定年オヤジの備忘録

趣味や興味あることを適当に備忘録として残すブログ

定年になったので、ブログタイトルも変更しました。

松浦英行 「ツイてる人」の行動法則 [超常識]でうまくいく!

2010-04-29 19:45:45 | 読書記録
会社の人であまりにも真面目すぎて、何をやっても自分に満足できず常に自分を責めている人がいる。この人の相談話を聞いて、色々とアドバイスをしてきたが、やはり自分の説得力がないのか依然として変わらない。
そんなことを考えながら、古本屋で見付けたのがこの本である。
目次を読んだだけで、何かその人が変われるきっかけになりそうな気がして、思わず買ってしまった。
この本は、その人にあげようと思っているが、その前に自分で読んでポイントをまとめた。

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しなければいけないことは後回し。
疲れたら、途中で投げ出そう。
「常識」を逆さから眺めれば、人生は断然面白い。

・しょっちゅう悩んだり迷ったりして、思うような生き方ができていない人の考え方
1 人の迷惑にならないように、悪く思われないようにと周囲に気を遣ってばかりいる。
2 苦労しなければ願望は達成できない、つらい努力を経て勝ち取らないと価値はないと思っている。
3 「○○してはいけない」「○○すべきだ」というような、自分を制限する価値観をたくさん持っている。
4 悩まなくてもいいような「他人の問題」にまで首を突っ込んで、暗い気持ちになっている。
5 人生を深刻に「まじめ」にとらえ過ぎているため「楽しむことに罪悪感を覚える」ことがある。
これまでの人生、特に子供のころに教えられた常識や道徳、教訓に縛られて、窮屈な生き
方しかできなくなっている人がいかに多いことか。本来、人を幸せに導くための教えが「足
かせ」となって、生き方の幅を狭めているとしたら、そうした教えや固定観念をちょっと
見なおした方がいい。

・ツキに恵まれている人の「行動法則」
1 ツイてる人は自分の行動が、他人の目にどう映るかよりも「自分の気持ちに素直に従う」ことを大事にしている。
2 大好きなことをやるのが、自然な生き方であるし、そうすれば「豊かさ」は、いつの間にか引き寄せられてくる。長く続く苦労や辛抱は、方向が違っていることを教えてくれているのだと考えている。
3 何事にもとらわれない広い心を持っている。「絶対にしなければならないこと、してはいけないこと」は、ことのほか少ないことを知っている。
4 まず、自分自身が幸せを感じることを最優先している。明るく喜びに満ちた人生を送ることによって、周りの人たちを温かな雰囲気で包みこむ。これが、最高の社会貢献だと思っている。
5 人生は楽しく過ごすもの。「遊び」のごとく、ライトにとらえている。だからこそ、夢中になって真剣に取り組める。

① 中途半端なままでいこう(生きるのがパッと楽しくなる行動法則)
 ・問題を放っておける。白黒をはっきりさせるよりも、グレーのままにしておくほうが
いいこともある。どちらか一方に決めないで、両者の中間にいて、「いいとこ取り」す
る方が楽で得である。
問題や悩みが生じた時も、必ずしも解決しなくてもいい。それはそれとして放ってお
く。するとたいていのことは時間の経過とともに消えていく。
イヤなことや、しなければならないことも、後回しにしておけばいい。「ウソも方便」
で適当な口実をつくって、一時棚上げしておく。
中途半端なままにしておける能力を磨く。
「放っておく」のと「やり遂げる」のは、同じ価値。

・できる理由を見つけ出す
  「これをやりたい」と思っても、すぐに「できない理由」を見つけ出す習慣がある場
合、「できない理由」の数以上「できる理由」を挙げてみる。
できないことは、そもそも思い付かない。
「本当にしたいこと」に意識を集中させる。

 ・迷ったら、やってみる
  とりあえず走り出すこと。心が揺れ動く時は、突っ走りながら考えればいい。
  結果はどうであれ「あの時は夢中だったなあ。ああ楽しかった」と振り返ることがで
きたら、それで十分である。

 ・「好きなこと」に縛られない
  禅の高僧 余語翠巖老師の一言
  「やりたいことをすべてやれたら自由かというと自由ではない。やりたいということ
で、すでに縛られているのである。何事も平気で我慢できるようになれば、縛られるということから外れ、自由な人間になれるのである。」
「好きなことができる自由」と「好きでないことをしていてもストレスがたまらない余裕」。この2つを会得して初めて「真の自由人」と言える。
こだわればこだわるだけ縛られる。気に入らないことも平然とできるのが自由。

 ・途中で投げ出す
  成功法則、願望達成の法則でよく出てくる言葉に「成功するまでやり続ける」という
のがある。しかし、これが今一つピンとこない。
人の心は、日々変化していくものである。常に目標を立てた時と同じ心境でいる方が、
かえって不自然である。
初志貫徹するのが、いいとはかぎらない。目標も、心境の変化とともに変わるもの。

② 「なんとなーく」で決めていい(迷いからスッとラクになる行動法則)
 ・「ひらめき」に従う
  直感は、意味があるからひらめく。自分の心が、自分に都合の悪いことを思い付くわ
けがない。だから思い付いたことを疑わず、素直に単純に従った方がいい。
1 誰かに聞きたいことがあったり、連絡が取りたくなった時は、時間帯などを気に
せず、すぐその時に電話する。
  2 シンクロニシティ(不思議な偶然の一致)が連続して起きていないか敏感になる。
  3 夢に「求めている答え」が象徴的に現れていないかチェックする。

 ・「おもしろそう」なほうを選ぶ
  「Aがいいか、Bがいいか」を迷いに迷った場合は、どっちの道を行っても、あまり
変わりがないということ。
大切なことは、どの道を選んだとしても「選んだ道がベストの道なんだ」と思うこと。

 ・疲れないことをする
  子供は、したいことしかしないから疲れを知らない。
  大人は、しなければならないことばかりやってるから疲れやすい。
  好きなことなら、何時間携わっても疲れない。疲れを感じるどころか、逆にエネルギ
ーが充填されて、ますます元気になっていく。
  疲れも覚えず、長い時間楽しめるのは「しなくてもいいこと」をしているときである。
「しなければならない」と思っていることをやっている時は、喜びを感じない。
買わなくもいいものを買いにいく時は「ショッピング」なのでワクワクする。しかし、
無くてはならない生活必需品を買いに行く時は「買い出し」なので気分は乗らない。

 ・人の迷惑を考えない
  ツイてる人は「迷惑になる、ならない」の次元で行動を決めることはない。行動基準
は「好きなこと、やりたいこと」である。
だから結果として、周りに迷惑をかけることになったとしても、素直に謝れるし、自
分に迷惑がかかってきても、笑って見ていられる。それは「迷惑をかけて困らせてや
ろう」という意図で行動を起こす人は、ほとんどいないことを知っているからである。
「迷惑をかける、かけない」の呪縛から解放されよう!迷惑をかけないために、生ま
れてきたのではない。

 ・好きだからする
  やり始める際に、理由づけや説明は要らない。
  やめる時にも、理由づけや説明は要らない。

 ・信じたいことは口にする
  「人生は自分が決めたとおり、信じたとおりになっていく」のが宇宙の法則の一つである。
  「信」という漢字は「にんべん」に「言」という字から成り立っている。「人の言葉」がキーである。
  「信じたいこと」を言葉にして、毎日何十回と口に出してみる。

 ・したいことがなくても焦らない
  悟った人は「何かをしてもいいし、しなくてもいい」というスタンスでいるから「何が何でも、これをしたい」という欲はない。「何もしなくてもいい」と腑に落ちた時、人は最も活動的になるものである。

 ・週イチで初めてのことをする
  自分の殻を破りたくなった時、その「きっかけ」となる3つのヒント
  1 初めてのことにチャレンジする。
  2 毎月、金額を決めて自己投資にあてる。
    新しい自分を発見するためには、お金をケチらない。決めた金額を毎月オーバーするくらいの気持ちで投資してみる。
  3 以前やっていて楽しかったことを、もう一度やってみる。
    その時の「幸せな気分、ワクワクする高揚感、前向きな情熱」を思い出すことが大切である。
  自己投資は最高の投資。最大のリターンが期待できる。

③ 「ちょっとしたこと」を実行しよう(夢がどんどん叶う行動法則)
 ・目標を紙に書く
  1 目標は、毎朝書く。
    毎日、目標を書いたメールが自分のアドレスに届けられるサービスを利用する方法もある。
  2 数字を入れて、具体的に書く。
    達成の日付も書いておく。
  3 実現して、自分も周りの人たちも喜んでいる様子をくっきりとイメージし、感謝する。→望月俊孝「幸せな宝地図であなたの夢がかなう」が参考になる。
  4 イメージだけで終わらせずに、実際に何かその場でできることを10分間でいいからやってみる。
  5 「達成して幸せ、その途中も幸せ、今も幸せ」という気分でいる。
  目標は重要だが、幸福感を忘れないように。目標を通して、どんな自分になりたいの
か。
 ・「成幸」に導く5つの習慣
  成幸とは「これをするために生まれてきたんだ」と深く納得がいく生き方のこと。
  1 少眠、少食、禁煙
  2 読書好き、勉強好き
  3 整理整頓、トイレ掃除
    「捨てる」か「とっておく」か迷った時は、「捨てる」と決めておく。
    机の上が片付いていると手紙を書きたくなり、だれかと縁がつながる。
    机の上を片付けると、心の中も整理される。
  4 人にイヤな思いをさせない
    人にしたことは、自分に返ってくるのが「宇宙の法則」
  5 素直な楽天家でいる
    「素直」という字は素に直通すると書く。素直でいると「おまかせ」の境地でいられる。

 ・どんどんアウトプットする
  同じ読書をするにも、それを基に「何か書こう、何かしゃべろう」とアウトプットを
前提に読むと、吸収力が全く違ってくる。
いつも出し続けると入ってくる。
インプットからアウトプットに比重を移す。

 ・アイデア帳を携帯する(人生を変えるツール)
  アイデアは思い付いたときにメモしておかないと、すぐに忘れてしまう。いつ湧いて
くるかわからないので、アイデア帳と3色ボールペンを必ず身につけておく。
  アイデア帳を持っているから、ひらめくのである。
  効率を追求するから、仕事に縛られるのである。

④ 「自分の都合」で考える(「ツイてない」をガラッと変える行動法則)
 ・都合のいい人生観を持つ
  「人生は自分が思ったとおり、決めたとおりになる」というのが、この世の黄金律(ゴ
ールデン・ルール)である。
「辛い思いをして一生懸命働かないと、お金は手に入らない」と思っている人は、実
際に辛い思いをしながら必死に働いてお金を手にしていく。一方、「大好きなことをし
ていると、お金は自然と入ってくる」と心底思っている人は、本当に好きなことをし
ながら、お金を手に入れていく。
世の中という「外の世界」を見て、特定の人生観を持つようになったと通常思うが、
実際は逆で「自分がすでに持っている人生観」が外の世界に反映されて現実をつくっ
ていくのである。どんな人生観を持つかは、自分の自由である。
ツイてる人の行動指針は、制限やとらわれがないのが特徴である。
「思いは、現実化する」これが最も重要な法則
なって欲しくないことは、冗談でも言わない。

 ・トラブルも、いい刺激だと考える
  ツイてる人は、やってきた情報を先入観で排除してしまうのではなく、いったんは受
け入れてみようと考える人である。
  やってきた情報はすべて、「自分にとって必要があるからやってきたのだ。だから、い
いものに違いない。たとえすぐにはそう思えなくても、何かひとつはキラリと光るい
いものが隠されているはずだ」という観点で見ている。
トラブルも全くなければ退屈。
幸せでいることは簡単で当たり前。
 ・困難と向き合う3つのステップ
  1 頑張って乗り越えようとする段階
  2 見方を変えて、ポジティブ・シンキングする段階
  3 あるがままに受け入れる段階
  出来事にあらかじめ決まっている「意味」はない。
  ありのままに見るとは、事実を事実として見ること。

 ・マイナスを笑い飛ばす
  マイナスに見えるのは、プラスを知っているから。
  言い方を換えるだけで、人生が開けることもある。
  マイナスの言葉もプラス面に光を当てて「言い方を換えてみる」だけで気持ちが軽く
なる。
例:消費する→景気貢献する オヤジ→ベテラン 不景気→貯蓄期 老人→師匠
  浮浪者→路上哲学者

 ・毎日をレッスンだととらえる
  人生の99%はわからないこと。
  わからないことは、あまり暗く考えない。
  「楽天家」という場合、その人の「性格」を指して言っているように思われるが、これを「能力」と考えてみる。「性格」と考えると「一生変わらない、変えられない、変えにくい」となるが、「能力」とみなせば「練習しだいで何とかなる、訓練すれば磨くことができる」。そういうレッスンを日々の生活でやっていると思って過ごす。
  あくまでも「レッスン」であり「修行」とか「試練」という言葉は重苦しくなるから使わない。

 ・手に入らないものは追いかけない
  人は「ないこと」は見付けやすいけど、「あること」には、なかなか気付きにくい。
  人は完全で公平。過不足のない世界に生きている。「生きていくのに必要なものは、全部備わっている。人はだれしも過不足のない世界に生きている」と腹の底から理解できた時、人と比較することがなくなって、恐れが消えていく。

 ・信じきることができる
  ある情報が「正しいか、間違っているか、事実かどうか」は、さほど重要なことではない。要はそれを「信じられるかどうか」である。信じた情報はチカラになる。
  信じたら、信じたとおりの現象が現れてくる。
  情報は正しいかよりも楽しくなれるかが大事。

 ・ポジティブ・シャワーを浴びる
  毎日続ければ、いつの間にかできるようになっている。
  行きつ戻りつしながらも肯定思考は1年で身につく。

 ・格言もむやみには信じない
  「格言」も鵜呑みにしないで、自分で考える。
  辛い時は辛抱よりも、方向転換する。

⑤ 「他人との違い」をおもしろがってみる(人間関係がスッキリする行動法則)
 ・人のせいにしない
  人は、どんな時でも最適な場所にいる。
  すべて、自分の問題として受け止める。
 ・聞き役である
  自分と意見が違う人と上手にコミュニケーションをとる方法。
  「そうですね」という言葉を優しく言うこと。たとえ、相手の意見に同感できなくて
も、とりあえず「そうですね」と言って相づちを打ってみる。

 ・他人を責めない、自分も責めない
  恋人や夫婦の間、または師弟関係で年々「好意と敬意の念」が深まっていくのが理想
であるが、実際はなかなかそうはいかない。出会った頃は夢中になっているので気に
ならなかったことが、つきあうにつれて段々と相手の「人間らしい面」が目につくよ
うになる。その人への思い入れが強いほど、落胆も大きい。しかし、これはおかしな
話である。
  その人は、ずっとその人なりの生き方をしてきたし、自分と出会った後も、そうして
きただけのことである。自分が勝手にその人のことを好きになっておいて、自分の価
値観やイメージと合わなくなったからといってその人を責めたりするのはよくない。
このように、苛立ったり、腹が立ったりするのは、相手に問題があるように思えるが、
実は自分に原因がある場合が多い。
  人の気持ちは刻々と変化していく。
  「諸行は無常なり」と思い定める。

 ・悪口を受け取らない
  ほめられても、悪口を言われても同じように、にこやかに微笑んでいられる人になる。

 ・反論されても動じない
  相手から反論された場合は「ケンカをふっかけてきている」と解釈するのではなく、「反
対側から見ると、こう見えますよ」という示唆を与えてくれていると解釈する。

 ・「正しさ」にはこだわらない
  人それぞれ、自分だけの世界に住んでいる。
  「正しさ」よりも「幸せ」に意識を向ける。

 ・相談は聞いてあげたいときだけきく
  「人のため」に動くのは、自分が余裕のあるときでいい。
  その時の気分を尊重し、ケースバイケースで対処する。

 ・自分の才能に気付いている
  1 本来の自分に目覚めるとは、自己の才能に気付くこと。
  2 だれもが、それで食べていけるだけの才能を持っている。
  3 才能は「天分」と言われるように、天から平等に分け与えられている。
  4 その「天分」を表現している時は、疲れを感じない。
  5 むしろ、元気になってくるので、人に優しく接することができる。
  才能のない人はいないが、気付いていない人は大勢いる。
  努力もなく続けられることのなかに才能が潜んでいる。

⑥ 楽しみながら、儲かっている(人生も財布も豊かになる行動法則)
 ・お金持ちの財布の使い方
  1 お札は上下、裏表をちゃんと揃えて入れている。
  2 新券を入れているので、二つ折りの財布は使わない。
  3 お金がお金を呼ぶので、たくさん入れている。
  4 財布とは別に「小銭入れ」を持っている。
  5 カードではなく、現金での支払いが中心。
  お金持ちは「投資感覚」が身についているので「これが何倍になって返ってくるか」と発想する。
  お金は大切にしてくれる人のところに集まる。
  お金は人の感情を反映し、次の動きを決める。

 ・他人の目から自由である
  人は誰でも「自分という存在を認められたい」という根源的欲求があるが、「だれでもいいから認めて欲しい」わけではない。ある特定の人に承認されたいのである。
  内面に問いかける機会を作る。人に認められたいという「承認欲求」が薄まってきて、とらわれから脱出した時に次のレベルに進む。
  特別意識は、劣等感のあらわれ。天はすべての人を認めている。

 ・「ありたい姿」をイメージできる
  人は誰でも何もしなくても価値ある存在。だからこそ生まれてきた。

⑦ ツイてる人から聞いたこと(運を引き寄せるちょっと意外な行動法則)
 ・価値観が淡い 津留晃一
  「良い・悪い」は、いちがいに決められない。自分がそう思っているだけ。
  「どちらがいい」から「どちらもいい」人生へ。

 ・「遊び」のごとく生きる 松永真理
  運を呼び込む人は、人生を遊びのごとく、軽やかにとらえている。
  来るものは、とりあえず受けてみるとおもしろい。
  色んな体験をするって、カラフルでいい。

 ・努力なしでできることをする 宝彩有菜
  本当の才能は「あまり努力した感じを持っていない分野」にある。
  努力が辛いと感じた時は「方向」が違うこと。
  才能は天から与えられている。天はえこひいきしない。

 ・「自分はアイデアマンだ」と意識する 加藤昌治
  アイデアあふれる人と、そうでない人の違いは、意識しているかどうかの一点。
  アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない。少しだけ新しくても「新しい」。
  くだらないことでも何でも全部紙に書いてみる。「量が質を生む」
  夢物語でかまわないからどんどん出してみる。実現度?そんなの後回し。
  何事も意識さえしていれば近寄ってくる。
  人は自分が定義したとおりの人物になっていく。

 ・しっぺ返しも体験してみたい 森田健
  いい体験、悪い体験、何でも体験したもの勝ち。
  来るものは拒まない姿勢が、ツキを引き寄せる。

 ・すべて自分にふさわしいと考える 斎藤一人
  困ったことは起こらない。困ったと思っていることも、実は困ったことではないと気付くことが神様からのプレゼント。
  この世では「似つかわしくない」ことは起こらないことになっている。
  人はすべて「ちょうどいい世界」に住んでいる。
  出会う人は、みんな自分とどっこいどっこい。

エピローグ・・・シンプルに考え、試しに行動してみる
「ツイてる人」の3つの人生のとらえ方
 1 過去のこと
   「これまでの人生は、最高だった」と肯定すること。
   それ以外の人生との比較はできないから、歩んできた人生はすべてベストな選択だったと納得すること。
 2 現在のこと
   目の前の出来事をいかに楽しむかが大切である。
   そのこと自体にあらかじめ決められた意味はない。どのように解釈するかは、各人の自由に任されている。自分の人生は自分に都合のよい解釈で楽しむこと。
 3 未来ののこと
   心配するのは時間のムダ
   出来事は幸せにしようという意図でやってくる。だからすべて良いことである。
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本山勝寛 「東大」「ハーバード」流16倍速仕事術

2010-04-26 23:02:26 | 読書記録
書店に行ったら、ビジネス書コーナーの平台に並べてあった。
目次を見たら、興味を引く部分が何点かあったので買って読んだ。

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【16倍速仕事術の勝利の方程式】
仕事成果=「効率」×「戦略」×「時間」×「地頭」
方程式の4つの因数を整理することで、自分に何が足りないのか、何により力を入れたらよいのかを意識しやすくし、「あれもこれも」といろいろな方法に手を出して、かえって回り道をしてしまうことを防ぐ。

社会人にとって重要な勉強の要素は3つある
「頭を使い続ける機会・仕組み、習慣を作ること」
 地頭を鍛え、脳を活性化し、どんなことでも俊敏に柔軟に思考するための基礎作り。
「仕事と直結する勉強をすること」
 単に会社から課せられた研修や課題だけをこなしていても十分ではないし、周りと差がつかない。また漫然と流行りのビジネス書だけ読んでいても仕事に直ぐにいかせない。
「長期的な観点から教養を深めること」
 歴史や文学、世界情勢など仕事と直接関係のない分野でも、ビジネスの発想のヒントとなったり、人間関係や心の機微を読み解く視座が与えられたり、周囲から一目置かれる存在になったりする。

①効率
効率を上げるためには大きく2つの方法がある。
仕事の段取りや進め方をシステム化することでムダをなくし、更に集中力を高める方法
ITを駆使する方法

・新しいツールや他人のノウハウにやみくもに手を出さない
 まずは頭に「効率概念」をたたきこむ
 効率を上げるためのノウハウや裏技はたくさんあるが、どれもこれも手をつけていては、逆に時間がかかってしまい、非効率になってしまう。新しいツールや紹介されていた方法などにやみくもに手を出してばかりで、“自分の外側にあるもの”で効率性を高めようと考えてしまうことは間違いである。
 「効率」の本質的な部分とは、自分自身の考え方そのもの、つまり“自分の内側”を改革することである。
 今やっている仕事にムダはないか。もう少し効率よくできるのではないか。この部分を自動化できないか。他の人に任せられないか。この待ち時間に何もしないのはもったいないから、少しでも進められることはないか。この新しいツールを使うと、この作業が1回あたりこのくらい時間短縮できそうだが、使いこなせるようになるまでにこのくらいの慣れが必要そうだ・・・。こういった考え方を常に持ち続けることができるかどうかが効率アップの大原則である。

・仕事に対する「時間概念」を持つ
 すべてのことに締切りを設定する
 いつまでに仕上げなければならないかが決められていないと、結局後回しになってしまい、何もできない。
 締切りが数週間とか1カ月先のことであると、どうしてもまだ時間があると余裕をもってしまい、何も手をつけないものである。
 普通の人は、今日かせめて明日のことくらいしか、真剣に考えることができないものである。つまり、すべてのやるべきことを、今日何をすべきかに落とし込めばよい。
 3カ月後の提案発表のために、今日やるべきことは「1日の気付きをメモ帳に1つ以上メモすること」である。
・仕事は1時間1単位で区切ることにする
 1日でやるべきは5、6単位
 「3カ月後の仕事」も「来週仕上げるべき仕事」も「今日やるべきノルマに転換する」ということは、仕事の時間概念を1日単位でつかむということである。
 1日でできる仕事の効率を高めるのによい方法は、1日の仕事を更に1時間単位で区切って考えることである。
 1時間単位で区切って仕事をすると、今やっている作業の締切りは1時間後になる。そうなると急いで取りかからないと間に合わないから、他のことは一旦忘れて、今最も優先すべきことに集中できる。
 メールがひっきりなしに来ても、1時間後に今の作業が終わればまとめて処理すると決めていれば、至急のメール以外は後回しにすることができる。

・数値化しにくいものも含めて成果から目を背けない
 「やらない」「縮小する」を的確に決める
 残業時間を減らしても同じだけの、あるいはそれ以上の成果を出すということは、「仕事にかけた時間=インプット」ではなく、「成果=アウトプット」を重視するということである。

・思い切ってマウスを使うことを止めてみる
 ショートカットキーのマスターで事務作業時間を激減できる
 「Ctrl」+「Z」 ・・・戻す
 「Ctrl」+「Y」 ・・・進む
 「Ctrl」+「A」 ・・・全選択
 「Ctrl」+「S」 ・・・上書き保存
 「Ctrl」+「F」 ・・・検索・置換
 「Alt」+「Tab」・・・ウィンドウ切り替え

・翻訳にキーワード、1つ上のページ・・・
 検索ツールバーで「優秀な秘書」を活用する
 Googleツールバーの活用
 翻訳機能の活用

・パソコンとデスクは前輪と後輪のようなもの
 デスクトップとデスクを対応させる
 パソコン上のデスクトップにも基本的にはその日にやるべきことを表示しておく。
 デスクトップにファイルが置いてあると、忘れずにすむのでよいが、あまりにもたくさんあると逆効果である。

・目の前に集中したいことがある場合、時にはインターネットを切る勇気を持つ
 報告書や企画書を書きあげる時に、ちょっと行き詰るとすぐにネットで検索してしまう。わからないことを調べたり、ヒントを探したりするのはよいが、実はすでに頭の中ではできあがっていて、あとは書くだけなのに、その書く作業から逃れるためにネットに走ってしまう場合がある。検索すると、さまざまな情報が目の前に現れて、今やるべきことと関係ないものが気になりはじめ、目標からどんどん逸れていってしまうことがある。
 検索よりも悪いのが、ネットニュースを見始めてしまうことである。

②戦略
戦略性を高めることで、数カ月、1年、あるいはそれ以上のスパンで仕事の成果を引き上げることが可能となる。
仕事は頑張っているし、残業もたくさんしているけど、思ったほど仕事で大きな成果を上げられない。疲労ばかりが溜まり、自分がどこに向かっているのかも分からなくなる。忙しくてそれなりにやりがいを感じるが、いつもいっぱいいっぱいになって余裕がない。このような状況は戦略性の欠如からくるものである。
戦略性を高めることができれば、自分の立ち位置と向かっている方向が分かるようになる。そして、「今すべきこと」「次にすべきこと」「人に任せるべきこと」「お願いすること」などがクリアになる。

・敵を知り己を知れば、百戦しても殆うからず
 徹底的に学び、調べ上げることが基本
 政府などが発行している白書や専門誌・業界紙、新聞も全国紙各紙の関連記事を毎日追う。
 ただ、漫然と学び知識を得るのではなく、常に戦略や目標を意識して研究する。

・配属先が得意分野とは異なったときどう考えるか
 目標と得意分野を効果的にすり合わせる

・偶然のチャンスが転がり込みやすい環境を整える
 ブログで自分を身近に感じてもらう

③時間
・「非有効時間」を「有効時間」に換えるだけで2割増、3割増で時間を作れる

・一定期間、1つのことを徹底的にやる
 人間は3カ月で慣れ、1年でマスターできる
 現在の中心テーマを1つだけ決めて、一定期間そのことを徹底的にやること。
 とにかく重要なことは「徹底的に」やること。
 著者の場合、大学受験だけでなく、留学のために英語を勉強する時には、英語漬けといえるくらい徹底的にやり、3カ月で一番苦手だったリスニングの効果が徐々に表れ、1年間で米大学院に合格できるだけの英語力をつけた。
 時間術というと、空いている時間を活用していろいろなことを少しずつやるというイメージになりやすいが、実は1つのテーマを徹底的にやることの方が時間を有効に使っていることになる。
 逆に優先順位をつけず、あれもこれもと手をつけてみても、どれも中途半端に終わり、結局は時間のムダに終わってしまうことが多い。

・通勤時間は読書、耳勉、携帯メモ・・・
 インプットだけでなくアウトプットにも活用する
 これまで、電車で座れたときだけ読書していたような場合は、今後は乗り換えや歩きの時間など、小さなすきま時間も見逃さず有効活用する。

・娯楽時間のアンテナの張り方で大きく差がつく

・執筆、読書、語学・・・
 出張こそが自由時間の宝庫

④地頭
どのくらいの本、雑誌、新聞、テレビのニュースやドキュメンタリー、ネットの記事や論考、報告書、分析レポートなどを読んでいるか。どのくらいメモや文章、報告書やブログ、論文を書いているか。そしてどれくらい数値的な計算、分析をしているか。これらを把握し、より強化することで地頭は鍛えられ、仕事の成果は長期的に増大する。
また、頭を鍛えるのは勉強時間という考え方もよくない。実は仕事でいかに頭を鍛えるか、頭を鍛える機会を活用するかがとても重要である。つまり、仕事中にいかに頭を使っているか。

・「読み」「書き」「そろばん」は仕事力の基礎の基礎
 スポーツにおける筋力、体力と同じ

・地頭鍛錬の定番はやはり本
 「読書ポートフォリオ」で読書投資を戦略配分
 効果的に読書を進める方法として、読書のポートフォリオを作る。
 例:ある期間に10冊を読むとした場合
   現在の仕事関連 3冊
   3~5年後の仕事に関連するもの 2冊
   今売れている流行の本 2冊
   小説 2冊
   歴史・思想書などのアカデミックな本 1冊
 ビジネス書やハウツー本だけ読んでいても、骨のある人間にはなれない。
 論理的思考を鍛えるには、要点をすぐに理解できるビジネス書を10冊読むよりも、論理を解かないと意味を理解することができない哲学書を1冊読む方が効果的である。

・1時間で30冊から40冊、 書店で「目次読み」の数をこなす
 ビジネス書の肝は目次にあるといっても過言ではない。
 多くのビジネス書に触れる方法として、書店で目次のみをたくさん立ち読みする方法がある。気になる本を片っ端から開き、目次を読む。その中でも特に気になった項目のページを1~3箇所ほど実際に開いて読んでみる。
 買うことを前提にしていると、1冊1冊の吟味に時間がかかるが、初めから買うことを前提にしないと、さほど時間をかけずにさっと読むことができる。

・本にビジネスアイデアを書き込んで企画書にする
 インプット、アウトプット両方の質を高める
 目的をもって選んだテーマの本を1つの「企画書」にしてしまうという気持ちで、ビジネスアイデアをその本の中に書き込む読み方を「書読」という。
 その本を読みながら、思い浮かんだアイデアを書き込んでいく。
 もしアイデアが広がり、企画が次々に浮かんでくるなら、その本のスペースにどんどん書いていく。本を読むのは机上とは限らず、電車の中でも飛行機の中でも、本をメモ帳がわりにして書き込んでいく。
 1冊読み切ったら、もう一度書き込んだ箇所を読み返す。メモの断片を頭の中でつなぎ合わせて、企画の全体像をまとめる。そして、まとまったアイデアを本の最初の白紙のページに書き込む。本を「企画アイデアをまとめるメモ帳兼参考書」にする。
 「書読」は、インプットとアウトプット両者の質を同時に高めることができる一石二鳥の方法である。

・新分野でのスタートダッシュを可能にする1つのテーマの本をまとめ読み
 自分にとって新しいテーマや課題、分野や業種を扱う時に有効な読書法である。
 初めから大量の本を読むことで、その分野を俯瞰することができれば、吸収力がまったく変わってくる。
 まずは、その分野の成功者の体験本や、具体的な成功例が多く紹介されているような一般読者向けの本を読む。これは、その分野への関心を高め、よりモチベーションを高めるために必要である。この段階では知識を得ることは目的ではないので、読んで楽しそうな本を選び、純粋に楽しめばよい。マンガでもよい。
 次に、入門書のような全体像を平易に紹介している本を複数読む。
 そして、その後により焦点を絞った専門的な本を読む。
 この一連の「まとめ読み」をすることで、最低5冊は読むことになる。
 この時は、他の本はいったん横において、自分自身をそのテーマに対して「閉じた」状態にし、集中して読むことが大切である。
 入門書までを1週間で一気に読み、専門書はある程度じっくりと書き込みながら読むのがよい。1週間で業界の常識を俯瞰でき、1カ月で何か新たな展望が見えるようになってくる。

・新聞記事を紙面とネットで補完読み
 ひと昔前とは意味が変わってきた「新聞を読む」こと
 新聞は毎日一定時間をかけて、幅広い分野について旬で良質な文章を読むのに最も適している。読む力の基礎力を高めるには、毎日少しでも読むことを継続することが大切である。
 朝に紙面を読み、昼休みにオンラインニュースをざっとチェックし、夜には雑誌記事を少し腰を据えて読むくらいがちょうどよい。

・「書くこと」は「論理的思考」そのもの
 目次を書く力が求められる

・地頭力の基礎を上げる「メモ」の書き方
 ただし、「メモ」だけでは何も生まない

・見た目のきれいさより頭を整理できているかどうかが重要
 独自ノートはゼロからではなく8から作る
 最近ではノート術が注目され、書くことの重要性が理解されつつあるので良い傾向ではあるが、ノートをきれいにまとめなければならないとか、頭のいい人や成功している人のやり方を詳細にわたって真似しなければならないというような、一種の強迫観念のようなものが生まれていたら、それは必ずしも正しくないと思われる。
 ノートやメモ帳が読みづらい走り書きのままでは、保存・参照するにはむかない。そこで参照用ノートを作る。ただし、この参照用ノートはゼロから作ってはいけない。
 きれいにまとまっている既存の資料に、独自のメモを書き足すことで独自ノートにする。
 参照用ノートはゼロからではなく、8から作るくらいの感覚がよい。重要なのは、それを「参照ノート」と考えて、常時新しく得た情報や考えたことなどを書き込んでいくことである。

・ブログとTwitterですべての日常をアウトプット思考に
 ブログの良さは、どんな日常のことも、書くネタにならないかと考えることで、アウトプット思考になれることである。
 特別な意識を持たなければ、何事もなかったように時間だけが過ぎ去っていく。しかし、ブログのネタにならないかと常に考えていれば、見え方が変わってくる。

・なぜ数字に強ければビジネスにも強いのか
 数字力鍛錬のすすめ
 数字力を鍛錬するのも、数学の問題を復習する必要などない。普段から数字に注意を払い、数字を通して物事を見つめる習慣をつけることで可能となる。

・すべては数字を知ることから始まる
 現状を把握し問題を分析する
 活気がない商店街を見て景気が悪いと感じるだけでなく、経済成長率や失業率、企業の決算などを見る方が、より客観的に経済の状況を把握することができる。
 どんなことでも数字で物事を把握することで、現状を正しく認識することができる。
 現状認識のために必要な数字力とは、まず自分の仕事に関わりのある数字が何であるかを把握し、その数字を徹底的に頭に入れることである。
 社内の数字、あるいは専門分野の数字を誰よりも把握していれば、それだけで使える情報の引き出しをたくさんもっていることになり、優位な立場に立つことができる。
 次に必要なのが、同一指標について定点観測を続けることで、同じ数字の推移を把握することである。
 最後にこれらの数字を把握できたら、数字が表わす意味を解釈し、問題あるいは成功を分析する力が必要である。
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グリーン車

2010-04-23 12:02:51 | 日記
今日は仕事で東京へ日帰り出張だ。エクスプレス予約を利用すると新幹線で東京-新大阪間乗車すると片道一回当たり90ポイントが加算され1000ポイント貯まると無料でグリーン車に乗車できるサービスがある。今日は新大阪から東京まで行きの片道それを利用した。最近の新大阪はほとんどN700系になったので設備や乗り心地は良くなっているが、やはりグリーン車は更に快適だ。普通車と違って1列4席なので座席幅が広くゆったり座れることとシートの材質が高級感があり背中をまるごと抱え込んでくれる感じである。更にフットレストもあるので靴を脱いで足を伸ばせるところがいい。車両の左右に2席ずつ配置してあるが、今まで隣に人が座ったことが一度も無い。つまり左右に一人ずつ座るような感じでとてもリラックスできる。確かに年末年始やお盆の帰省時期は混んでいると思うが、我々がビジネスで利用する平日はガラガラである。以前は社長や役員が乗る憧れのグリーン車であったが最近は我々も時々乗れるサービスができてうれしい(笑)ビジネス書にはよく高いお金を払ってでもグリーン車に乗って快適な環境で移動中に勉強した方がいいと書いてあるが、普通のサラリーマンが出張の都度自腹でグリーン車に乗るのはちょっときついと思う。そんなことを言ってるから普通のサラリーマンから脱しきれないのかな(笑)今は中央線に乗り換えて仕事先へ移動中。
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DEGEN DE1125

2010-04-18 22:25:30 | ラジオ・BCL
今日は奈良県山辺郡山添村の神野山(こうのやま)へ山歩きに行った。5年ぶり位に行ったのでとても懐かしかった。まだ、桜が残っていたのと、ツツジが少し咲いて二つの花が同時に視界に入るととても奇麗だった。神野山山頂展望台の上で、持参したラジオDEGEN DE1125で11660kHzの中国中央人民広播電台を受信した。多少のフェーディングはあったが、シグナルはほぼ4~5の強度で安定して受信できた。このラジオは、AM・FM・短波の3バンドでなおかつそのままMP3として番組を録音できるすぐれものである。サイズもちょうどよく、厚さも薄く、デザインも気に入っている。
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本郷陽二 頭がいい人の一日15分勉強法

2010-04-10 12:22:38 | 勉強法
読後の感想としては、著者は内容をタイトルの「15分」に無理やり合わせようとしている感じがした。参考になる点は多々あるが、15分という長さにこだわる必要はないと思った。自分に適した時間の長さに合わせて実行したら使えると感じた。



 はじめに
15分というのは微妙な時間である。携帯で遊ぶには長過ぎるし、読書をするには短過ぎ
る。だから15分程度の時間ができると何となく持てあまして、結局何もせずに終わって
しまうことが多い。
この15分を有効活用するように心がけるべきである。
糸川英夫博士の言葉→「屑の時間をダイヤモンドに変える」
① 一時間で10ページ進められる問題集があるなら、15分で2ページする
② 読書で区切りがいいところでないと読んだ気がしないと言わず、15分で本を閉じてしまう細切れ読書にする。
③ 一週間に一度、一気に片付けるのではなく、毎日15分ずつ片付ける。
 
・一日15分が一年で90時間になる!
 15分間で何ができるか?
 文庫本なら10~15ページ読める。
 参考書なら数ページは読み進める。
 国語辞典の読書 → 一時間ぶっ続けで読むのは苦痛であるが、一回5分で一日三回くらいなら意外と面白く読める。
 新聞のコラムを書き写す。

・TO DOリストを作る
 通常のTO DOリストではなく、細切れ時間を有効活用するTO DOリストである。
 5分、10分、15分の欄を作り、それぞれの欄に「やるべきこと」を書きこんでいく。
 例: 5分欄 「国語辞典の読書」「英単語を1つ覚える」「方程式を1つ覚える」
   10分欄 「読書」
   15分欄 「問題集の問題を解く」

・DID DOリストを作る
 「やったことリスト」のことで、寝る前や翌朝に今日(昨日)できたことをリストアップしてみる。

・時間は三通り「瞬発型」「集中型」「つれづれ型」
① 30分ほどの「瞬発型」
② 2時間前後の「集中型」
③ 半日程度の 「つれづれ型」

細切れ時間は、一見すると効率が悪いようであるが、心理学的にみても大きなメリットがある。
人間には、複数の情報を見たり聞いたりした場合、最初と最後の情報が一番印象的で、記憶に残りやすい。これを「初頭効果」と「終末効果」という。
つまり、勉強時間を細切れにして何度も繰り返すと、そのたびに初頭効果と終末効果が得られ、勉強時間を増やすよりもかえって記憶が強化される可能性が高くなる。

・会社で勉強する法
社内には、毎月さまざまな雑誌や書籍を購入している部署があるから、時間がある時に片っ端から目を通すようにする。特に注意するのは、自分では絶対に購入しないような雑誌や書籍である。
株の世界に「人の行く裏に道あり花の山」という言葉がある。これは、「人が行かない裏道にこそ、きれいな花が咲いている」つまり、他人と同じ行動をしていては利益は得られない意味である。これは、読書にも同じことが言える。みんなが読んでいる雑誌や書籍ばかり読んでいても抜きん出ることはできない。一歩先を行くためには、みんなが読まないような業界紙や、あまり知られていない本や雑誌も読まなければならない。

・脳の反応速度を歩く習慣で鍛える
 普段何も考えずに歩いている。だから歩くのは簡単と思いがちであるが、実は歩くという行為には、脳の多くの部分の協調性が求められる。脳の協調性は、神経細胞のネットワークが迅速でスムーズに働かなければ実現しない。
 つまり、ウォーキングをするということは、脳の協調性を鍛えているのと同じである。
 「ウォーキング=時間の浪費」という考え方は間違い。
 語学番組や語学講座のCDなどをiPod等に録音して、それを聞きながら歩けば、
 「ウォーキング=勉強時間」になる。

・街の中に書斎を作る
 インターネットカフェはお勧めである。
 営業マンの中には、インターネットカフェで仕事をしている人が意外に多い。コーヒー飲み放題で、パソコンも使い放題だから、パソコンで仕事がすんでしまう人にとっては最高のオフィスである。
 街を歩いていて、思い付いたことや気になったことがあったら、近くのインターネットカフェに飛び込んですぐに調べるという使い方もできる。

・語学放送をBGMにする
 デパートや書店のほとんどでBGMが流れている。音楽を止めるとどうなるか。買い物をしている人たちは何となく不安を覚え、そそくさと店を出ていくそうだ。また、流れ作業など単純労働が行われている作業場でBGMを流すと、能率がアップするという研究結果がある。BGMは意外なほど脳や心に影響を与えるものである。

 これほどの影響力を持つBGMを勉強に利用しない手はない。
 家で作業している時、読書をしている時にNHKラジオ等で放送している語学番組を流す。BGMだから集中して聞く必要はない。

 iPod等に好みの語学番組や語学講座のCD等を録音して、通勤時に聴く。この時も、番組に集中することはなく、本を読みながら、車窓を眺めながら聴くだけでいい。そのかわり「一度聴いたら終わり」ではなく、何度も何度も同じ番組を聴くようにする。最低でも10回は聴く。すると、知らぬ間に耳になじむ単語や文章が出てくるようになる。

 「門前の小僧習わぬ経を読む(毎日見聞きして慣れていれば、知らず知らずのうちにそれを習得できてしまう)」のことわざ通りである。

・テレビやラジオの講座は続けることに意義がある
 毎年4月から5月にかけて、テレビやラジオ講座のテキストがベストセラーになるそうだが、せいぜい三カ月で売上は激減するという。つまり、ほとんどの人が三カ月前後で挫折してしまうのである。挫折した人は、まじめに取り組み過ぎたために逆に三カ月坊主になってしまったのである。
 ということは彼らの逆をやれば長続きできる。つまり「あまり頑張らないで気楽にやる」ことだ。

 ノートを必死にとるのはやめて、講師の言うことだけを見聞きする。わからないことがあったら、テキストをもう一度確かめればいいし、どうしてもノートを使いたいなら、メモやポイント、または○×を書き込む程度にする。30分程度の講座なら、強く印象に残ったことを一つ書くだけでも構わない。

 最近ではハードディスクレコーダー等の録画機器が普及したため、「録りためて後でまとめて勉強する」という方法もあるが、「録っただけで安心して、結局は見ない」というケースは意外と多い。
 もし、どうしてもリアルタイムで見る時間がない時は、絶対に2本以上番組をためないこと。録画した番組はその日のうち、または翌朝出勤するまでに必ず見るようにする。こうすれば、見ないまま講座がたまってしまうこともない。

・買わない方がいい本もある
 本を買って後悔することはめったにないが、ただし例外がある。それは参考書である。
 例えば何かの試験を受験する予定があるとする。まだまだ時間があると思って安心していると、あっという間に数カ月を切ってしまう。こんな時によく見られるのが、参考書を何冊も買い込むという行動である。
 たくさん参考書を買い込む人に限って、それで安心してしまう傾向がある。本棚にズラリと並んだ参考書を見て、勉強した気になってしまうのだ。
 参考書はめったに買わない方がいい。ベストな参考書を一冊だけ買う。それ以上は絶対に買わないようにする。そしてその一冊だけを何度も何度も繰り返し読むのである。
 どんなに難しいことが書いてあっても、15分もあれば1ページは進むことができるはず。そうして少しずつ読破していく。
 読み終わったら、最初からおさらいをして、最終的には参考書の内容をすべて覚えるくらいにする。ここまですれば、たいがいの試験はパスするであろう。

・頭のいい参考書、問題集の選び方
① 著者の名前や肩書で選ばない
② 重厚長大は避ける
分厚い参考書は重くて持ち歩くのに不便で、苦労して持ち歩いたとしても、通勤時間やちょっとした待ち時間に手軽に開くという気持ちにならない。
③ 過去問題がたくさん掲載されていること
④ 答えに解説がついていること
試験で同じ傾向の問題が出るといっても、そっくりそのまま同じ問題が出るとは限らない。過去問題を丸暗記するのではなく、「なぜその答えになるのか」という理由や理論を理解することが大切である。理解するためには、答えの欄にしっかりとした解説がついている問題集を選ばなくてはならない。
暗記するのなら、解説の方を暗記すること。読み終えて理解するのに15分程度かかるくらいの詳しい解説が載っているものを選ぶとよい。

・自分だけの人名録を作る
 自分で人名録を作るというのは、自分が主人公になって物事を考えるためにたいへん有効である。
 直接交際がない人や有名人、あるいは外国人でもどんどん記入していく。
 本を読んで感動した時、素晴らしい映画に出会った時、展覧会や画集でたまたますてきな絵に出会った時など、その都度、作家や監督、俳優、アーティストの名前を記録していく。
毎日寝る前に15分ほど時間を作り、「今日はどの人を付け加えようか」と考えるのもいい。

・集めるだけでも立派な勉強だ
 何かを集めてそのことに詳しくなれば、立派な専門家である。つまりコレクションは専門家になるための勉強といえる。
 コレクションとは、物置や机の引き出しをガラクタでいっぱいにすることではなく、「私の博物誌」を作ることである。

・旅行に「テーマ」を持たす
 旅行に行く時も、何かテーマを決めて「プラスワン」の旅行を目指すのもいい。
 ただ街を歩き、写真を撮ってくるだけでなく、建物の中を見せてもらったり、お年寄りに話を聞く。それをパソコンに入力して資料を作る。
 旅行に行く時は、15分でもいいからその土地の紹介記事や本を読み、そこに何があるかをあらかじめ知っておくとよい。

・尊敬する人を真似てみる
 美術の授業はたいてい模写から始まる。優れた先人の作品を忠実に模写していると、絵を描く基本ができあがっていく。この基本技術をしっかりと身につけられた人だけが、独自のテクニックや独創性を加えることを許される。
 目標とする人をみつけたら、その人を徹底的にコピーする。服装から立ち振る舞い、食事の嗜好まで真似てみる。
 毎日15分くらい、しぐさを真似することから始める。するとその人の考え方や仕事に対する意識まで、理解できるようになる。
 かなり、上手に真似できるようになったら、自分の望みやカラーを加えてみる。

・フリーペーパーで情報力をアップする
 フリーペーパーには普段読んでいる週刊誌や新聞では得られない情報が詰まっている。
 自分の視野を広げるためにとても有効である。
 できるだけマイナーなフリーペーパーを探すように心掛ける。

・出会った本はパッと買う
 待ち合わせ時間にまだ余裕がある時は、書店で過ごす。15分ほど書店にいるだけで、いろいろな知識を頭に詰め込むことができる。
 イギリスの作家ベネット「何でもいいから本を買いたまえ。買って部屋に積んでおけば、読書の雰囲気が作り出される。外面的なことだが、これは大切なことだ」と言っている。

・「関係ない」と思う本にこそ大切な情報が
 書店でいつも同じ棚ばかり見ていると、同じ傾向の本だけの「井の中の蛙」になってしまう。

・頭がいい人の「読書術」
 相当なことが書いてありそうな本でも、本当に大切なことは、わずかしか書かれていない。たいていの本は「まえがき」か「あとがき」を読み、目次、見出しを見れが用が足せる。

・読書のコツは面白いところでやめること
 普通の小説やビジネス本は読み始めても、キリのいいページに栞を挟み、「また明日にしよう」「帰りの電車の中で読もう」となってしまう。しかし、忙しくなったりすると、電車の中でも自宅に帰っても、すぐに眠気が襲ってきて読書どころではなくなる。こうしてバッグに入れっ放しにされた本は、一週間もたつと、読みかけのまま本棚に戻され、「積読本」に化けてしまう。
 「積読本」にもそれなりのメリットはあるが、せっかく途中まで読んだのに、途中から積ん読になってしまうのはもったいない。
 積ん読にしないためのテクニックは、「面白いところで読み終える」ことである。普通は面白いところにかかると、どんどん読み進んでしまうが、そこでグッとこらえて栞を挟み、本を閉じる。
 谷(つまらないところ)で読書を止めるから積読本ができてしまうのである。
 このテクニックは記憶にも有効であることがわかっている → 「ツァイガルニク効果」人間には、達成された完了課題より達成されていない未完了課題の方が記憶に残りやすいという心理がある。

・新聞は奇数ページに注目する
 新聞はすべてのページに目を通すのではなく、奇数ページ(一面を含めた左ページ)に注目するようにする。右開きにできている新聞は、目につきやすい左ページに重要な記事を集中しているから。
 偶数ページには、記事より広告が多いことに気付く。
 三面は「総合面」と言われ、一面につぐ重要なページである。ここでは記事のタイトルと前文(新聞の世界では「まえぶん」と読む。見出しの次にある記事の内容が要約されている短い文)だけを読めばいい。

・積ん読をバカにしてはダメ
 2005年のNHK放送文化研究所の調査で、平日に読書をしている人はわずか18%で平均時間は1時間9分であった。この読書には漫画や雑誌も含まれているから、書籍を読んでいる時間はこの数字よりもかなり低いと予想される。
 本棚に読んでいない本が増えた時は、本棚としっかり向き合って、15分ほどかけて積ん読中の本をあれこれ並べ替えてみるといい。
 今までのまとめ方にとらわれず、自己流の並べ方、組み合わせ方をしてみる。
 本を並べ替えることは、単なる気まぐれのように思えるが、実はかなり高度な知的作業なのである。

・本のタイトルが読めるようにしておく
 本が増えてくると、二段三段に積み重ねたり、横に寝かせて重ねてしまう場合がある。こうすると本のタイトルが見えなくなってしまう。
 その時は「まあ、いいか」と思うが、数日後、数か月後に見つけるのが困難になる。
 並べる時にちょっとだけ手間をかけてタイトルが見えるようにしておけばよい。
 本が多過ぎて、どうしても前後に並べなければ収まらないなら、月に一度ずつ、前の本と後ろに隠れている本を取り替える習慣をつけるとよい。

・パンフレットやPR誌を活用する
 一度手に取ったパンフレットやPR誌は自宅や会社に持ち帰ってファイリングした方がいい。
 パンフレットやPR誌が貴重な理由は、
① 雑誌や書籍とは比べ物にならないほど、多額の製作費がかけられているから、貴重な情報が詰まっていることが多い。普段はめったにインタビューに応じない著名人をPR誌で見かけることも珍しくない。
② ページ数があまり多くなく、写真が多用されている。文字数が少ないから訴求したい点がズバリ書かれていて15分もあれば読み終えることができる。

・感情表現は記憶力をアップさせる
 記憶は何かを読んでから、わずか30分で40%も忘れてしまう(エビングハウスの忘却曲線)が、それを引き止める手段が「書くこと」である。
 その時に感情表現を加えて書くと、自分に関係したことに変化する。こうすると記憶の強化がより促進される。
 何としても覚えたいこと、諳んじなければならないことがある時は、これにプラスして、書き込んだ文章を15分間復唱し続ける。そうすれば30分で40%消失にはならないであろう。

・手書きの日記が勉強になる
 日記を長続きさせるコツは気張らないこと。その日にあったことを探して書こうとするから追い詰められてしまう。そこまで深く考えず、その日に会った人の名前を書くだけでもいい。天気や気温、目についたことを2、3行書くだけでも十分である。このくらい気楽な気持ちでやれば長続きする。

・絵は記憶力を倍増させる
 人の記憶は考えている以上に淡く、瞬く間に失われてしまう。だから、大切なことをメモやノートに書いてもすぐに忘れてしまうことがある。
 こんな時は、ノートや手帳にメモる時に絵を描くようにする。絵は下手でもいい。
 絵も一緒に描くと、驚くほどに忘れない。
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