うたたねこと

ちょっぴり皮肉、かつ、お気楽
うたた寝ネコが薄目で見た日常と社会

知事選挙は終わったけれど(5)ー不妊治療助成も井戸県政から

2024-12-01 06:32:27 | ネコまたぎ~よけいな一言・社会批評


前回の続き。不妊治療助成に関しても、斎藤県政の業績のように言われてますが、井戸県政時代から行われていました。 同様に該当ページの写真を添付します。前回と同じく令和3('21)年度(2枚)と、令和5('23)年度のものです。

どちらの年度でも(新)と書かれたものがありますが、必ずしも全くの新規事業とは限りません。令和5年度の県立学校施設の環境充実事業で見たように、5年とか10年の事業計画を建てて、それが終了すると次に同じ内容の事業をする時には、新規となるようです。事業や予算のことは良く知らないので、あくまで推測ですが。だから(新)とあっても、それまで何もしていなかったとは限りません。
ざっと流して見た感じで、井戸県政の時代には、諸手当の削減というのがわりと目につきました。公務員は高給とか言われて非難の槍玉にあがってますが、それなりに努力していたいたようです。細かく内容は見ていないので、どれくらい有効だったかはわかりませんが。
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知事選挙は終わったけれど(4)ー高校設備改修は井戸県政から

2024-11-29 04:38:44 | ネコまたぎ~よけいな一言・社会批評

11月13日の投稿で、教育予算の総額が井戸県政時代の方が多かったとお知らせしましたが、その内訳を調べてみようとしました。 ところが、斎藤県政の分が前に見たときと違って、目的別予算などが出ていた細かい内訳の部分が見当たりません。 何か釈然としないのですが、取り敢えず関連の箇所で比較してみました。
該当ページの写真を添付します。13日の記事では西暦で表記しましたが、HPでは年号表記になっています。細かい字のみのものは井戸知事時代の令和3('21)年度、カラーで写真付きの大きな字のが斎藤時代の令和5('23)年度のものです。

令和3年度ではアの計画修繕の○県立高校の項目とイ長寿命化·環境整備○県立高校の部分がそれに当たります。令和5年度では、真ん中赤字の県立学校施設の環境充実事業の部分です。
一見して令和5年度126億と非常に多く見えますが、これは5年分で、この年度分は[ ]内の28.5億です。それに対して令和3年度はアの20億とイの15億を足すと総額35億でむしろ多いように見えます。これは前に示した総額ともつり合っています。

井戸県政の時代は調べてみた平成30年度から同じ額の歳出がありました。それ以前は見ていませんが、最後の時期には少しずつ高校設備の改修を進めていたようです。しかし少しずつなので、順番が回って来ない所は
放ったらかされていると感じていたかもしれません。また最後の期間はコロナ禍で学校に行くことが少なく、規制緩和されて行ってみると設備が綺麗になっていて、その間に知事が変わっていて、それで斎藤さんになった途端に良くなったと錯覚したのかもしれません。

しかし、生徒や保護者が誤解するのはともかく、斎藤氏自身はそれが誰の仕事か知っているはずです。それを素知らぬ顔で手柄を横取りするばかりか、
その仕事をした前任者を何もしていないと攻撃するのは卑劣としか言えません。斎藤氏のいう兵庫県の高校の費用は全国で46位とか、70万円のプール修理代も出さないということの根拠(1次資料)も何かわかりません。
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知事選挙は終わったけれど(3)ーネット工作の影響は

2024-11-28 06:50:08 | ネコまたぎ~よけいな一言・社会批評
兵庫県知事選挙でのネットの影響はどうだったかというと、やはり相当大きかったと思います。

11月12日の新聞記事に知事選挙関連のアンケート結果が掲載されました。 それによると、知事の実績を評価する人は58%とのことで、それが投票日の出口調査では70%になっていました。この2つは調査対象が違うので、直接比較は出来ません。記事の調査が行われたのは 9、10日で、対象には選挙に行かなかった人も含まれます。その中で実績を評価する人が選挙に行ったとも考えられますが、1週間の間にさらに評価する人が増えたような感じがします。
この時期、知事は不在で新聞やTVも過去の実績など報道していないので、影響を与えるものはネット情報しか有りません。
先の記事の58%という数値も自分の実感に比べてだいぶ高い感じがしましたが、それまで生活してきての実感よりネット情報で評価する人が増えたのでは、と思いました。
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知事選挙は終わったけれど(2)ーネット工作

2024-11-26 06:59:35 | ネコまたぎ~よけいな一言・社会批評
兵庫県知事選挙ではSNSやyoutubeを中心としたネットの効果が大きかったと話題になっています。 前回、 失職後ネットを中心に擁護の声が増えてきたと述べましたが、そこのところをもう少し詳しく。

7月に斎藤氏は知事就任3年の節目に公約の着手·達成率98%と発表しました。 しかし、県庁HPに掲載されていた173項目という公約は既に削除されていて確認出来なかったのです。記者達に問われて、公約は選挙の為の物だから今は必要ないと言ったとか。 ますます信用出来ない人だと感じたのですが、ネットではこのころから、「仕事が出来る」とか、「優秀」「県民のために働いている」など擁護の声が出てきだした気がします。
着手·達成率なのにわざと達成率と誤解させる書き込みも目立ちました。だんだんそれが浸透して、批判的な意見でさえ「優秀だとしても」とか、「良いこともしているようだけど」と枕詞を付けるようになって、そのイメージが定着してしまったようです。まさに思うつぼで、このころから既に「種まき」は始まっていたのだなと思いました。

それに対してマスコミは、ファクトチェックが173項目ではなくて137項目と伝えたぐらいで、実際どんな項目があって何がどの程度着手·達成されたのかはまったく報じず、相変わらず「パワハラだ、おねだりだ」と騒ぐだけで県民の知りたいことに答えていませんでした。そういうところが信用されなくなる所以でしょう。
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知事選挙は終わったけれど(1)ー自分の判断

2024-11-24 01:50:24 | ネコまたぎ~よけいな一言・社会批評
兵庫県知事選挙、世間を騒がす結果になって、いまだに落ち着かないですが、自分の考えをまとめておきます。

先に述べたように、それほど政治に関心もなく、知事がどんな人かもあまり興味が有りませんでした。 3月の告発文書についての斎藤知事の会見を見たとき、「ああ、こんな人なんや、なるほどパワハラしそうやな。いや、今やってるのがパワハラと違うん?」という感想を持ちました。
違和感を覚えたのは「嘘八百を混じえて」という言葉。
嘘八百というと普通、嘘ばっかりと同じ意味でしょう。「嘘を混じえて」だと、では本当の事も有るんだと受け取られる。「嘘ばっかりを混じえて」だと、日本語としておかしいと誰でも気がつく。それで印象としては嘘ばっかりだけど、全てが嘘と断定していないと言い逃れできるような言い方をしているように思えました。なんだか狡い人という印象でした。
告発の内容が事実なのか、告発者の処分が正しかったのか、一般人には分かるはずは有りません。百条委員会が開かれる事になり、その直前に告発者が亡くなるという事件がおこりました。自殺と見られる、という報道がありましたが、これも真相はわかりません。
これで一気に斎藤氏を責める声がたかまり、私も先の印象があり、あまり良い感じは持っていなかったけど、まず委員会での発言を聞こうと思っていました。
しかし、委員会での氏の答弁は質問に向き合わず話を反らせるようでイライラさせられました。いっそう信用が出来ない人という印象が強まりました。
私はあまりTVは見ないし、特にワイドショーとかはほとんど見ないので、マスコミによる印象操作とかは有りません。答弁を見た感じで、不誠実な印象を受けたのです。再選された今になってワインをおねだりしたと言われているのは会議での発言を切り取られたのだとおっしゃるが、なら何故あの時そう言わなかったのでしょう? 言葉も微妙に違うようだし。会議では苺のことなど言ってないですよね。
それで不信任決議が出されることには、あまり大きな疑問は感じていませんでした。たしかに、まだ結論は出てなかったですが、県政が停滞する不安の方が大きかったです。いま思ってみると、国政選挙との関係で政党の思惑などが有ったのかもしれませんが。
不信任決議直後に、TVに出まくっていた時も、印象はそう変わりませんでした。質問には答えず自分の言いたいこと、自分は改革をしたのだとばかり言っているようでした。この時点で改革の具体的な内容はわかりませんでした。
しかし失職後、ネットを中心に擁護の声が増えてきたようです。私には理解出来ませんが。
それが選挙戦開始以後、どんどん増えるようで、その理由は斎藤氏は既得権益と戦って県民の為の改革をしたのだというのですが、私にはまったく思い当たることが有りません。とはいえ、最初に述べたように、特に政治に関心を持っていたわけでもないので、自分の知らないこともあるかと思います。調べてみようかと思いましたが、どうすれば公平で客観的な情報にアクセスできるのか? 誰それが言っているなんてのは、まったく当てになりません。そんな時、たまたま見たコメントから、教育関係の予算を調べて見ればと思いついたのは、前述の通りです。次世代の為の政策は
大事ですし、斎藤氏もそこに力を入れているように言っている。何より予算は公開されているし、数字は客観的に判断しやすい。
そこで県のHPからアクセスして前に示した数値を得ました。
驚いたことに、斎藤県政になって2年間の教育予算は額も割合も井戸知事の時代より減っていたのです。3年目にようやく額は井戸時代と同じくらいになりましたが、割合はまだ少な目です。斎藤擁護の方達は井戸氏が学校の設備を古いまま放置して、自分だけ高級車に乗ったり、豪華な県庁を建てようとしたと非難しますが、その時より少ない予算で、どうやってその時できなかった改装などが出来るのでしょう?
たしかに、額とは別に使い方、使い途の問題もありますが、私としては自分の投票行動を決めるには、これで十分と判断しました。
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予算調査のための訂正

2024-11-15 05:49:36 | ネコまたぎ~よけいな一言・社会批評
前々回の投稿で、7年分の予算としていますが、比較のために前年度のものも載せられていたので、最後の年は2年分で計8年分になっていました。

また、予算概要と書いてしまいましたが、概要はカラーのパンフレットの様なもので、ここには歳出の内訳は出ていませんでした。内訳は文字だけの(グラフも含む)ただ予算と書いてあるところに載っています。

お詫びして訂正いたします。
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より良い兵庫県のために

2024-11-13 02:20:20 | ネコまたぎ~よけいな一言・社会批評
 県の教育予算を調べてみて、私としては斎藤氏の言う「改革」はあまり信用できないと感じました。
私は今回の知事選は斎藤氏以外の人に投票します。予算以外にもいろいろ疑惑が多く、そのすべてが濡れ衣とも思えません。
 異議のある方もいらっしゃるでしょう。ここで調べたのは当初予算だけで、他に補正予算というものもありますし、額は同じでも使い途によって変わってくることもあるでしょう。疑問のある方は下のサイトからアクセスして調べなおしてみてください。 解析、検討したその結果は私にではなく、広く公表して県民が知事選で選択する参考にできるようにしてください。 選挙までまだ日があります。 煽情的で無責任な言説に惑わされることなく、少しでもましな選択をしてふるさと兵庫がより住みやすい場所になりますように。

https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk20/pa02_000000112.html
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斎藤県政で教育予算はむしろ減っていた

2024-11-13 00:37:22 | ネコまたぎ~よけいな一言・社会批評
 兵庫県のHPで予算を検索すると各年度の予算を閲覧することができます。
非常に項目が多いですが、とりあえず各年度当初予算概要の歳出の(参考)にある目的別分類で見ていくことにしました。
教育予算の額と全体に占めるパーセンテージを24年度から遡って7年分ピックアップしました。最近のものは億単位で示していますが、22年度以前は表示の仕方が違うので、億単位に直して億未満は四捨五入しています(って豪快!)。

 2024年度  3,782億円 (16,2%) 
 2023年度  3,592億円 (15,2%)
 2022年度  3,655億円 (15,3%)
 2021年度  3,697億円 (13,5%)
 2020年度  3,794億円 (19,0%)
 2019年度  3,746億円 (19,3%)
 2018年度  3,727億円 (19,7%)
 2017年度  3,716億円 (19,5%)

 当初予算は前年に決められますから、22~24年度のものが斎藤県政、それ以前のものは井戸県政の時代のものです。
 すると驚いたことに斎藤県政になって教育予算は増えるどころか金額もパーセンテージもむしろ減っているのです。 21年度は金額がやや減ってパーセンテージはガクッと減ってますが、これはこの年の商工費が急増しているからです。 その後も商工費が最も多い歳出となっていますが、これはコロナの影響なのか、そこまでは調べていません。
 20年度以前、つまり井戸県政時代の教育予算が占める19%台は歳出の中で最も多いものです。斎藤擁護派の人たちが「井戸元知事が校舎はボロボロのまま放置して1000億円の豪華な県庁を立てようとした」と攻撃しているのは、どうやらデタラメのようです。 1000億円というのも当初はもっと少なかったのが斎藤氏が差し止めたために3年の間に値上がりしたという面もあるようです。やはり擁護派のコメントで「1000億円なら今なら1400~1500億円するはず」とかいうのがあって、デマ発生の仕組みを見る感じがしました。 まあ県民としては豪華な庁舎はいらないですが、防災拠点としてある程度の規模と頑丈さを持ったものは必要でしょう。 それは今出てる候補者はみな言ってることですが。
 結局、斎藤県政で教育予算はむしろ減っていて、前のレベルに戻したのは24年度になってからという感じです。 これで井戸県政でできなかった学校をよくする政策を行ったというのは、ちょっと信じられません。
 教育予算以外はあまり見てないのですが、ざっと流してみた感じでは予算概要、つまり県の事業自体は井戸時代も斎藤時代もあまり大きな変化はないように感じました。現場で実務にたずさわる職員は同じ人たちだからでしょう。これは最初に述べた一般県民の生活や社会は変わらないという感覚と合致しています。 斎藤県政は改革も躍進もしていないというのが実感です。
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斎藤前知事は本当に改革をしたのか?

2024-11-12 22:39:35 | ネコまたぎ~よけいな一言・社会批評
長いこと兵庫県に住んでいるので、井戸元知事の時代も知っています。井戸氏は個人的に好きでも嫌いでもなかったですが、県政にマンネリ、閉塞感は覚えていました。 けれど前回、斎藤氏には投票していません。
斎藤知事になって、特に社会や生活が変わったと感じることもありませんでした。
知事について聞こえてくるのは、公用車センチュリーをワゴン車アルファードに替えたこと、給与·退職金を減額したこと、コロナに罹ったことくらいです。コロナに罹るのは別に悪いことではありません。すごく気をつけていても罹ることもあるし、人に会う機会が多ければ罹る可能性も増えるでしょうから。でも、もっと感染者の多い東京や大阪の知事が罹ってないのに、ちょっと脇が甘いんじゃないかとは感じました。はっきり言って、どんな人で普段なにをしているのか、よく分かっていませんでした。
それが、この春からの騒ぎで何だかなあと思っているうちに、県議会に不信任されて失職し、今度は知事選に出て再選を目指すという。
斎藤氏ばかりか県に対する世論もずいぶん酷くて、口を極めて罵っていたかと思えば、再出馬したあたりからは、県政改革を目指した斎藤氏が県職員や議会の守旧派に嵌められたなどという言説もネットを中心に出てきて、何が何だかわからない混乱を極めた状況になっています。
知事選の期日前投票の割合が前回より低くて、県民が無関心であるかのように責める論調もありますが、みな真相が分からず、決められないのだと思います。
マスコミ報道にせよネット情報にせよ、一般人には確かめるのが難しいのですが、気になったネットのコメントがありました。 それは「斎藤知事になったとたんに子どもの高校の設備が良くなって感謝している」というものです。この「とたんに」というところに引っ掛かりました。設備や改装など予算というものがあるので、徐々にならともかく、とたんに出来るものではないでしょう。
そこで教育予算を調べてみるのはどうかと思い付きました。斎藤氏は若者の支援を公約にしているので、斎藤県政で教育予算がどう変化しているのか、県のHPで見ることはできるでしょう。
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兵庫県はどうなるのかー知事選に向けて

2024-11-12 16:25:29 | ネコまたぎ~よけいな一言・社会批評
 私は兵庫県民です。それをまず言っとかなければと思ったら、すでに3年前の最後の投稿で、カミングアウトしていた。
どうして、それまで住んでいる県を明記してなかったかというと、兵庫県は広すぎるからです。五国と云われる自然風土の違う地域の寄り集まりで、一括りに扱われることに抵抗を感じてた。他の地域が嫌いなわけではありません。それぞれに素晴らしい特色を持っていて、特長を生かして協力しあう仲間のようなものです。「県民だより」に掲載のもぐらさんの漫画のように。この漫画、単行本になっているから、是非ご覧ください。

 ちょっと話しが逸れたけど、3年の休眠の後に投稿を再開したのは、この17日の知事選のためです。春からの知事を巡る混乱で、県民は本当イライラさせられてます。選挙で一段落するのか、さらに混乱が続くのか、予断を許しません。
自分なりに情報を整理したいとこのブログを開いてみたら、3年前の前回も選挙の話題で、なんだか因縁を感じます。普段それほど政治に関心を持っているわけではないんですけどね。選挙の時ぐらい真面目に投票しよう、という程度です。
ちなみに前回の投稿後、選挙公報が来た時、受け取ったというアンケートが付くようになりました。でも、あれだけ怒っておいて、アンケートを出したことがありません。その程度の人間です。
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