の欠点を利用する
③ 常に最悪の事態を考えておく
④ 何よりも準備に重きを。「出かける前チェックリスト」をつくる
計画を立てるという作業には、まず「やらなければならないことをあげる」、そして「それを整理し、順序よく並べる」という二つのフェーズがある。
「持ち物マトリックス表」を作る。横列に行き先を縦列に持ち物を記入する。
⑤ 自信がなければ仕事も生活も分相応に
⑥ 目標はできる限り低く設定する
              部屋の片付けでも、壊れているものを修理に出すでもかまわない。自分の身近にある           る、少し面倒くさいと感じる問題を毎日少しずつ解決する。小さな雑用を毎日積極的           的に片付けていると、その程度のことなら面倒くさいと感じなくなってくる。同時に           イライラも抑えやすくなる。
いきなり大きな習慣を身につけようと思わず、小さな習慣を身につけることから始めることが大切である。
著者の知り合いに「靴をそろえる」「上着はハンガーにかける」「新聞を読む」の三つの目標を設定した人がいる。
目標達成ラインをちょっと頑張ればクリアできるものにすることで、常に達成感を味わえるようになる。やがて、それは習慣になり、好循環を生み、ちょっと高い目標が現れても、「頑張ればクリアできる」と思える。
⑦ 一人勝ちできる場所を見つける
⑧ 身の周りをきれいにしておく
⑨ 理想主義や完璧主義はやめる
⑩ 自分の問題か、相手の問題かをはっきりさせる
問題には4種類ある。
1. 自分も相手も問題だと思っている
2. 自分は問題だと思っているが、相手は問題だと思っていない
3. 相手は問題だと思っているが、自分は問題だと思っていない
4. 自分も相手も問題だと思っていない
⑪ 秘密を持たない
⑫ 大事なことはどんどん忘れる
⑬ すぐに聞くことでモヤモヤを解消する
答えが見つかるまで一人で勉強する。悩みが解決するまでひたすら苦しむ。心がけは立派であるが、そうした方法は、時間ばかりかかって効果的とはいえない。
だから、誰かに聞けばいい。答えを知っている人に聞けばいい。
⑭ イライラする環境に身を置かない
⑮ イライラするものから目を背ける
⑯ 一方的に話さない
⑰ 三合(さんあい)主義で生きる
⑱ 自信があることにはわがままに生きる
「人生一回」
⑲ 自分の成長を自分で認める
⑳ ささいなことで自分を褒める
21 自分が気持ちよくなる過ごし方を知っておく
22 朝の時間を大切にする
  著者は気持ちよく起きるための工夫として、目覚まし時計の音にこだわっている。
23 身近な人にいいところを50あげてもらう
24 気持ちを伝え合う
   本当に相手のことを思っている場合は、あえて無責任に愛情をこめて語る必要性が
ある。「相手がこう思ってしまうんじゃないか」と心配しなくても、相手を思う気持
ちがあれば伝わるものである。
25 「疲れた」「時間がない」「忙しい」は禁句

・今すぐ怒り・イライラが消える11の特効薬
① 神様が自分を試しているに違いない
② これはちょうどいい
③ むかつく相手との出会いに感謝
相手にむかついたり、いらついたり、そうした怒りを覚えたときは、その人が自分によくしてくれたことを思い出したり、何よりも出会いという奇跡に感謝すること。
④ 価値観メガネを変えてみる
人がイライラする原因の多くは、自分の価値観メガネを通して見るからである。価値観メガネはどんどんかけ直した方がいい。価値観メガネは多ければ多いほどよい。
⑤ その場から逃げる
心の中には、すごくイヤな自分が住んでいて、たまに顔をのぞかせる。人間は感情の動物なので、日頃感情をコントロールするトレーニングをしていても、気に障ることを言われたり、やられたりすると、本能的にイヤな部分が出てしまいそうになる。そういうイヤな自分が表に出そうになったら、その場からいったん逃げることである。
体と感情は一つのセットになっているので、体を動かすことで、感情を変えることができる。じっと座っているときに、こころの奥底から首を持ち上げてきたイヤな自分を、体を動かすことで、再び鎮めることができる。
少し落ち着いたら別の価値観メガネをかけて、イヤな自分を完全に自分の奥底に封印し、平常の自分として話せるようになって、もとの場所に戻る。
⑥ 第一感情を大切に
⑦ 不愉快はこまめに吐き出す
⑧ すぐに謝る
⑨ 「まあいっか」の精神も大切
⑩ 事態は変わる。だからちょっと我慢
⑪ それでも怒りが収まらないときは寝る
イライラが収まらないときは、多少は酒を飲んでもいいのでとにかく寝ることが大事である。
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山本ケイイチ 仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか

2010-09-23 17:25:10 | 読書記録
・筋トレはメンタルに効く
 いま現場でバリバリ働いている第一線のビジネスパーソンには、体を鍛えている人が非常に多い。彼らは忙しい中でもきちんと時間をとって、定期的に体を動かしている。
 トレーニングをすることによって、精神的にタフになる、思考がポジティブになる、直感力が高まる、クリエイティビティが磨かれるなど、メンタル面でのメリットもはかりしれない。

・自分本来の輪郭を保つ
 「銭湯や温泉に行けば、偉い人もそうでない人も、みんな同じ。裸のつきあいができる。」それと同じで、ジムに行ったら金持ちだろうと貧乏だろうと、いまの自分のありのままの肉体をさらすしかない。「オレは金を持っているぞ」と言っても、「懸垂ひとつ、できないのか」と言われればそれまでである。人は体を鍛えている人を無条件で尊敬する。
 体力がある人、体を鍛えている人、肉体的に自分を律している人に対して、人は自然と尊敬や信頼を寄せる。そのような尊敬や信頼に支えられて抱く自信は本物である。
 言ってみれば、トレーニングとは、地位も肩書も抜きにした、素のままの自分を客観的に認識し、それを磨き上げる作業である。

・鍛えた肉体は金で買えない
 筋肉は、洋服や靴を買うように、お金を出せばその場で手に入るというわけにはいかない。また、一度手に入れても、ずっと自分のものになるわけではない。年齢とともに筋肉は衰えていくし、脂肪はつきやすくなる。維持するためには、それまで以上のトレーニングを続けていく必要がある。
 トレーニングは、短絡的なことばかりがもてはやされている現代において、数少ない、短絡的でないものである。本当にトレーニングの意味を理解したら、「すぐに成果が上がる」「すぐに儲かる」といったうさんくさい謳い文句に心惹かれたり、お金ですべて解決できるような思想に惑わされそうになったりしても、「いや、そうじゃないな」と気づくことができる。

・2、3カ月続けば気持ちが変わる
 俗な目的で始める人の多くは、トレーニングを続けることができない。1カ月もしないうちに、どんどん消えて淘汰されていく。だが、中には2カ月、3カ月と続けられる人たちもいる。そういう人たちは、まず気持ちが徐々に変わってくる。
 3カ月くらいでは筋肉はたいしてつかないが、顔やお腹は多少引き締まってくるから、体の変化が見た目で分かるようになる。それによって周囲からの評価が変わる。
 自分から触れ回らなくても、仕事仲間に「トレーニングしているんだな」と伝わる。「お腹が凹んできたじゃないですか」「最近いきいきしてますね」などと言われるようになる。地位と肩書とも関係のない無条件の尊敬は、人間の健全な自尊感情を高めてくれる。

・メンタルタフネスが向上する
 正直、トレーニングは苦しい。しかし、それへの耐性ができることで、仕事や日常生活のトラブルやアクシデントに対しても「自分はあの辛さに耐えられるんだから大丈夫」と思えるようになる。

・歯磨きするように体を鍛える
 トレーニングも、歯磨きのように習慣化することによって、続けられるようになる。最初の動機は「もてたい」「はやっているから」「健康診断が近い」など、どんなことでもいい。習慣になると自信がつく。
 自分で決めた行動を習慣化すると、メンタルタフネスは確実に向上する。
 芸術家がすごい作品を作れるのは、もちろん才能の賜物である。しかし、才能だけでは作品は生まれない。人が遊んだりテレビを見たりしている間も、ずっと作品に向き合う。その粘り強さあってのものなのである。

・トレーニング習慣は成功者の条件
 アメリカのエグゼクティブの間では、肥満は問題外、単に痩せているだけでなく、トレーニングによって体を鍛えるのがもはや常識になっている。太っているのは自分自身をコントロールできない証拠で、そんな人にリーダーとして他人を率いていけるわけがないとみなされる。逆に鍛え上げた体は、その人が精神的にタフで、自制心を備えていることの証になるのである。

・半年続けば半永久的に続けられる
 トレーニングにチャレンジして、2、3カ月続けることができれば、自分や周囲に変化が表れる。2、3カ月続けば、半年まであと少しである。半年続けば、ほとんど半永久的に続けられる。
 半年続けることができれば、トレーニングはその人にとって、間違いなく習慣になる。人はもともと安定したい生き物だから、半年続けたことがあると、その人のライフスタイルの一部になる。

・「画期的で斬新な方法」などそうそうない
 同じことをシンプルに続けていけば、そのトレーニング法に効果があったのかなかったのかの検証がしやすい。逆に、やたらにいくつものトレーニング法を試すと、一つひとつの方法の効果が検証できない。

・筋肉を成長させる3条件
 第1の条件は「機械的破壊」である。簡単に言えば筋肉を壊すこと。
 筋肉繊維は傷つき、破壊されることによって再生が始まる。そして破壊の度合いが適度に大きいと、破壊前の状態に戻る以上に再生が進んで、「筋肉が太くなる」現象として表れる。これがいわゆる「超回復」と呼ばれる現象である。
 トレーニング翌日の筋肉痛は、まさに筋肉が破壊された証拠である。逆に言えば、痛みが残らないようなトレーニングでは、筋肉の成長を最大限に促すことはできない。
 第2の条件は「成長ホルモンの分泌」である。
 成長ホルモンの分泌を促す体内環境は、ある程度人為的につくりだすことが可能である。
 方法としては、筋肉を短時間のうちに疲労させ、酸素の供給を減らし、代謝産物である乳酸を多量に分泌させる。具体的にはインターバルの短いセットを組んだり、加圧トレーニングなどを行うとよい。
 また、トレーニング後や睡眠時は、成長ホルモンの分泌レベルが高くなるので、そのタイミングでアミノ酸やプロテインパウダーを摂取することも効果的である。
 第3の条件は「適切な負荷」である。負荷とは、重さ・回数・休憩時間・動作の難易度などのレベルを指す。筋肉によい変化を起こすためには、トレーニングをする毎に、少しずつ負荷を大きくしていくことが必要である。
 同じ内容のトレーニングメニューを淡々とこなすのでも、やらないのに比べれば、はるかにメリットが大きい。しかし、筋肉を成長させるには、やはり継続的に負荷を大きくしていく必要がある。

・原則をマスターすれば成果が上がる → 5つの原則

・結果を意識して行動する-意識性

・バランスをとりながら鍛える-全面性
 筋トレばかりやっていたら、筋肉が硬くなってしまい故障しやすくなる。だから、ストレッチなどの運動も必要である。

・常に新しい刺激を与える-漸進性
 漸進とは少しずつ進むという意味である。「過負荷」の原則ともいう。
 トレーニングを続けるにあたっては、運動メニューを少しずつ変化させ、負荷を大きくしていく必要がある。同じ運動を続けていくと体が負荷に慣れ、楽にこなせるようになってしまい、トレーニング効果が頭打ちになってしまう。
 勉強や仕事においても、人は少し背伸びしたとき、少し無理を感じるときに、最も成長すると言われている。少しずつでいいから、常に新しい刺激を与えていかなければならないのは、肉体も同じである。

・個性に合った方法を考える-個別性
 体は一人ひとり違うから、同じトレーニングをしても効果が異なる。「このトレーニング法だったら誰でもOK」というような方法は絶対に存在しない。効果を上げるには、個人の個性に合わせたトレーニングをするのが鉄則である。

・やらなければ結果は出ない-SAIDの原則
 「SAID」とは「Specific Adaptation to Imposed Demand(人体は与えられた負荷に見合った適応現象を起こす)」という意味である。「特異性の原則」とも言われている。
 ようするに、やればやっただけの結果が出るし、やらなければ結果は出ない。
 逆に言えば、「こうありたい」という目標があったら、そういう変化が起こるような負荷をかけてやればいいということである。

・変化が定着するまで続ける-継続性
 たとえ1カ所の筋肉を鍛えるだけでも、だいたい6週間くらいは同じ方法を続けてやらなければ結果は見えてこない。

・筋トレすると体が重くなる?
 筋肉をつけるとは、その分、体が重くなることである。減量目的で筋トレをする場合は、そのことをきちんと認識する必要がある。

・筋肉をつけると痩せやすくなる?
 基礎代謝量とは、生体の生命維持のために最小限必要な代謝量のことで、要は1日寝ていて全く体を動かさなくても消費されるエネルギーのことである。日本人成人男子の場合平均で1日1400キロカロリーくらいである。
 筋肉が1キロ増えると、だいたい1時間あたり15キロカロリー基礎代謝量がアップする。すなわち1日の消費カロリーが360キロカロリー増えるということである。1カ月に換算すれば、1万キロカロリー以上。脂肪1キロを燃焼するのに必要なエネルギーは約7000キロカロリーであるから、1カ月で1キロ以上の減量ができそうに思える。しかし、これはあくまで理論上の話である。そもそも筋肉をつけるのには長い時間がかかる。筋肉1キロを純粋に増やそうと思ったら、約1年間が必要だと言われている。
 普通の人が、筋肉をつけて基礎代謝を上げることで痩せようとするのは、はっきり言って非現実的である。よく雑誌の特集にある「2週間で筋肉をつけて痩せよう」というような幻想は、もう捨てるべきである。

・有酸素運動をすれば痩せられる?
 どんなにわずかな運動であっても、人が体を動かすとカロリーを消費する。
 主なエネルギー源になるのは、体内にあるグリコーゲン、アミノ酸、脂肪酸である。
 脂肪酸はエネルギーに変換されるまでに時間がかかるから、短距離走や重量挙げのような短時間に瞬発的なエネルギーを必要とする無酸素運動の時には使えない。無酸素運動の時には、主にグリコーゲンやアミノ酸が使われる。筋肉をつけることを目的にした筋トレも無酸素運動だから、残念ながら筋トレで直接的に脂肪酸が使われることはない。すなわち、脂肪はほとんど減らない。
 時間でいうと20分以上、ある程度持続的な運動をする時は、脂肪酸がエネルギー源として使われるようになる。その際、エネルギーを生み出すのに酸素が必要なので、このような運動は有酸素運動を呼ばれる。
 体重を減らすという点だけから見れば、有酸素運動には投資した時間ほどの見返りはない。

・有酸素運動をするとシワが増える?
 有酸素運動にはデメリットもある。激しい運動によって体内に発生した活性酸素は、老化の速度を加速させると言われている。

・筋肉はなぜ暴走するのか?
 「筋肉は暴走する」というのは、体を鍛えることにはある種の中毒性があることを意味する。
 筋肉をつけるには時間がかかるが、努力の結果はそのまま素直に出る。だからいったん筋肉がつきだすと、トレーニングがどんどんおもしろくなってくる。更に漸進性の原則から、常に負荷を重くしていかないと筋肉は成長しないので、トレーニングは益々ハードになり、エスカレートする。
 筋トレしかしなかったら、柔軟性はどんどん失われるので、筋力は強いのに、すぐに肉離れするようになってしまう。
 暴走に歯止めをかけるものは、やはり客観的な意見である。依存状態に陥ると、必ず周りの人は「そんなにトレーニングして何が楽しいの?」と尋ねるから、その時には我に返ることである。
 どんな運動にもメリット、デメリットがある。「運動のための運動」になって、運動が自己目的化してしまうと、往々にしてデメリットの方が大きくなってしまう。

・筋肉は何歳まで鍛えられるのか?
 高齢になってもトレーニングをして刺激を与えれば、筋量は維持され、場合によっては肥大する。既に筋の委縮が深刻な状態まで進んでしまっても、適切なトレーニングを行うことによって、回復させることも可能である。
 年をとっても運動ができるのは、昔からやっている部分が大きい。

・中学生が筋トレをしても効果がない?
 中学生後半くらいになると、男性ホルモンの分泌が盛んになって、顔つきや体つきが「男らしい」感じになってくる。この時期が筋トレを始めるのに最適な時期である。
 高校生くらいでトレーニングを始めると、本当に劇的に変わる。何を食べても脂肪はつかないし、何を食べても筋肉がつく。また、この時期にきちんと筋肉を鍛えておくと、その後、運動をする機会がなく、40歳になってトレーニングを再開したという場合でも、全くやっていなかった人に比べると効果が出るのが早い。
 トレーニングをしていた経験がある人の方が、そうでない人に比べてトレーニングに対しての反応性が高いと言われている。

・トレーニング効果と生活リズムの密接な関係
 トレーニングによって筋肉は一時的に破壊される。それが破壊された分を上回って回復することで、筋肉がついてくる。破壊された筋細胞がうまく回復するかどうかを大きく左右するのが、睡眠と栄養である。
 だから、筋肉を鍛えるためには、適切なトレーニングプログラムを組むだけではだめで、睡眠と栄養も計画的に取り入れないと効果が得られない。

・時間帯によって効果が異なる
 1日24時間の中で、いつトレーニングするのが最も効果的なのか?
 寝る直前がベストである。仮に12時に寝るとすれば、11時頃から始める。
 また、トレーニングする時間は、毎回同じ方がいい。

・痩せたかったら朝食前に運動する
 もともと朝は、血糖値が低く、エネルギー源として血液中の遊離脂肪酸が消費されやすい。この状態で、更にまた脂肪酸を消費する有酸素運動をすると、体はエネルギー源として蓄えられた体脂肪を積極的に使い始める。これにより体脂肪率が減少する。
 朝、軽くアミノ酸と水を飲んでジョギングするのがいい。

・筋トレ前には必ず炭水化物を
 筋肉をつくる目的でトレーニングする場合、トレーニング前にはごはんやパンなどの炭水化物を食べて、エネルギー源を補給しておくことである。空腹でトレーニングをすると集中力が低下し、場合によっては筋肉の分解がかえって早まってしまう。
 トレーニング前にアミノ酸を摂るとよいと言われるが、それだけでは筋肉の分解を抑えられない。
 理想的にはトレーニングの1時間前まで、遅くとも30分くらい前までに、平均的な体格の男性なら、おにぎり1個くらいは食べた方がいい。
 そして、トレーニング時間を通して、500ml以上は水分を摂るべきである。できればプロテインも摂った方がいい。
 トレーニング後には、やはりアミノ酸を摂る必要がある。これは総合アミノ酸がいい。
 また、筋トレをしている人は、通常よりも多くのたんぱく質が必要であり、それに伴ってビタミンやミネラルなども多めに摂らなければならない。

・有酸素運動の前後は「食べない」が基本
 有酸素運動の場合、脂肪酸が血液中に少ない時をねらって行うと効果的で、始める前には食べない方がいい。
 トレーニング前にアミノ酸と水分だけは摂っておくべきである。アミノ酸は脂肪になりにくいため、多少多めに摂ってもそれほど太らず、筋肉の分解を最小限に抑えることができる。
 また、運動を終えた後は、すぐには食べず、ストレッチングなどをしながら、食事までに最低30分くらいは空けた方がいい。
 運動直後はエネルギーが枯渇した状態なので、そこで食事をすると、必要以上に吸収が高まってしまう。

・痩せたかったら4時間おきに食べる
 一回に食べる量を少なくすると、多量に食べる場合に比べてインスリンの分泌量が減る。
 インスリンは、脂肪を体内に蓄える働きに関与する物質である。インスリンの分泌を抑えると、糖質の吸収が穏やかになり、脂肪として蓄積されにくい。だから、全体では同じ量でも、回数を分けて食べる方が太りにくい。

・しっかり寝ないと筋肉はつかない
 トレーニングによって傷ついた筋肉は、本来ならば睡眠中に修復されるべきところ、それが十分にできないのであれば、翌日はすっかり疲労困憊してしまう。
 仕事がハードで睡眠時間があまりとれそうにない場合であれば、トレーニングはソフトにやるべきである。とれる睡眠時間に応じて、その中で回復できるくらいのトレーニングをする方がいい。

・睡眠にはゴールデンタイムがある
 睡眠は時間量だけでなく時間帯も重要である。
 一般的に日本人は、夜11時~12時と深夜2時~3時に成長ホルモンが最も多く分泌されると言われている。成長ホルモンは、傷ついた筋肉を修復し、疲労を回復させるのに使われる。
 寝る前3時間以内の炭水化物の摂取は成長ホルモンの分泌を妨げると言われているので注意が必要である。

・スタイリッシュで機能的なウェアとは?
 トレーニング界で大流行しているのは「アンダーアーマー」というメーカーのウェアである。体の動きを全く邪魔しない。裸でいるのと同じような感覚で、一瞬、着ているのを忘れるくらいである。
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井上裕之 すぐにケータイをかけなさい!

2010-09-19 00:08:25 | 読書記録
・成功者に共通しているのが、「思ったら、すぐに行動」ということを徹底して実践していることである。凡人と成功者の違いはこの一点と言っても過言ではない。

・できる人、結果の出せている人は、とにかくよく勉強し、行動している。一方、できない人、結果の出ない人は、人の話を「うん、うん、そうなんだ」とわかった顔をしているだけで、すぐに忘れてしまう人である。

・行動した結果をイメージする!行動しなかった結果、失うものをイメージする!

・損得勘定なしにすぐにレスポンスした方が、当然相手の感情は満たされるし、ビジネスとしても、人間関係としても、そこにもたらされる信頼感や評価は格段に違ってくる。
 すぐに片づけられる仕事はさっさと終わらせる。そんな簡単なことで、相手にはリアクションの早い人だと思われ、自分の人間性が高く評価されるなら、やらない理由は何もない。→リアクションの早い人に成功していない人はいない。

・携帯電話やメールのレスポンスが早くできないのは、その人の性格による部分もある。しかし、「他の仕事はとても早く対応するのに、メールだけは遅い」という人はあまりいない。目の前で起きていることすべてについて「後でやればいい」という考え方をしている。そのような人は、他者に対しても「いつか思い出して答えてあげればいいだろう」とか「いつか準備して対応してあげたらいいだろう」という態度をとってしまう。面倒なことはすべて後回しにする。これでは信頼感など持ってもらえるわけはない。

・先ずは実践と行動。習ってきたらすぐに実践すること
 セミナーに限らず、どんなにいい話を聞いても、またアドバイスを受けても、何も実践しなければ変わらない。知識を得ただけでは何の役にも立たない。実践することで初めて知識は力になる。

・仕事のできる人は、先ず「連絡が早い」ということと、「行動力がある」という両方の資質を持っている
 スピード感がなく、連絡対応の悪い人と行動力のない人は、それなりの対応で成り立っているか、チャンスを逃しているということである。

・その場でできることは、瞬時に対応・判断

・欲しいものを手に入れる
 無邪気に「欲しい」と言ってみる。格好つけても意味はない。
 格好つけている人は、決して結果をつかめない。無邪気に「欲しい」と言える人間の方が、相手は「何とかしてやろう」と思ってくれるものである。

・人は、いつも同じ環境で、同じパターンで過ごしている。それは、慣れた環境がとても楽だからである。しかし、今の自分があと一歩成長できない、目標を叶えられないのも、環境と生活のパターンが原因ということである。
 今、自分の心に不満や不平がある人は、自分の環境や生活パターン(行動)を変えられていない人である。
 →言葉の使い方や声の出し方を変えてみる!早起きやウォーキングなどして変えてみる!

・起きたことすべてに良い解釈をするようにする

・どんな困難に遭遇しても、「必ず克服できる」と信じる。

・時間はなくなっていく!
 時間がもったいないと思わない人は、自分の価値を高めたり、生産性を上げようという発想にたどりつけない。
 なぜ、時間を大切にしないのか。一つには、本当に困っていないという理由がある。景気が悪いと言っても、お金が無いなりに生活できればそれでいいという人がほとんどである。
 「もちはもち屋にまかせる」ことも大切である。専門外のことを一生懸命頑張ったところで、その道のプロには絶対にかなわない。コストを考えて自分でやってしまう人がいるが、それこそ時間のムダである。
 優先順位のつけ方としては、とりあえず目の前の、すぐに処理できることはすぐにやってしまうことが第一選択である。電話をかける、メールを返信するといったことはこれに当たる。

・優先順位は考えない
 大原則は自分が素直に「重要だ」と感じる仕事を優先することである。一番やりたいことからやればいい。やりたいことをその瞬間にやることの方が、やらないであれこれ考えているよりもずっと有益である。

・楽にできそうなことからやる!
 いきなり理屈から入り、それを実践しようとすると必ず疲れてしまう。疲れる=やる気の消滅になるので、疲れることを無理にやってはいけない。
 人生の大原則は「楽しく生きる」である。
 楽しく感じられる瞬間を生きていくことがとても重要である。楽しいことを優先させるために、時間を管理して大切に使うのである。

・行動の9割が無意識である
 人の性格は、無意識でできている。その性格は習慣の集まりである。
 無意識の9割を良い方向に進めるように、良い習慣を身につける。

・学ぶ方法はいくらでもある
 著者は、バスで移動する8時間を、すべて勉強に費やした。最初は本を読みあさっていたが、疲れてきたらCD教材を購入し、耳で勉強をし始めた。
 夜寝る時も耳にイヤホンを差し込んで、眠りに入るまで聴く。とにかく眠る直前まで空いた時間は勉強に費やした。

・1回は1回の学び、10回は10回の学びである
良いことは、何度も学ぶ。良い本は何度も読む。

・スランプに出会ったら喜ぶ
 スランプを超えるということは、自分の限界を超えて、更に大きくなれるということである。

・環境や考え方を変えることもなく漫然と毎日を過ごしていると、パターン化された毎日が当たり前の自分になってしまう。パターン化された生活を送っていると、人間は加速度的に老いていく。

・自分の可能性を信じる
 どうしても物事を暗く考えてしまう人は、自分の感情をコントロールする方法を身につけると良い。ひとつの方法として、とにかく体を使ってみる。人間は思考よりも体が優先されるので、体を使うと感情が変わるのは絶対的な事実である。
 例えば、晴れ渡った空を見ながらジャンプする。音楽を鳴らしながら、たくさん体を動かしてみる。その時に暗いことを考えるのは無理なはずである。

・プレッシャーを感じたら、ワクワクする
 プレッシャーとは、おそらく自分の未知の能力を揺さぶっている瞬間かも知れない。
 プレッシャーを受けているということは、まさに自分のさらなる成長への挑戦である。
 プレッシャーはまさに「宝」である。

・世界には無限の可能性がある!
 地球儀の自分が住んでいる場所に目印をつけて、自分の行動範囲がどれくらいか測ってみると、おそらく数センチ程度である人がほとんどである。
 世界はとても広いのに、自分はわずか数センチの範囲の中で、毎日ほぼ同じような生活を繰り返している。
 一定の価値観に縛られ、フィルターのかかった思考は、とても小さい。
 自分はとても狭い部屋の中に閉じこもって生活しているのではないかという疑いを持ち、客観的な目線を持つようにする。

・良い習慣を21日間続ける!

・毎日、最善を尽くしているか確認する!
 人は習慣で生きている。明日こそは最善をという考えは甘く、そのような習慣の人に明日はない。毎日が楽しくなるには、常に最善を尽くして生きていく、それしかない。

・夢を叶えたいなら続けよう!
 大きな成功・目標・夢を得るためには、時間がかかることを常に意識すること。
 小さなことの積み重ねが、夢を叶えてくれることになる。しかし、多くの人は結果を急ぎ過ぎ、投げ出してしまう。
 叶えられた人は、運が良いわけでも、才能があるのでもなく、粘り勝ちをした人である。
 つまり、多くの人が勝手に止めていくので、続けていれば勝てるのである。

・理想を持って楽にいきる
 怠けるというのは「本来しなくてはいけないことをしていない」ということである。
 楽というのは、一生懸命と楽しさの両方をやるということである。「やるべきことはあるが、今すぐにやらなくてもいい」という状態を認識しながら、自分の楽しみややりたいことを優先している状態である。または、「やるべきことはあるが、自分でなくてもできることは他の人に任せる」状態ともいえる。
 つまり、自分の役割を明確に理解し、やるべきことをふりわけながら、個人的な生活も大切にする。これが「楽」の基本である。

・お金は使った方がいい
 買える値段のものが目の前にあって、買おうかどうかとても迷っている。そんな時はすぐに買うこと。それがめったにない物で、今自分の目の前にあるとしたら、それは縁か巡り合わせと思ってすぐに買う。半面、これを買うことが義務だと感じた時は、買うか買わないかを一度よく考える。ぱっとみて自分の直感や感性に響く物でないなら、買う必要はない。
 暗い人は消費行動も暗い。金額分だけの元は必ず取れるという自分になっていないから、見た瞬間に欲しいと思った物、必要だと思ったものが買えないのである。
 たとえ元が取れないとしても、それを買ったことに喜びを感じられれば、それで十分である。それが元を取っているということである。
 お金は使った方がいいし、使うからまた入ってくるのである。
 お金は水と一緒で、留めておくと澱んでしまう。お金を使うことは、他者への貢献である。貢献していることは、必ず自分に返ってくる。せせこましいお金の使い方をしていると、絶対に成長しない。お金は使うから流れができるのである。

・運の良い人と付き合う!
 同じ人生を過ごすなら、絶対に運の良い人と付き合うべきである。
 自分の周囲にいる人たちを良く眺めてみると、必ず、いつも生き生きして、輝いて見える人がいるはずである。仕事もプライベートも充実していて、何をしていても楽しそうにしている人がいるはずである。その人こそ、強運の持ち主である。
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