この庭園は大正六年古河虎之介が経営した東京における大正初期の代表的庭園である
大滝
十数mの高所から落ちる滝。園内の最も勾配の急なところをさらに削って断崖とし、濃い樹林でおおって深山幽谷の趣がある。曲折した流れから始まり、数段の小滝となり最後は深い滝つぼに落ちるという凝った造りである。
日本庭園の作庭者は京都の庭師・植治こと小川兵衛(1860~1933)で、洋風庭園にも勝るとも劣らない魅力的な名園を造り上げている。
武蔵野台地の土地の高低さを利用した和・洋両型式を巧みに使い分けた庭園である
崩石積
石と石が噛み合って崩れそうで崩れない姿が美しいとされる
日本庭園の中心は心字池。大滝、枯滝、大きな雪見灯籠が周囲の緑に映えて、この庭の風情をいっそう深いものにしている。
心字池
〈心〉の草書体を形取り、鞍馬平石や伊予青石などで造られた池。池を眺める要となる「舟着石」があり、正面には「荒磯」、雪見灯籠、枯滝、石組み、そして背後には築山が見られる。
奥の院型灯籠
灯袋に牡丹・唐獅子・雲・七宝透かしを、中台に十二支を、基礎に波に千鳥または波に兎を刻んでいる
この土地はもと明治の元勲・陸奥宗光の邸宅だったが、宗光の次男が古河財閥の養子になったとき、古河家の所有となった
現在の洋館と洋風庭園の設計者は、明治から大正にかけて、鹿鳴館、ニコライ堂、旧岩崎庭園洋館などを手がけた、英国人建築家のジョサイア・コンドル(1852~1920)である。
石造りの洋館(大谷美術館)
英国貴族の邸宅にならった古典様式で、天然スレートぶきレンガ造り。洋風庭園は邸主の住居であるルネッサンス風の本館とそれをとりまく方式庭や、花壇・芝生等からなる
外壁は真鶴産のの赤味をおびた真小松石(安山岩)で覆われており、雨にぬれると落ち着いた色調をかもしだす。
テラス式の庭園に植えられたバラは、春と秋に見事な大輪の花を咲かせ、洋館の風情と相まって異国情緒を満喫させてくれる
秋篠宮家の長女・眞子様のお印「モッコウバラ(木香茨)」が石垣をびっしりと覆っている
白い花弁の先に紅がさす姿が鶴の丹頂を思わせることからついた
アンジェラ
ドイツ産、微香
開花につれ色が変化する
平成18年「旧古河氏庭園」(文化財指定名称)として国の名勝に指定された
本当に日本にいるとは思えないたたずまい
パリ在住の日本人モデルの名前と言われている
我が家にも咲いています
こくのある甘い香りに、シトラスのフレーバーが感じられる
フランス産
花色が黄・桃・紅と変化する
スブニール ド アンネ フランク
アンネ・フランクを偲んで名づけられた
だんだん暗くなってきました
ライトアップとともに人も増えてきました
バラが浮かび上がります
人・ひと・ヒト
都立庭園は、江戸、明治、大正時代から続く歴史・文化・自然を兼ね備えており、いずれも国や都の文化財に指定されている。
都立文化財9庭園
浜離宮恩賜庭園・ 旧芝離宮恩腸庭園・小石川後楽園・
清澄庭園 ・ 旧古河庭園 ・ 殿ヶ谷戸庭園
3庭園は訪れたことがある。全部制覇するぞ
奈緒の家の帰り道になにやらにぎやかな音色が聞こえてきた
夏祭りが行われていた
呑川も風情があります
あっという間の3日間
おにぎりを結び、新幹線に乗り込みました