ちくま新書
2015年1月 第1刷発行
228頁
無知であることを自覚して営む日々の暮らしこそ、知的生活である
年をとって忘れっぽくなるのを嘆くことはない
むしろ日々これ新しく前進する、と考えよう
老年恐れるに足らず、との心境に至れば、人生は明るく楽しいものになる
Ⅰ 頭に刺激
Ⅱ 体にいたわり
Ⅲ 心を豊かに
さまざまな日常の局面におけるちょっとした工夫を習慣化することで誰でも日々向上することができる
例えば
毎日雑然としたことをしているのにスケジュールを作り整理を加え、一日の生活を編集してみる
など割に簡単なことで「知的生活習慣」を手に入れられるようです
知識を増やすことだけでは人の価値は高まらない
知識そのものは無力で、生活の中で使用した時にこそはじめて力をだすもの
とのこと
あとがきにかえて、から
自分の知らない自分のあることを知ることから新しいエネルギーが生れ知的生活が始まる
本を読んでいれば知的だと思っているのは素朴な知識信仰
そういう知識の賞味期限は短いから中年を過ぎればゴミになる
ゴミは進歩の邪魔になるから廃棄しないといけない
頭のゴミ出しをするのに一番強力な味方は忘却であるというところまでくれば、しめたものである
で冒頭の
年をとって忘れっぽくなるのを嘆くことはない
むしろ日々これ新しく前進する、と考えよう
老年恐れるに足らず、との心境に至れば、人生は明るく楽しいものになる
となるわけです
おおまか、多くの本や雑誌、テレビなどで言われているような内容で、自分も既に実行済みのことも多かったです
しかし、90歳を越えた外山先生の体験に基づいたキラリ光る言葉が随所にあり、流石先生でした
妄信的かしらん?
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