うたたねこと

ちょっぴり皮肉、かつ、お気楽
うたた寝ネコが薄目で見た日常と社会

再度、情報を正確に~震災復興に向けて

2011-04-30 13:43:31 | うたたねこと~日々雑感
東日本大震災から50日以上が経ちました。
犠牲となられた方々の四十九日には、被災地だけでなく各地で鎮魂、追悼の行事が行われています。 改めて犠牲者の冥福と、残された方々の状況が少しでも良くなることをお祈りいたします。

四十九日といえば、平時ならこれで一区切りの節目になるはずですが、まだ行方不明の方々も多く、瓦礫も片付いておらず、原発事故収束のめども立たないまま…。
支援も復興もまだまだこれからだけれど先の見通しが立たずに、焦りと無力感に苛まれる人も多いのではないでしょうか。

政府の対策が後手後手と批判され、それが定説となっているけれど、それを言っているマスコミや野党の対応はどうだったんでしょう。 ケチをつけ足を引っ張ってるだけとしか思えない。 批判されている政府や東電の対策がどのような物で、どこが問題なのか、きちんと報道されていないのでよく分からない。 
マスコミの尻馬に乗ってブログやツィッターで政府批判をしている一般人で、問題点が分かって言ってる人はどれくらいいるんでしょう?

私は元々支持政党無しだし、政治経済にも疎いのですが、こんな事やってて良いのか心配で仕方ない。
震災直後、菅政権の支持率がやや回復したけど、それは本当の期待や支持ではなく、こんな時に勢力争いや政権交代している場合じゃないから、とにかく頑張って欲しいという意味だということはよく分かります。 野党だってさすがに協力するだろうと思ってました。
ところが、とんでもない。 何タラ菅タラ言って、いっこうに協力はせずケチつけるばかり。 自民党と仲良のいいメディアも同じ。
ここで協力して救援・復興がスムースに行ったら菅政権の手柄にされてしまう。 ここはケチつけて引きずりおろして、あわよくば取って代わろうと目論んでいるかのようです。

それで困るのは被災者、被災地じゃないですか!

本当に被災者や国民の立場に立って提言・実行しようとしている政治家の存在が感じられない。 マスコミも日頃仲良くしている政治家・政党に有利なように情報を操作しているとしか思えない。

もう、この国はダメかも知れない…。

そう言うと、被災地やボランティアで頑張ってる人たちがいるじゃないかと言われそうですが、個人個人の国民と国家は別物な気がします。
だったら、こんな政府、官僚、国家は潰れてもいいや、という気がするのですが、国が潰れる時しわ寄せは弱者に行くのが問題。

自然災害だけでなく、政治的な日本沈没にも備えておかなければならない。

最初この表題で、マスコミに復興のために正確で分かりやすい情報を出して欲しいと書こうとしたのですが、あの人達に期待しても無駄な気がする。
こうなったら国民一人一人が、マスコミ情報を鵜呑みにしないリテラシーを身につけるしかありません。
やはり大きな情報はマスコミから得るしかないのだけれど、それが本当とは限らないことを心得ておく必要があります。
ネット情報もマスコミの引き写しに過ぎない物が多いので気をつけましょう。
本物を見分けるのは、私もあまり自信はないけど、誰かが決めてくれる、引っ張ってくれるのを当てにするのではなく、出来る範囲で自分で判断し責任持って行動することから分かってくるのではないかと思います。


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東北の桜

2011-04-17 19:51:36 | うたたねこと~日々雑感
近畿の桜はそろそろ終わりだけど、東北ではこれからでしょうね。

今日、震災・津波の被災地、陸前高田市でお花見があったニュースを見ました。

http://www.mbs.jp/news/jnn_4702748_zen.shtml

何でもない時でも、春になって花が咲き始めるのは嬉しいもの。
こんな時だから、一層、心に沁みるお花見だったことでしょう。
自然の厳しさと優しさと…しっかり向き合って復興の一歩を踏み出す皆さんにエールを送ります。
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震災~原発はどうなる?

2011-04-09 10:09:31 | ネコまたぎ~よけいな一言・社会批評
東日本大震災・津波から1ヶ月になろうとしています。
まだ被害の全容も分からないし、義援金も届いていないという現状はもどかしい限り。

中でも福島第1原発の事故は、新聞の見出しが小さくなるのと反比例して、汚染が広がっている気がするのですが…。
マスコミは「正しく怖がれ」なんて訳の分からんことを言って、そもそも知識のない一般国民には何が正しいのか分かるわけない。 要するに「大したこと無いから心配するな」と言っているようだけど、この人ら(政治家、企業、学者、マスコミ)が「原発は安全だから心配するな」といってジャンジャン作らせたツケが、この人災じゃないんですか。 その点に何のお詫びも反省もなく、「心配するな」と言われて安心出来るわけがない。 地元の人たちの生活と安全、とりわけ子ども達を早く何とかしてあげて欲しいのですが。

実は、この原発の危険性を警告した平井憲夫という人の「我々は日々被曝しているのです!」という文章の存在は数年前から知っていました。
現在ネットでも、下記のサイトで公開されています。

「原発はどういうものか知ってほしい」
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html

しかしこれを怪文書として反論するサイトも多数有り、代表的なのは下記の物です。
http://blogs.yahoo.co.jp/anti_hirai/13853289.html#62324321

これは東京電力もしくは原発の関係者らしいanti-hirai氏が、やはり東電の技術者らしい人物が平井氏の文章に反論した物に、更に補足解説した物です。
一通り目を通してみましたが、今読むと虚しい限り。
平井氏の文に多くの誤りがある、そもそも原発で現場監督の1級プラント配管技能士として働いていたという平井氏自身が書いた物ではなさそうということは分かります。
癌で余命少ないと知った平井氏が、反原発の集会などで語ったことを元に活動家の人が文章にまとめた物じゃないかと思われます(ここ、あくまで私の推測です。あしからず)。 だから、誤解や誇張もあるけれど、「(原発の)『安全』は机上の話」とか「いくら設計が立派でも、(施工の段階で)設計通りに作られていなければ」危険だとか、定期点検や被曝対策がいい加減ということは、今回の事故、特に作業員の方達の被曝で、全くその通りと証明されてしまったじゃないですか。
anti-hirai氏らは、細かい点について専門用語を駆使して反論しているけれど、素人の私にはよく理解出来ません。 もっと原発の基本的な仕組みから、池上彰さんにでも説明して貰わなければ分かりません。 anti-hirai氏らは言葉遣いはソフトで丁寧だけど、「こんな話も解らん素人が原発批判をするな」というのが本音のようにも思えます。

実際、素人の私には技術的なことはよく分からないのですが、日本の電力に占める原発の割合は3割弱だとか。 その程度なら無駄な電力を節電して、徐々に再生可能な自然エネルギー発電に替えていくことは出来るんじゃないかと思いますが。

あと原発報道で気になるのは、政府の対策が後手後手になるのを批判するのはその通りだと思うけど、そもそも原発を推進したのは現民主党政権じゃなくて、前の自民党政権なのに、それに触れる言説がほとんど無い。
原発事故早期に、菅首相が谷垣自民党総裁に震災・原発事故担当で閣僚入りを打診して断られた事態が批判されていました。 私も選挙など国民の審査を受けずになし崩しの大連立なんてちょっと…と思いますが、おそらくこの時点で政府には東電からの情報があまり入らず、東電とベッタリの自民党を引き込めばもっと情報流れてくるんじゃ?なんて苦し紛れの策だったんじゃないでしょうか?(これもあくまでも推測ですよ。)

明日、私たちの所では統一地方選の投票日ですが、民主党も頼りないけど、政府を批判することで自民党を利するのも、なし崩しの大連立なんてのも後戻りするようで嫌だし、とにかく既成政党に信用出来るところはないけど、口先だけ威勢の良い地域政党なんてのも胡散臭いし、かといって棄権するのは勿体ないし、頭の痛いところです。
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震災から3週間~今、これから出来ること

2011-04-02 09:47:28 | うたたねこと~日々雑感
東日本の震災・津波から3週間が過ぎました。

まだまだ捜索活動が進まず、被害の全貌も分からない。 避難生活の困難なところも多いことでしょう。 現地の方々の苦衷、お察しいたします。

阪神・淡路大震災の時、我が家の被害は少なかったのですが、被災状況を身近で見聞した経験から、困難な状況に耐えている方達に安易に「がんばれ」とは言いたくないのです。
「がんばろう日本」というのがスローガンになっているけれど、余力のある者ががんばって、被災者、被災地を支えようという意味でしょうね。

募金も今だけでなく、息長くコツコツ続けていくことが必要。
間が空いても途切れずコツコツというの、私は得意技ですけど…。
ちなみに、私は募金は生協を中心にさせて貰ってます。 生協も最近は一般企業とどう違うんだという感じだけど、今回の地震での対応は阪神・淡路大震災の経験が生かされていたと思います。 今後も息長い支援活動を望みます。
そのほか、見かけた時に小口の募金をちょこちょこと。 でも、政党やマスコミ関係の募金はしないことにしています。 ま、考え方は人それぞれですけど。

支援物資を送る前に仕分けるのも重要な仕事ですし、遠隔避難してこられる方を受け入れ援助するボランティアも有りでしょう。 これも、地元を離れたくない方もおられるでしょうし、難しいところがありますが。

テレビ、新聞、雑誌などが元に戻っていく中で、自粛に反対する声も出始めている。
しかし、これも程度問題だし、原発事故の根幹にある物やエネルギーの浪費を見直すのは、絶対に必要なこと。 物資やエネルギーを出来るだけ節約して、被災者、被災地に回すのがスジってものでしょ。
朝日新聞「天声人語」の「買い占めじゃない衝動買いでお金を回そう」という主張にはあきれかえる。 今、衝動に従うなら買い占めに走るのは自然なこと。 「衝動を抑えて買い控えを」というなら分かるけど。 この期に及んで浪費経済を推奨しようなんて、大新聞の正体見たりだわ。
必要な自粛か、流されての萎縮かを見極める目が必要でしょう。

 

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