うたたねこと

ちょっぴり皮肉、かつ、お気楽
うたた寝ネコが薄目で見た日常と社会

ずるいぞ!新聞 ~ 年賀状遅配を巡って

2007-02-05 15:20:50 | ネコまたぎ~よけいな一言・社会批評
先月末、新聞投書欄(朝日新聞大阪版)に年賀状の配達が遅かったという投書が、2,3通まとめて載せられていました。 その前にも、年賀状の遅配を指摘する囲み記事が掲載されていました。 確かに今年は年賀状の配達がいつもより遅いようで、1月中旬頃まで、ダラダラと届いていました。

けれども、それは年末から予測できたことで、その責任の一端はこの新聞にもあると思うのです。

昨年12月中頃のこの新聞の日曜版に、年賀状はいつまでに出せば元日に届くか、という記事で、「郵便局は25日までに出せと言っているが、30日でも元日には届く」という内容のものがあったのです。

それを見た時、今まで30日でも届いていたとしたら、それは多くの人が早めに出しているおかげだろう。もし、この記事を真に受けて30日に出す人が増えたら、とても元日には間に合わないのでは?と感じたものです。

主婦がグウタラな我が家では、正直言って期日までに出したことありません。 でも、それで遅くなるのは仕方ないと思っています。 ま、気持ちの問題だから、出すことに意義がある、なんちゃって。
元日にもらう方が嬉しいのは解るんですけどネ。 遅れてずいぶん失礼しているかも知れません。 でも、師走に入ったばかりで、「明けましておめでとう」なんて、なんか嘘くさくて… まあ、それも言い訳なんですが。
それにしても、郵便局がこの日までと言ってるのに、何の責任も持たない新聞がもっと遅くていいよ、みたいなことを言うのはどうかな?と思っていました。
案の定、今年はだいぶ混乱したようです。

ここで納得できないのは新聞の態度。
あんな記事を書いた以上、自分たちだって責任があるはずなのに、お詫び、反省どころか、そんな記事を書いたことさえ素知らぬ顔で、郵便局を責める調子なんですね。

ほんっと、ずるい、汚い。 前の記事のことを読者が覚えていない、知らん顔で通ると思っているとしたら、全く読者をバカにしてますね。

みんながみんな、この記事を見て出すのを遅らせたわけでもないと思うけど、こういう情報って、出所がはっきりしないまま、口コミで広がったりしやすいんですよね。 「30日で大丈夫らしいよ」なんて。 人間って弱いものだから、都合のいい情報は信じたくなるものです。

責任逃れみたいに、(郵便局が期限とした)25日に出したのに遅れた、という投書を載せたり、民営化による混乱、なんて分析してみせてるけど、民営化による混乱なんて、十分予想が付くでしょ? そういう時期に、遅出しを奨励するような記事を出せば、一層遅くなるに決まってるじゃない? むしろ、混乱で遅れが予想されるから、早めに出しましょうと勧めるべきじゃない?
悪く解釈すれば、そういう混乱を起こして新聞種にしたくて、わざわざ12月に遅出し奨励記事を載せたとも受け取れます。

先頃のテレビの情報捏造について、「批判的に見よう」なんて記事をこの新聞は載せていたけど、新聞だって同じ事。
頭から信用しない方がいいですよ。





コメント
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