河出文庫
1992年7月 初版発行
2019年3月 26刷発行
解説・高山宏
160頁
兄に借りた色鉛筆を教室に忘れてきた蜜蜂につきあって、アリスは飼い犬の耳丸を連れ、夜の学校に忍び込みます
誰もいないはずの理科室で不思議な授業を覗き見た彼は教師に転校生と間違えられ授業に参加することになるのですが…
登場人物は男子のみ
成長過程にある彼らの解放と成長を描きます
学校という閉ざされた空間の中での美少年たちの微妙な心理劇を長野さんの描写力で読ませていただきました
単語にあてられる小難しい漢字から伝わってくる、その意味を越えた表現力は宮沢賢治を思い出します
不思議で懐かしい感じのする長野まゆみさんの小説世界、好きです^^
ユーミンの荒井由実時代の歌詞にも同じような匂いのものがあるような?
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